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【1:プロローグからの 姉弟 】

初の小説投稿なので、緊張しっぱなしですが頑張ります。誤字脱字ありましたらお知らせください。


二人で一つ・・・、何者にも害されることは無いたった一つの真実



「この世に、俺達以外なんて要らないんだ

ただこの一時をおまえといれば世界がどうなろうと俺はどうだっていい・・・」



「・・・」



「おまえがいれば、世界がどうなろうと まわりがどうなろうとよかったんだ・・・


・・・・・阿羅」




西暦数千年、大地は衰退し

生き物が生きることのできる環境は破滅の一途をたどっていた

人間は、世界の終わりに成すすべもなく

ただその光景に何も出来なかった。



建物は、焼け野原と化し

地球という惑星は、寿命が尽きようとしていた・・・

その中で少年少女が

その少年達のまわりだけ、どこか違っていた

地は、息をなくしたように閑散としているのにそこだけ違っていた。


少女は、横たわり

少年は少女を抱えつぶやく



「こんな世界、・・・おまえがいなければなんの意味も無い」




西暦が3000年を越した

経済が発展し、物流も変わり世界が大きく変わった時代


機械の発展している中で、

こんな中でも昔から言い伝われていたことがある

しかしその伝承は薄れていた


500年に一度、地球という惑星が産み落とすと言われる世界を動かし力を持つものが生まれると



その者は、言い伝えのとおり

世界を動かす力を持ち、そして地球を破壊し創生する力を持つといわれている。



この、数千年見たことは無かった…

最後に見たのは千年前かそれ以降か・・・



その伝承をずっと守り言い伝えていた種族がいた

しかし、その可能性は薄くなり

人の記憶から薄れた頃、



ある同時刻、違う家で女の子と男の子が生まれた。


時間は同じで、顔も似ている

異様なまでの異質の感覚…



そして、数年経ち少女少年は17歳となった。



女児は、活発的で好奇心旺盛何にでも興味を持ち元気のよい女の子となり


男児は、病気がちで体は弱かったがこちらも少女と同じく好奇心旺盛物静かで周りを惹きつける雰囲気を持っていた






**


【 姉弟 】



「修羅君っ、おはよう!!!」


「おはよう」



「天童、はよっ!!!!!」


「おはよう、今日は早いね」




ここは、進学で有名のエリート高である。


そこに、どこにでもいそうな…いや どこか周りと違った雰囲気をまとった少年が居た。少年は 温厚で優しく頭もよく愛想の良い為周りからは男女問わず慕われ、好意を多く寄せられていた。


毎日のように、学校では生徒達から声を掛けられ好印象の少年

少年の周りに人だかりが集まる中、遠くで

この学校には似つかわしく無いような声が聞こえてくる



「おいっ!!!

この前はよくもやってくれたな!!!この前の借りはかえさせてもらうからな!!!!!」


「…は?」


「っ、お前っ!!! 忘れてんじゃないだろうなッ!!!

この前俺達の学校の奴らボコッただろうがよ!!!!」


「ん~、・・・・・おぼえてない。」


「この女…っ」



少年と人だかりから少し離れた所で

明らかにこの学校の生徒ではないような男子生徒達が集まってきている。



その中心では、けだるそうな女性の声が


見た目は、凛とした顔立ちで目の引く一つに結んだ長く綺麗な黒髪

誰もが一度は、見惚れ目を惹かれるが容姿だが その容姿と反して違った言動、様子に一気に引いてしまう。


少女は、上が学ランで下はスパッツのこちらもこの学校の生徒ではないような格好

他校生と思わしき男子生徒数人に囲まれめんどくさそうに聞かぬそぶりを見せるが

それが、癪に障ったのか

いきなり男一人がつかみかかろうとする



「…」

それをひょいっと軽々とよけ、間合いを取る少女


「ぐわっ!!」


「ッ~~~、こんの アマッ!!!!!」



少女がよけた拍子に、勢いあまって

反対側にいた仲間の生徒にぶつかってしまい

それも増し、憤慨したように顔を真っ赤にさせ

少女に拳を向けたときだった。


「おい、お前たち何やってる!!」


「っ、また来るからな!!!」


聞きつけたのか、この学校の教師達が集まってきて

それを目にした、他校生徒達はめんどくさそうに少女に継げ行ってしまった。


そこに取り残されたのは、少女だけで

それを目にした教師達や生徒達はまたかと呆れと怪訝な瞳で少女を見ている。


しかし、少女の姿を優しく見つめる者も居た。



「阿羅、大丈夫?」


「…っ、修羅 か…

うん、私は何も」


「それなら、良かった…」


「そんなに気を使わなくても、私なら大丈夫

修羅こそ体は大丈夫か…?」


「ふふ、ん 僕の方も大丈夫だよ」




周りから、怪訝な瞳 嫌悪する阻害している瞳

明らかに、好意的ではない空気な中 優しく少女を気遣う声が降ってくる


優しく微笑み、少女を見つめる少年 修羅(シュラ)

少年を目にして、若干戸惑う少女 阿羅(アイラ)


普通なら、この正反対の2人が話してるのなんて不思議なくらいだが


この2人は・・・。



「あの、修羅くん…そろそろ時間」


「あ、そうだね

じゃぁまたね。 阿羅」


「 っ、あぁ」



若干入り込めない雰囲気になる二人にそろそろ予鈴のなりそうな事に気づく生徒達は阿羅から修羅を離すように間に入り促す


時間に気づくと困ったように、笑うと

また生徒達に囲まれ学校の中に入って行ってしまった。



それからは、阿羅は騒ぎを起こしたからと教師達に呼び出され説教をされていた。


阿羅は、この学校の生徒である。

一応の、席はあるがほとんど授業には出ず

見た目に反しての行動 他校生と喧嘩に明け暮れる問題の常習犯だった。






よく、学校で正反対の2人の話が流れていた。


「あの2人って、本当に…」


「でも、本当に見えないよね」


「見た目は凄く似てるのにね…性格と言うか、中身は別人って感じ?」


「というか、性格以前の問題でしょ」




2人の関係…

見た目は、映し鏡のように似ている

しかし、性格 中身は完全に正反対…


纏うオーラも人を惹きつける雰囲気も

だが、






2人は、

双子の姉弟である。





詳しく話すと、本当の双子 姉弟でもない

ある同時刻、違う家で女の子と男の子が生まれた。


時間は同じで、顔も似ている

異様なまでの異質の感覚にその両親は畏怖していた

女児、男児は親戚同士だった。


少女の名は、阿羅(アイラ)

少年の名は修羅(シュラ)といった。



彼女達の本名は 天童(テンドウ)

世界的大企業で、昔から続く家系であった阿羅たち

阿羅は本家で修羅は遠い親戚 分家に当たっていた


生まれてから、双子として育てられたが

血のつながりは親戚と言うものだけ

双子と言う言葉は、同時刻で容姿が似ていることにあたる


阿羅が本家であるために、姉として育てられたが

事実上、数秒と言う差もなくただ"本家"という立場だけだった。




そんな2人は、学校では双子の姉弟となっている。

だからなのか、色々と悪口に似たものが流れている。


「似てない」だとか昔から阿羅に対する態度は皆同じだった

ほぼ、それは阿羅に対する嫌味の言葉ばかりだった。


それは、学校だけの話ではなかった。

どこに居ても、修羅が出来る子だからと言われ

裏口を叩かれる


でも、それを気にしている様子は阿羅自身には全くなかった。

それが勘触り、あること無いこと流されいるんだがやはり気にしていない様子の阿羅だった。



似てない けど2人は、 『姉弟』


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