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とあるファンタジーの顛末  作者: 近衛
とあるファンタジーの始まり
6/17

勇者より魔王様へ愛を込めて








 あれから色々ありました。


 魔法を覚えて、光の力も使いこなせるようになって、元の世界では信じられないような身体能力も手に入れて。


 あらゆる戦闘術を学び、強い武器防具を揃えて、頼りになる仲間も出来て。


 そして遂に、私はあの日目を奪われた、銀色の人の前に立っている。




 唇が震える。


 手が震える。


 何もかも全て、今この瞬間の為に…………!!




「……シリウス・ロード・ベルテッセン」




 落とした言葉は、思いの外空間に大きく響きました。


 あの人が私を見て、そして静かに立ち上がる。


 その姿を見ながら、私も聖剣を抜き放って構えます。




「私は勇者サクラ……サクラ・カミシマと申します」




 声が震える。


 これまでの戦いのせいで髪も肌もボロボロだし、修行で強くはなったけど女の子としては傷だらけ。

 可愛く着飾ってもいないし、敵同士だし、第一印象なんて最悪でしょう。



 だけど、それでも。



 さあ、胸を張りましょう。

 それでもこれが、私が決めた恋の形です。




「私と戦ってください、魔王……シリウス、さん」




 す、と目を細めた魔王さんが、ゆるりと杖を構えました。






 頑張って頑張って、此処まで来ました。


 だけどまだまだ足りません。


 さあ、もっともっと頑張りましょう。


 この人をたった独りにせずに、世界を一つにする為に。






これでなんとか編集は纏められたと思います。


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