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1話 始まりの街 エルシア

舞台が盛んな街、エルシア国。この街では様々な劇やミュージカルが行われており文化の象徴としていた。

他国からも貴族や王族などが高く評価していてこぞって見に来るのだ。


そんな私、ユウナ・ローレンスはこの街で1番歴史ある劇場【レ・ミゼラ】という場所で大女優になって輝く未来を…と思っていたのだが現実はそうもいかず、小さな劇場で床掃除やら道具の片付けやらでヘトヘトになる毎日であった。


「私も…いつかレミ・アイリスみたいな女優になりたいな〜ってそんな非現実的なこと考えてもしょうがないか」


レミ・アイリス。劇舞台において天才と言われる少女。16歳にして今世紀最高の女優で

別名【奏劇のレミ】と言われている。彼女は私と同い年とは思えないほど美人で、スタイルが良くて憧れな存在。いつかあんな風になれたらいいなと思っているのだ。


「おい。ユウナ、手止まってるぞ!床の掃除は終わったのか?」


舞台の座長が呆れたように言いつけてきた。


「え?いやぁ~まだすね。なんかやる気出ないというかなんていうか…」


「はぁ…あのな、もう舞台始まるまで2時間もないんだ。これから劇の最終確認やらなんやらで

忙しくなるんだよ。しかも今日来るのはあのレミ・アイリスだぞ?しかも主役で!掃除くらい

早く終わらせてくれ。」


「へいへい…」


座長のラウルさん。2年前に私をこの劇場に入れてくれた人。いい人ではあるのだが何かと小言が多い。特に私に対してはうざいほど言ってくるのだ。今日もご自慢の髭がうなっている。意外と小太りでもある。


この日は小さな劇場でもあるこの【酒場劇場】で有名なレミ・アイリスが来るのだ。何故かと言うと、普段なかなか見に行くことができない大劇場【レ・ミゼラ】が改修工事のため舞台が他の場所にすることになったのだがくじ引きになり、この私のいる劇場になったんだそうとラウルさんが言っていた。


「憧れの人がここに来るなんて…でもこんなところにお客さんなんて入るのかな。あふれちゃいそう…」


私はワクワクの気持ちと不安な気持ちがよぎった。


そして、劇の始まる1時間半前。私は劇場の裏口から外へ出て近くの川に行き、大の字に寝そべって休憩していた。ふと眠くなってきたので少しだけ寝ることにした。


舞台が開く。客席には大勢の人。子どもから大人まで私を見ている。赤いドレスを身にまとった私は、世界的大女優として演技をする。歌も歌って踊りもして、そんな私を人はいつかこう呼ぶ【奏劇のユウナ】と。


「…ですか?」


遠くから声が聞こえる。


「大丈夫ですか?」


頭に語り掛けてくるようなこの感じは…と目が覚めた。目の前に綺麗な女性がこちらをのぞき込むように見ていた。


「え?あぁ!やばい寝てた!今何時!?」


「今は…16時ですね」


「んげ、開演の30分前だ。ラウルさんに戻らないと怒られる!?あの、ありがとうございます!起こしてくれて!ではまたー!」


私は急いで劇場にも戻った。ふと、数分前にあった人を思い出した。


「さっきの人誰だったんだろう。綺麗な人だったけど役者の人かな…」


開演まで残り15分

既に劇場内は満席の状態。お客さんもザワザワしている。ひと仕事を終えた私は、ステージから少し遠いところで立って観賞することにした。まだ始まってもないのに気持ちが高鳴る。いつか自分もこのステージに立って女優として活躍することを想像して。


開演時間

周りが暗くなる。ステージに証明が当てられる。

幕が上がり、1人の少女に視線が向かう。



そこには紛れもなく、レミ・アイリスがいた。

私の憧れで世界で活躍する大女優が。






















読んでくれてありがとうございます!

初めて小説書いたのですが普通に難しいですね…

次回の更新は未定ですが気長に待ってくれると嬉しいです!

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