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とあるファンタジーの顛末  作者: 近衛
とあるファンタジーの始まり
7/17

登場人物の詳細設定(1)

「始まり」の章終了時点での魔王様と勇者様のプロフィールです。



 


 元魔王:シリウス・ロード・ベルテッセン


 絶大な魔力と戦闘能力、そして癖の強い者が多い魔族を見事に纏め上げ、歴代最強と言われている魔王様。ただし辞職予定。異世界から召喚された勇者に倒されて説得され、素直に魔王を辞める事に同意した。

 外見年齢は二十台中頃、無口無表情で腰まである長い銀髪と金眼の超絶美形だが、中身は感情とか自我とか情緒とかの人として大事な部分が未発達な残念な美形。何処からとも無く現われて魔族を牛耳った伝説の先代魔王の実の息子。母親は不明。

 最近魔王城で働いている侍女達を中心に「外見と内面のギャップが可愛い」という意見が広がって辞職寸前なのに人気が上がっている。

 勇者に惚れられているが魔王自身は恋愛できる所まで成長しておらず、勇者の事は気に入って信頼……というか懐いている模様。勇者が現われるまで世界最強だった。



 勇者:サクラ・カミシマ(神島 桜)


 異世界から召喚された勇者で、元女子高生。次元の狭間で見たシリウスに一目惚れし、己を鍛え上げて戦いを挑み勝利、魔王を辞職させることに成功した敬語なのにパワフルな16歳のお嬢さん。

 容姿は黒髪黒目セミロングの普通に可愛い女の子。ただし飛び抜けた美少女というわけではない。十年後が楽しみなタイプ。

 女神様の眷属なので半神半人。女神の眷属として得た光の力と丈夫な身体、量だけは多いが使い方を知らない魔力、と異世界に来た当初はそこまで強くは無かったが、その全てを修業に次ぐ修業で鍛え上げ、更には剣術まで極めてフル活用して好きな人を倒し、世界最強の座に輝いた。

 シリウスに懐かれたのは嬉しいが、恋愛としてはどうやってアピールすれば良いのか試行錯誤の日々。そして羞恥心の薄いシリウスにくっつかれたり抱き締められては真っ赤になって固まる日々。




 これから章の終わりごとに、その章でメイン扱いだった登場人物の設定を載せていこうと思います。

 まずは魔王様と勇者様で。

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