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闇の進化

いきなりクライマックス いきなり勇者

作者: 海のくらげ
掲載日:2026/08/23

#####################

#まえがき



この世界には闇がいる。闇は生物の一種だが無性でどのように増えるのかも分かっていない。

闇はアメーバのように蠢き、地面にある有機物を摂取し、草花に溜まる露を吸収した。そうして活動範囲を広げていく内に有機物を分解する微生物を取り込んだ。

取り込む事で、微生物を模倣し自らもその能力を身に着けた。微生物を捕食する生物に捕食され、消化されながらも危険を理解した。

捕食し返したがそこで闇の命は終わった。ただし、捕食した情報は即座に捕食されてない部分に共有された。

そして捕食者を模倣して逃げた。かろうじて逃げた先で微生物を捕食しエネルギーを蓄えた。蓄えたエネルギーは小さな核となり、今まで得た情報全てにアクセス出来た。

手足のように末端を伸ばす。末端の数は核の大きさに比例して増やす事が出来た。核を大きくし末端の数を増やしを繰り返した。

蟻を捕食し、ダンゴムシを捕食し、バッタを捕食し、カマキリを捕食し、野ネズミを捕食し、キツネを捕食した。

その頃には草原を駆け抜ける事も出来た。風に乗って漂う匂いも感じた。かつて捕食される側だった時の恐怖についても感じた。

バッタを感じるとカマキリに怯え、野ネズミを感じるとキツネに怯えた。この世界は何と恐怖に満ちているのだろう。

この恐怖を集めたい。この世界にはどんな恐怖があるのだろう。



隊長バルドを筆頭に勇者ロイ、聖女エルセ、核を壊す精鋭部隊の核伐隊五名、後方から援護する守備隊三十名、そして闇の場所へ導くナビの総勢三十九名にもなる討伐隊がルヴィナ村へと向かった。

闇は核の大きさが能力の高さ知能の高さを表し砕けば無力化する。ただし核が再び集まり修復するまでの間までだ。

女神から与えられた権能の光で聖女は闇を滅する事が出来る。闇に近付くまで聖女を守るのが勇者。

勇者は人一倍聖女の癒しの恩恵を受ける事が出来、小さな傷も疲れもなくただひたすらに闘う事が出来た。

聖女と勇者を守るのが核伐隊。兵士の中でも適格適性審判を合格したものだけが選ばれる。

そして、闇と聖女と勇者の力が分かるナビ。ナビは闇の場所も分かり討伐隊を導く役目を持つ。


最初に出た犠牲者はナビだった。目的地の方角も距離さえ分からなくなり山の中を四方八方から来る闇の攻撃を防ぎながら進む。

闘いに慣れない聖女は権能で闇を滅するがそれ以上の勢いで闇が現れると数で押され始めた。

守備隊が一人減り二人減り、勇者ロイ、聖女エルセ、隊長バルド、そして核伐隊五名となってようやく開けた野原に着いた。

大きな核の前に人型の闇が立つ。聖女エルセはかろうじて踏ん張っていた力が着きその場に倒れ込んだ。


#####################

# いきなり勇者


『お前達では私を斃す事は叶わぬ』

肌をビリビリと刺激する敵意の満ちた声のする方を見ると、深い闇から這い出て来たとしか思えない姿をした人間がいた。いや、あれは人間なのか?

相対するのは深い緑色の軍服を来た兵士。肩から袖の先と脇から足の先まで黄色い二本線が入っている。

その手に握られた剣は刀と違って分厚くて重そうだ。

どうやら、転生したらしい。しかも見るからにいきなりクライマックス!

カップラーメンにお湯を入れて蓋を閉めたところだったし、五分のやつだからそれまでに戻ればなんとかなる!

闇としかいいようのないものに対峙する兵士と息を合わせるように周りから更に兵士が四人現れた。

五対一とはいえ異形のものがどのように戦うのか不明だ。数は多い方がいい。ここで加勢しなければ男がすたる。いや、本当は逃げたい。

武器を探して見回すと手にはナイフを持っていた。なんだナイフって。あ、俺は道案内か何かか?そっとしとこう。

視界の隅に草の上に膝を付いた男が苦しそうに息をしている女の子を抱いている。絶対にキーパソンだ。

「どうする?」その男に向かって尋ねると決意に満ちた目で「核伐隊は精鋭だ。命に替えてもあいつを斃す」と返って来た。

一人呑気にカップラーメンを気にしてる自分が恥ずかしい。


「何も出来ないかも知れないが、念の為あいつを斃す方法を教えてくれ」

男は驚いた顔で見返してくる。今まで同行していた者が聞いていいセリフではない。

男はすぐに思い直したように聞き返す。「お前、稀人か?」なんだろう稀人って。

「稀人が何か分からんが、俺は直人だ。ナオトと呼んでくれ」

男が少し微笑んだ。期待通りの回答だったようだ。後ろから剣がぶつかる音がする。

五人を相手に一歩も引かず、むしろ弄ぶかのように剣を弾く。腕二本で、と思ったら腕は三対あって両手で剣を計六本も持っている。

「ナオト、あいつを斃すには聖女の力が必要だ。今は必死に回復している」なるほど、ここまで来るのに相当の闘いがあったんだな。

「回復するまで頑張ればいいのか?それなら加勢して来るよ」

ちょっと軽すぎた。いや、確かにあの五人は強い。そして相対する闇も遥かに強い。けれど、太刀筋が見える。見えるという事は俺の方が強いという事だ。

親父の影響で直人なんて名前を付けられ子供の頃から剣道一筋だったけれど、こんな時に役に立つとは。

「無理はするな」

「ああ」

闇の前に立つ。いきなり六本全ての剣が向かって来た。


あ、なんか恨まれてる?

三本まではいける。けど、残り三本は無理。とにかく上から振り下ろされた剣を身を翻して躱しながら、突きの剣をナイフで弾く。横に薙いだ一閃を振り下ろされた剣の影に隠れて避ける。

それがやつの狙いだったか。逃げ場を失った俺に三本まとめて突かれた。

生命の危機に瀕した時に、脳は死を回避するために活性化し処理速度をあげるという。

闇の顔の向きから視線を想像しその先にあるもの、手に込められた力の具合と剣先の動きから何をしようとしているかも分かる。

ゆっくりと迫り来る剣について思案する。まだ対処可能な距離。

避ける事を考えたが、腕が何本も生えているやつだ、間合いの外から更に腕を伸ばしてくる事だって考えられる。

ほんの少し待ってから、ナイフを太ももに添えて前に出る。やつの突きを三本まとめて突き上げて軌道を反らす。

軌道を反れた一本が腕を掠めジリジリと熱い。これは命を掛けた闘いだ。スローモーションの中で上げた足と共に踏み込み下からナイフを突き出す。ゆっくりと、何の抵抗もなくやつの喉元に突き刺さる。一本!


喉を抑える手の隙間から黒い液体がこぼれ出る。そのうち膝をついた。兵士達はいきなり闇を倒した俺に驚いた顔をしながらも闇の頭を刎ねた。

「これで、終わりかな?」呑気にいうと腕を掴まれ聖女の元へと引っ張られる。痛いって。あいつにやられたの見てただろう!

あれ?痛く、ない?

「こいつはナオト、稀人だ。ナオト、俺達は闇を斃すための討伐隊で俺はリーダーのバルド。実際に斃せるのは聖女だけだがな」

「あいつ、首」切ったよね。ゴロンと落ちるとこ皆も見たよね。

「これか?」いつの間にか刎ねた首を持った兵士が言う。

「ぎゃー」くくく、首!そんなもの持ってこないで。成仏してください!ぼたぼたとこぼれる液体から煙が出てるような?顔も何だか崩れてるような?

「落ち着けナオト。闇が聖女の力にやられてるだけだ。だがこんなものでは死なん」

落ち着いてられるか!この世界は危険過ぎる!

「聖女が回復すれば勝てるんだよね?あとどれくらいで回復する?」

「こいつは闇の司令塔だ。死に物狂いで取り戻しに来るからあと一時間くらい防げれば勝ちだ」

言ってるそばから闇の仲間がぞろぞろとやって来たが五人はすぐに動き何匹かを切った。ガキンと金属音がする。あの音は何だろう。

一人が闇をずるずるとひきずって聖女の近くに来ると煙を出し始める。聖女が闇の頭を指差すと糸のように細い光が一瞬だけ天を貫き、闇が煙となって蒸発した。

なるほど、あの光が聖女の光か。もっと辺り全体を包むような光を想像していた。

「光、思ったより細いんだね」

「聖女の光は聖女の命そのものだ。こいつを斃すには今のような指先から出す光ではなくもっと強く出さねばならん。いちいち持って来ず回復まで耐えろ」

五人が頷き闇に向かっていく。息ぴったりに切り刻み頭をハンマーで叩く。さっきの金属音は何か大事なものを砕いたのかもしれない。


一時間なら毎日毎日修行を繰り返した俺には問題ない。打ち込みを三十分は行い、へとへとになった頃にようやく竹刀を構えた。

その時の記憶が呼び覚まされる。力で打つのではなく体全体で打つ。

何故かやつらは俺を目の敵にしているらしい。一斉に襲い掛かって来る。だが大丈夫。視線は分からないが筋肉は人間と同じだ。力の込め具合からどう来るのか分かる。ほんの少し下がるだけで攻撃は空を切る。左から来る。それをナイフで弾いて左に体を寄せながら右方向の突きを躱わす。そこでようやくこのスローモーションが唯一与えられた権能である事に気付いた。

防御から攻撃へ。闇に近付き首を刎ねる。力の抜けた闇の手から剣を奪いとり、隣の闇の胸に突き刺す。その闇の剣を奪い闇の足を祓う。膝から崩れた闇の首を一閃し目の前に来た闇を足で払って倒れるところを首をはねる。剣道には足技がないが仕方ない。


人型では対処できないと察したのか、闇は一斉に分裂して形を変えて羽ばたき空に舞い上がった。数で攻める気か。さすがに多勢に無勢。だがここでやめるわけにはいかない。ナイフが飛んできた。

「ナイフ使いなんだろう?使えよ」

違うんだけどなあ。違うけどありがたい。左手で受け取って返事代わりに上にあげたところで一陣が来る。五羽。なるほど、司令塔からの直接の指示がないから一斉攻撃は出来ないのか。順番に軽く払う。スローモーションにする必要すらない。二陣。同じく五羽を切ってすてるとやつらも全羽一斉攻撃しかないと理解したらしい。タイミングを測るように一度遠くに離れ、ぐるぐると旋回し、囲むように広がって一斉に仕掛けて来る。

こいつらは大きくなれば人と同じような知能を発揮するけれど、小さい個体ではそれが出来ないな。ゆっくり歩いて中心から外れながら突進して来る闇の群れを切っていった。急降下して攻撃、急上昇。それを二回繰り返しようやくダメだという事を理解したらしく急降下してそのまま攻撃が継続した。だが既に群れは単に順番に突進して来るだけの障害物でしかなく、ゆっくりと後に下がりながら捌いていくと、空には一羽もいなくなった。


 地面に落ちたおびただしい闇の鳥の群れはゆっくり触手を伸ばし隣同士くっついていく。そしてある程度の大きさになると再び獣の姿となった。だが既に闇に勝ち目はない。兵が首を刎ねる。そしてハンマーで頭を叩き潰す。ガシャンと金属音が響く。なるほど、鳥のような小さいものではハンマーで潰すにも大変だからわざと大きくしたのか。

闇の広がる草原を見渡すと、ようやく聖女が立ち上がった。

「もう大丈夫なのか?」あまり大丈夫そうに見えないけれど。

「まだ完全ではありませんが、これくらいであれば全て消し去る事が出来ます」

「無理はするな」バルドが立ち上がり聖女を制する。


地面から新たな闇が湧き出て生首を持ち上げた。『相変わらず聖女の力は強いな。どうしたものか』地獄の住人のような囁き声が距離に無関係に耳に入る。

その言葉が終わるよりも先に兵士が飛び掛かり首を刎ねる。ボトリと音がして地面に落ちた。しかしそれで倒した事にはならない。目が見開かれる。

このあと兵士がハンマーで何かを叩き砕く。だが何度か聞いた金属音は聞こえない。兵士の足は黒い闇に取り憑かれ、息を吐くよりも早く全身を覆う。そして五人は無力化された。

再び闇が地面から湧き出る。『相変わらず聖女以外は弱いな』

こいつがラスボスか。どっちにしても時間稼ぎするか。「お前は何者だ」これで十秒くらい稼げるだろう。

『我が記憶によれば、騎士は闘いの前に名乗り合う』

なるほど、失礼だった。「俺はナオトだ。お前を斃すためにここへ来た」わけではないと思う。

『我が名はジル。進化の果てに得た名だ』

ナイフでどこまでいけるのかはこいつ次第だ。ゆっくりとナイフを構える。構えたつもりだったが構えるよりも先に重たい蹴りが来た。そのままふっ飛ばされる。

かろうじてスローモーションを発動し、不様な着地だけは避けられた。肋骨が何本か折れたはずだ。いや、ずるくない?騎士って蹴りから入るもんなのか?

肋骨の痛みを無視して口の端に笑みを浮かべ立ち上がり再び構える。こういう時は余裕のあるふりをするに限る。つまりハッタリだ。


スローモーションを使っても闇のスピードには追いつかない。目では見えている。けれど手の動きが間に合わない。下がろうにもうまく足が使えない。闇は爪を伸ばして剣のように使う。身体に少しづつ傷を付けられる。

いつの間にか腕の健が切られ腕が上がらない。どす黒い血が滲み始める。それが黒い闇の染みになり、全身が黒くなっている事に気付いたがもう頭の中まで闇が侵入して来て割れるように痛い。

「う、う、我は…」闇が勝手に身体を操る。いや、脳を支配されている。「ジル様の…しもべ」ジルは脳を支配出来た事に満足して心臓を握り潰した。

脳に血液が流れなくなり、酸素が不足し段々意識が遠ざかる。そして、世界が真っ暗になった。



『ナオト、遅くなりました。ようやく調整が出来ました』

(女神様、遅すぎます。もう死にました)



全身を真っ黒な闇に覆われ、胸を貫かれ心臓を握り潰され宙に浮かされていた。闇の名前はジル。

俺は、こいつに殺された。けれど再び転生した。今度は聖女の身体に。ついさっきまで俺の死に涙していたのだろう。涙で視界がぼやけている。

腕で拭って地面に転がったナイフを拾いあげる。

「ジル、そいつはもう死んでるぜ?」

『お前は?聖女ではないのか?』

「俺か?」

靴紐をほどき、ブーツを脱ぐ。剣道には不要だ。

「ナオトだ。久しぶり」

ジルは混乱したように俺と勇者の亡骸を見比べて、今なすべき事は目の前の聖女を斃す事と理解し勇者の骸を投げ捨てる。

動きやすいように聖女のローブを太ももまで裂く。あ、俺の中の聖女が怒ってる。ごめん。なるほど、さっきまでと違うのはこれか。

(聖女、あんたの光を使うにはどうしたらいい?)

(私はエルセです。ナオト様の思う通りにしてください。サポートします)

勇者を客観的に見て気付いた。あれは俺よりも五センチほど背が低い。もちろん聖女も小さいが、既に大きさを理解してる。

(なら俺の感覚、分かるか?)

(ええもちろん。すべて分かります)


なるほど、それならこっちの都合のいいように出来るな。

ナイフを目の高さに持ち上げる。手でなぞりながらナイフの刃を光らせ、竹刀と同じ長さにまで伸ばす。

対するジルは腕を二本胸の前で交差させる。すると肩からもう一対の腕が生えて来た。あ、格好いい!

見とれていると更に腕が一対増える。三対になった途端に全方位から来るジルの剣捌きに合わせ地面を蹴る。足の裏に草を感じる。石を感じる。心地よい。

間髪入れず次の攻撃が繰り出される。上半身を少し後ろにそらす。髪が三本ハラリと落ちる。あ、ギリギリ過ぎると大事な顔に傷付けちゃう。


ジルが腕を尖らせ突き出して来る。後ろに下がりながらいなす。心地よい距離感。ナイフとは違う竹刀での距離感だ。連続して槍が飛ぶ。光の刀はその槍を簡単に切り刻む。

間合いを詰める。ジルは警戒し一歩下がる。だがそれを狙っていた。更にスローモーションで近付き喉を突く。ジルもそれを待っていたかのように刃となった腕で抱きしめようとする。

刃の触れる場所だけ聖女の光を放つと刃は蒸発し、ジルは驚きの表情を浮かべる。いや、聖女は闇を斃せますよ?

動きを封じようと地面から闇が足を伝う。闇は足に触れるなり蒸発する。いや、だから聖女に闇は効かないですってば。

ならばとジルは一気に全身を包もうと広がった。踏み込みながら光の刀を離す。人間の脳を模倣した部分が顕になる。両手で挟むとありったけの光を放出した。



『稀人とは、本来聖女の内に転生し、聖女に力を与えるもの。ようやくそれが叶いました』

頭の中で聞こえた女神の声の余韻に浸っていると、ピピピピッとアラームが鳴った。

随分長い五分だな。すすりながらそう思った。


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ルヴィナ村遠征及び討伐報告書



概要

ナビより報告のあったルヴィナ村での闇の発生について討伐隊を組み遠征を敢行し闇を討伐完了。

本来指摘された闇とは別個体の「ジル」と名乗る闇が出現。こちらも討伐済。


討伐隊

守備隊: 30名。全員死亡

核伐隊: 5名。全員死亡

勇者: 名: ロイ。死亡

聖女: 名: エルセ。生存

討伐隊長: 名: バルド。生存

ナビ: 死亡


闇に関する知見

・ナビの存在を認知し、最初の標的としている事が伺えた

・地面もしくは草に憑依し広範囲に広がる事を確認

・分裂して鳥に擬態し空中からの攻撃

 ※本体核が聖女によって弱体化している状態であり統率が取れておらず脅威にはならなかった

 ※弱体化していない状態では脅威となりうる

・ジルと名乗る新たな個体が現れたが以前討伐済のはず、要確認

 ・この結果次第では闇の個体分裂の条件について調査する必要あり

・腕を三対六本まで増やして五人の核伐隊に対応可能な応答速度あり


討伐詳細

・稀人ナオトが勇者ロイに転生憑依

 ・稀人ナオトの意識のみあり

 ・稀人ナオトは剣術の心得あり

・ロイは絶命したが、その後聖女に転生憑依

 ・稀人ナオト及び聖女エルセの意識が身体内で共存している状態との事

・聖女エルセの力と稀人ナオトの剣術でもって闇を討伐

・ナイフに聖女エルセの光を宿す事により、稀人ナオトの手に馴染んだ刀の長さまで伸ばす事が可能

・聖女エルセによると、稀人ナオトは時間を操る権能を持つ模様。世界の動く速度より早く知覚、知能が働くとの事


所感

・今回の討伐は稀人ナオトに剣術の腕があったおかげで二体の闇を斃す事が出来たが、我が国でも勇者の資質を見極め、剣士として育成の必要を感じた。

・稀人は分かっているだけでも何種類かいる。これらが女神の意図なのか、試行錯誤ゆえなのかは今後も継続して調査する必要あり。

 ・勇者としての資質を持つもの

 ・勇者としての資質がないもの

 ・実体として転生するもの

 ・精神のみ転生憑依するもの

 ・転生憑依した場合に、依代となった人と意識を共有出来るもの



以上

バルド

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