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ドS委員長の心配  作者: 星宮 葉月
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第1話 下僕

「佐々木、点数どうだった?」

私は、漢字検定の結果通知がくると、すぐに佐々木に点数を聞いた。

漢字検定は200点満点で、合格は140点から。

「170点です。小林さんは何点ですか?」

「私は190点。やった、私の勝ちだね!

佐々木、お前に命じる。お前は中学を卒業するまで、

私の下僕になれ。拒否権はない。」

そう。私のお願いは、佐々木を下僕にすること。

私は小林 楓。自他共に認めるドS委員長だ。

よく友達には、『清楚で優しそうな名前なのに、性格真逆だよね。』って言われる。うん、自分でもそう思う。

今回の漢字検定は自信あったんだけど、まさかここまで完璧に勝てるなんて…気持ちいい‼︎

というわけで、佐々木は今日から私の下僕になりました♪

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