門
〜カード紹介〜
ロイヤルナイツ・速攻のハヤテ
種族・ロイヤルナイツ・ヒューマン
色・無色
コスト4パワー3
速攻(速攻の能力を持つカードは召喚酔せずに攻撃が可能)
フレーバーテキスト
「風といっしょに舞い踊ろうよ!」
俺と彼女はボーンキマイラに乗り、町を目指していた。
「凄いわね、ここまで使い魔を従順に扱えるなんて」
「そうなのか?、適当に言ったら大体言うこと聞いてくれるぞ」
俺は簡単な言葉を使い魔にかけているだけである。
てか一般人に未知の異能力なんか使えるか!と言いたい。
外壁に近づくにつれ、だんだんと町らしさを感じるようになってきた。
確かにここならば人が住んでいるだろうと思える。
俺たちが門の所まで行くと、突然上から声をかけられた。
「止まれ!」
そして一斉に弓を構えられ質問をされる。
「ここに何の用だ?」
俺は後ろに乗っている彼女に話題を振る。
「ほら呼んでるぜ」
「分かってる」
彼女がキマイラから降りて門に近づくと。
「ウルス様でしたか!、これは飛んだご無礼をいたしました、門を開けよ!」
(ウルス...、やっぱりか...)
俺は彼女の見た目に見覚えがあったので大体検討が付いていたが、名前を聞いて今確信した。
彼女は今回のパックから初登場したロイヤルナイツのSRなのだ。
門が少しずつ開いて行く。
彼女を連れてきたのはとりあえず正解だったと言えるだろう。
もしも俺が一人で迷ってここについていたのなら蜂の巣にされていたかも知れないのだから。
門の中に入ると、女性の騎士たちが剣を構えウルスの帰還を祝している。
「ウルス様!」
青い髪の少女が近づいてきた。
彼女の見た目に見覚えがあるのは、さっきのデュエルで登場したからであろう。
俺は本当にMWの世界に入り込んでしまったのだと自覚し始めた。
けど、やっぱりできれば歴戦を一緒に戦い抜いた相棒達と出会いたい。
新弾のこの子達には悪いが、俺には大切な相棒がいるのだから...。
前世での相棒達を思い出していると「そちらの方は?」と聞かれたので名前を言う。
「俺は黒神遊牙、よろしくな」
明るく答えれたのできっと好印象だろう。
てかやっぱり異世界ものにおいて、女の子の顔面偏差値が高いのは察するものがある。
今並んでいるモブ達ですら、俺の世界であれば美人の部類に入るであろうことは明白だった。
手を出して握手の意を示したら「こちらこそ、私はカスミです、よろしくお願いします」と返してくれたので安心した。
この世界でも節度を持って接すればなんとなく伝わるものだとわかったのは大きな収穫だ。
まあ、ウルスという人物のおかげかもしれないがな...。
「遊牙はね、今日からデュエルの先生としてここに住むことになったから、みんな敬意を持って粗相のないよう接しなさい!」
彼女がそうしょっぱなからそう宣言してくれたのはありがたい。
俺ができることといえばそれくらいで、実際に戦闘になれば動けるか分からない。
それに、先ほどのデュエルはあくまで練習のようなものだったので、もっとこの世界においてデュエルとはどういうものなのか調べる必要がある。
そりゃ俺の世界ではただの遊びだ。
だけど、この世界においてはきっと違う。
俺は今まで背景ストーリーも追ってきたので分かるのだ。
この世界におけるデュエルとは、時に生死をかけた戦いになるということを...。
いくら新章に突入したとはいえ、根幹の部分が変わることは考え辛い。
「こちらです遊牙様...」
カスミに案内された俺は、兵士の宿舎に連れていかれた。
〜ルール〜
ライフ
20点のライフを両プレイヤーが持ち、それをいかにして削るかのゲーム。
またあくまでライフはシールドのライフなので、1でも残っていれば100ダメージ受けても0で残る。
ただし、残り体力0の状態でプレイヤーがダメージを受けると敗北するので注意。