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青龍、聞く

「そ、そうか。おたくが、あの〝幻の雀鬼〟なのか!」

 名前を聞いてきた男が驚いている。


「次はそっちの番だ。名前およびプロフィールを言ってもらおうか?」


「ああ。俺は〝一発の修〟という、これでも一応はプロだ」

 なかなかの面構えだ。


「お、名前だけは聞いたことがある」

 続けて青龍が、隣でヘラヘラ笑っている男に

「で、そっちは?」


「わてでっか? 〝浪速の純〟、プロやってま。で、純チャンでよろしいわ」


「お……一切知らん」


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