月夜の庭
私はいらない子かな。
なんて悲観するつもりはない。
けどそう思う事もある。
お母さんには必要なんだろう。
都合のいい子だから。
お父さんには必要ないかな?
笑わないから。
みんなみんなきえちゃえばいいなんておもったこともある。
でもきっとみんないなくなったらかなしくてしにたくなる。
そんな気持ちの狭間で私は今日も生きるんだ。
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果たせなかった約束があった。
その約束は月日が経つにつれ記憶の彼方にいってしまった。
幼い頃の約束。
…なんだっけ。思い出せない。
あの日、あの時、私は誰と、なんの約束を、したんだろう。
約束があった。気がした。
果たせなくて何年も経ってしまった、約束。
私はもう覚えてないけど、あなたは覚えていますか?