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青龍、勝ち上がる

「ええー!」

 今度は搭子ちゃんが大声を上げ


「私、ずっと異性の方とばかり」


「な、何を!」

 顔を真っ赤にしたアイさん、立ち上がり

「ホ、ホラ! どっから見ても、お……」


「オッサンですう!」


「オ、オ、オ……」

 アイさん、口が震えている。


 これに搭子ちゃん、笑顔で拍車をかけてきた。

「ハイ! オッサンの中のオッサンですう!」


「ウグググ……」

 残念なアイさん、いきなり泡を吹いてその場に崩れてしまった。


「これって……不戦勝?」


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