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生きるのが苦手なひとびと

落穂拾い―備忘録2のおまけ―

作者: 小日向冬子

ここしばらく、備忘録2の執筆のため10数年ぶりに当時の手帳やノートを読み返していました。そのあちこちに走り書きのように記されていた、詩ともつぶやきともいえないようなことばたちを拾い集めてみました。

流れていく日常に埋もれた進化できないままの夢


        ◇


大きすぎる願いが胸を締め付ける 

さなぎは自分の殻が息苦しくて羽ばたこうとするのだろうか


        ◇


大丈夫ゆっくり前に進んでいる 

ぽっかりと胸に空いた穴から希望の芽がのぞくはず


        ◇


背筋をピンと張って歩く そうやって生きると決めた


        ◇


がんばってる人がいい 

つぶれるほどがんばってしまう人がいい 

つぶれてとことん自分が嫌になって そこから這い上がってきた人がいい


        ◇


向かい風に自転車をこぐ 

ぐんぐんペダルを踏み続ける 

そら見ろ涙は僕の頬を伝ってうしろへうしろへと飛び去って行く



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― 新着の感想 ―
[一言] 進みたいという気持ち、現状に砕けるような思いでも、顔を上げてどんな風も感じていたいという願いがここにありました。 書き残しておいて、きっとよかったんだ、と思いました。
[良い点] 苦しい時、向かい風に怯むことなく立ち向かっていこうとする、小日向さんの凛々しい決意を感じました。 元気をいただきました。ありがとうございます(^-^)
2016/09/13 22:51 退会済み
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