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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

紅茶で溢れる心の内

作者: モチモチィ

「ただいまー」

 何気ない一言。それを聞いただけで私の心臓の鼓動が早まる。

「お、おかえり〜」

「うん。帰ってきたよ。あれ、ミネストローネじゃん。ごはん作ってくれたの?」

「うん。ずっと寝てるわけにもいかないし…」

「そっか。ありがと、(れい)

 いちの感謝の言葉に私は顔を赤らめた。

「あれ~零ちゃんお顔が真っ赤だよ~」

「‼い、いちったら…‼さ、冷めちゃうから早く食べよう…‼」

 からかってくる一を座らせて一緒に食べ始める。早速一がスプーンで具材をすくい口に入れた。

「ど…どう?」

「?どうって?美味しいけど」

 緊張から解放され私は深く息をついた。自然に体に入っていた力も抜けていく。

「ふふ、零は毎回こんな調子だね。もうちょっと自信持ったらいいのに」

「そんな…私、一に美味しくない食べさせたらと思うと…」

「気にし過ぎだって。零の作ったものなら何でも好きだよ」

 真っすぐに自分の思ったことを言ってくれる。一が私に向けて伝えてくれること。そのすべてが私を幸せにする。一と一緒に暮らすようになってから、私の最高の幸せが何回も何回も上書きされていく。

 



「おいしかった~お皿洗うね~」

 一が満足そうに流しに使い終わったお皿を持って行った。一の凛々しい後ろ姿につい見とれてしまう。

生まれてから病弱なせいで親や兄弟から疎まれ続けてきた私を、たまにしか学校に行けないから友だちもいなかった私を、一は見つけ出してくれた。

一が一の家族の人と掛け合ってくれて私を引き取ってくれた。一緒に大学行って一緒に暮らそうって言ってくれた。

私を地獄から救い出してくれた一。一になら何をされたっていい。何をされてもかまわない。むしろ一に何かしてあげたい。

何をするにも一の顔が浮かび、どんな時でも一のことを考えている。叶うのならこのままずっと一緒にいたい。

「零?」

「ん、なに?」

「明日は出席できそう?」

「あ、ああ明日ね。体調も良くなってきたし明日は行けそうかも」

「よかった、みんなも零に会いたいって言ってたよ」


 チクリと胸に棘が刺さったような感覚。胸がざわめく。

「零は可愛いからみんなのアイドルだからね」

 

 呼吸が浅くなっていく。次第にいやな気持ちになる。

 私はこんなにも一のことを想っているのに。どうして一は私の前で私以外のひとのことを考えているの?


「いち「そういえばまた告白されたんだ~」

 

 「ぇ」と喉の底から息が漏れる。鈍器で頭を打たれたときの様な、割れるような痛みが響く。

「一さんモテちゃって困るな~」

 一が。私の一が。何も知らない奴が私の一を取ろうとしてる。

「まあ、零がいるからね~。申し訳ないけど断らせてもらったよ」

 私がいるから断ったの?私がいなかったら受け入れるの?

 

...いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。一が私の前からいなくなるなんて嫌だ。一が私を捨てるなんて嫌だ。一は私のだ。一は私のなんだ‼


「…い。零、れい‼」

 一が私の肩を掴んでいる。こちらをまっすぐ見つめてきて少し恥ずかしい。

「大丈夫⁉ほら、落ち着いて、深呼吸して」

 一に促されるままに呼吸を整える。どうやら興奮して過呼吸になってしまっていたようだ。

「ほら、これで鼻血拭いて」

一からティッシュを渡される。興奮しすぎて鼻血まで出してしまったらしい。

「いち…」

「ゆっくり息吸って」

「わたしなら、だい、じょうぶだから」

「零がよくてもこっちが良くないの。一ちゃんに心配させないでよ」

「うん…」

 一に促されるようにベッドに座らされる。一の握る手の力が普段よりも強い。

「はい、これ飲んで」

 一は私にポットに入っていた紅茶を淹れてくれた。

 一と一緒に暮らすようになってから、こんな風に体調を崩したときはいつも紅茶を淹れてくれる。もともとよく飲むほうではなかったが、飲んだ後気分がすっきりするので次第に好んで飲むようになった。

 「今日は早めに寝ちゃおっか。ちゃちゃっと体流してくるから待っててね」

 一が脱衣所に駆けていく。私が病弱なせいで一の行動を制限してしまっていると思うと申し訳なく思ったが、一が私を優先してくれていると思うと気分が高揚した。







数分後、胸のあたりがそわそわしてくるような感覚に思わず立ち上がった。

(いちのかばん、なにか、はいっているかも)

 思った時にはもうチャックを開けていた。パソコン、参考書、ノート、ファイル、そしてスマホ。

(いち、だれと、れんらくしてる?)

 パスワードを入力してメールアプリの通知を見る。私以外の通知が溜まっている。

委員会の仕事を手伝ってくれませんか、同好会に入りませんか、代返して、授業でやったとこ教えて、課題見せて、と多種多様男女様々だった。

(いち、いちはにんきものだから、みんな、みんな、いちのこと、たよっちゃうんだ)

 黒い靄が心の中でうまれながらもスワイプしているとある通知に目が留まった。

『合コンの人数足りないから来てくれない?』

(?なん、で?なんでなんでなんで?いちは、いちはれいの、ものなのに、どうして?)

 一は人気者で、多くの人を引き付ける魅力がある。だからそういったものに誘われるのも仕方のないことだ。そう考えてもすぐに黒い感情に塗りつぶされる。

(いちを、いちをいちをいちを、わたしのいちをうばおうだなんて、ありえない)

 一の代わりに連絡先を削除しようとした。

「…ぁ」

 …指が震え、心臓の鼓動が大きくなり、息が詰まる。体の末端から鉛でも詰められたのかのように重くなっていく。

(いち、が、わたし、から、はなれたがって、る?)

 想像する中で最悪の落下点。考えつくべきではなかった空想。

 普通、信頼しあっている人同士ならばこんな最低の答えは出てはこないだろう。普通、なら。

(しんじられない。しんじて、あげれない。いちじゃなく、わたし、じしんを)

 強く、賢く、優しい一に対して、弱く、愚かで、卑屈な私。

 釣り合っているはずがない。共に支えあえるはずがない。心の中に常に居座り続けながらも、幸せで塗りつぶして見えないようにしてきたものが、堰を切ったように溢れ出す。

(こわい)

(こわい)

(こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい)

ぎゅっと服の裾を掴む。目じりに涙をためて俯く。声が出ないように下唇を噛みしめる。

 負の感情が襲い来るのに耐えるためにできることがこの程度しかなかった。そんな自分がよりみじめに感じて、それでまた目の前が潤む。

「いち…いかないで…」

 ひとり呟く。返す人はいない。

(だめ…いち…わたしから、はなれちゃだめ…)

 一のいない日々に想像がつかない。一のいない世界は価値がない。一がいなくなったのならまたあの苦しい地獄に戻されてしまう。

(だめ、いちをわたしのものに、しなきゃ、いちがはなれない、ように、しなきゃ)

 無い頭で考える。どうすれば一の頭の中を私だけにできるだろうか?どうすれば有象無象共に一を私のものだと証明できるだろうか?

 瞬間、脳に電流が走った。

「…そうだ…いちを…いちを、きずつけちゃえばいいんだぁ…」

 一を傷つけてしまえば、一は私に恐怖するだろう。腕や足などにでも私のつけた傷をみれば、誰が見ても私のものだと理解できるだろう。

 立ち上がる。視界に映る世界に赤黒い靄がかかる。

 一歩一歩噛みしめるようにキッチンに向かう。

「ふふ、ふふふふふふふふふhっふふふふふ」

 少し水滴のついた包丁を手に取る。掌に普段の用途では感じられない重みが伝わる。

「?どうしたの零?何か面白いことでもあった?」

 振り向き、風を切って、声のした方向に飛び込む。

「れ、い…!?」

 驚いている一の左肩を掴んで、ベッドに押し倒す。馬乗りになって、私は右手を振り上げ、一に振り下ろした。

「‼…は…く…うっ…」

 一に私の右腕を受け止められた。振りほどこうと腕を振り、拘束を脱しようともがく。

「は、はっ、はあっ、いちぃ…ていこうっ、しないでよっ‼」

「れいっ、おち、おちついてっ、なんでっ、こんなことするのっ⁉」

「うるさいっ‼だまれよっ‼」

 一の手を振りほどく。一は冷静な様子であるように努めていた。内面では動揺を隠しきれないでいるだろうと想像するのは容易だった。

「はっ、はあっ…いちが、いちがわるいんだよ?いちが、わたしから、はなれようとするからっ‼」

 一が声ともならない声で困惑を表している。私はもう一度右腕を思い切り振り下ろした。




(ああ、これで一を、傷つけて私のものに…)


































 一の身体に向けて刃が向かう。










































 不意に頭の中の霧が晴れる。







































 私の左腕が右腕を抑えていた。
































































「…ぁ、はあっ、ふう゛っ、う゛、はあっ、はあ゛ぅ」

 目の前では一の右肩の数センチ先で包丁が止まっていた。私の左腕が力のこもった右腕を必死に抑えている。

「っ、れい‼」

 一が腕を払う。音もなく包丁は床を滑っていった。

「う゛、うう、う゛う゛う゛う゛っ‼っ、うう゛っ‼」

「れいっ、れいっ‼」

 いやだ。いやだ。いやだ。自分が嫌になる。

 命の恩人を、尊敬する人を、愛する人を、自ら傷つけようとした。

 自分の中から生まれた恐怖に負けて、ひどいことをしてしまった。

 自分のことを顧みず、支えてくれた人を、わたしは。

「や、いやっ、ごめっ、ごめっ、な゛、さい゛っ、ごめんなさい゛っ、ひっ゛、ぐぅっ」

 何を言えばいいかわからない。嗚咽と涙しか出てこない。

「零」

 一が泣きわめく私を抱きしめた。細い私の身体を一の腕が囲う。

「大丈夫。私はここにいるよ。零から離れないよ」

 一が私の頭に手を乗せる。私も一の身体に手を回した。胸に顔を埋める。一の胸のあたりが次第に湿っていった。

「零が安心するまでこうしているから」

 一の服を掴む。また目が潤んでいく。それは苦しさからくるものではなく嬉しさからくるものだった。





























(零…)

 私の腕の中で零がすやすやと寝息を立てている。きっと今顔を見たら涙の跡がすごいことになっているだろう。

「はぁー」

 緊張が解けて思わずため息が出る。こんな可愛い子がまさか包丁を持って襲い掛かってくるなんて誰が想像するだろうか。

(ただここまで追い詰めちゃってたなんて思わなかったなぁ)

 病弱で家から出れないことも多い零。外で私が誰かに盗られてしまわないか不安に思ったのだろう。少し零との時間を増やして甘やかしてあげるのもいいかもしれない。

(零がまさかあんなに大きな声出して、あんな過激なことをしちゃうなんて…)

 































(最ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ高‼)



























 小さいころから親には良いことをしたら褒められ、悪いことをしたら叱られた。友人関係も恵まれ、先生からも頼りにされる優等生だった。多くの人から褒められて、多くの人から好かれた。ひねくれることなく真っすぐに育ったと思う。

 そんな恵まれた人生に転機が訪れた。

 中学三年生のときだった。自宅の前で年の近そうな女の子が蹲っていた。苦しそうだったので家の中へ入れた。親が不在だったのは幸運だった。

 とりあえず座らせたがその女の子は何も喋ることはなかった。もしかしたら人づきあいが苦手なのかもと思い、当時マイブームだった紅茶を淹れた。

 なんとなくリラックスしてくれればいいな~くらいに思っていた。差し出すと、すぐには手を付けなかったがすぐにおずおずとカップに手を伸ばし紅茶を飲みほした。

 すると女の子はぽろぽろと泣き出してしまった。女の子は服の裾で涙を拭いた。

 その時に見えた。女の子の白い腕に青黒くなっている箇所があることを。

 運動部の友達が転んだ時にできちゃうと言っていたものが、運動とは無縁そうな女の子の身体についていた。

 おかしいと思った私は女の子に詰め寄った。どうして青あざができているの。そう聞こうとした私を女の子は突っぱねた。

「あなた、には、関係ない…」

 そう言いながらも体を震わせている。まるで何かに怯えるようだったので私はより強く詰め寄った。

 パン。そんな音が頬で弾けた後、ひりひりとした痛みを感じた。

「あなたにっ、わたしの、なにがわかるの‼」

 息を荒くして、涙目で、手のひらを赤くして、女の子が叫んだ。

 私は痛みを忘れ呆然としていた。怒鳴られたのなんていつぶりだろう。少なくとも同年代の子に怒鳴られたのは初めてだった。

「あ、ああ、いやっ、ちがっ、ちがうっ、これはっ」

 呆然としていると、女の子が先の態度とは急変して謝り始めた。

「ごめっ、なさい、ごめんなさいっ、ごめんな゛ざい゛っ‼」

 私にすがるように、私の前にひざまずいて、服の裾を掴んで泣きじゃくっていた。

 その姿を見た途端、私の中で稲妻が駆けた。不意にどろどろと汚いような、きらきらと輝いているような、そんなようなものを見つけた。見つけてしまった。顔が熱くなり、手に汗の湿りを感じた。

 とにかく私はもうそれ無しでは幸せな人生を送れないだろうものを見つけてしまったのだ。

 その女の子、零という女の子のせいで私の人生は狂ってしまったのだ。




(今回は最高だったな。告白されたって言ったのが効いたのかな?いやきっとそれだけじゃないな…)

 数年一緒にいて確信した。零はリラックスした状態になると心にとどめておいた思いが出てしまう性質だ。だから紅茶を飲ませて心を落ち着かせてやれば零は思いを吐き出してしまう。それも零自信は気づいていないというのだから私にとって都合がいい。

 あの日、零のせいで私の性癖はおかしくなってしまった。自分の殻にこもり、他人に自分の想いなんて告げられなそうな子がどろっどろの思いを相手のことを何も考えずぶつけてくる。それで理性が戻ったら嫌われたくないからと謝って、泣きついてくる。

 最高だ。自分の意思で人を傷つけておいてそのくせ自分で反省してるところとか本当に堪らない。

 どうかしている。本当にどうかしている。零を苦しめて、強制的に自身の思いを吐露させて、それで零に辛い思いをさせて、その上何にも悪くない零に謝罪をさせるなんて。まともな思考ではこんなこと考えつかないし、もし思ったとしても実行しようなんて思うはずがないだろう。

 もちろん零で私が楽しむために零と一緒にいるわけではない。零が家族に暴力を振るわれていると知ったときは本当に心穏やかではなかった。両親に無理を言って零と家族になれないかと説得した。本当に感謝しかない。大学での勉強も零の病弱な体質をどうにかできないか研究するために日々四苦八苦している。

 零のことは本当に大切に思っている。零のために自分の時間を使うことに何の不満はないし、なんならもっと零に自分の時間を捧げたい。叶うなら零とずっと一緒にいたい。

 でも、やめられない。本当に可愛いのだ。苦しめれば苦しめるほど零の黒い感情が溜まっていくと思うと、過激なことをしてくればするほど正気に戻った零がどんな反応をするのかと思うと、興奮が止まらない。もう零でしか心を沸き立たせられない。

 どんなに他人が私を褒めようと、零の本音のほうが全然幸せになる。どんな他人が私に愛を囁こうと、零の謝罪の方が全然興奮する。

 すやすやと夢の世界に入り込んでいる零。私の服は掴んだままだ。私と幸せに過ごす夢でも見ているのかもしれない。

(あれ?もし、わざと刺されてたらもっといい感じになってたかも…うーん、惜しいことしたかなぁ?)

 でも、私はこんな最低なことを考えるのをやめられない人間だ。

知らないふりして零を傷つけて、加害者のくせして被害者ぶる。苦しんで、ひび割れた零の心を、私のどす黒い感情で塗りたくり、私に依存させる。

(次はどうしようかなぁ…零と何か先に予定立てといて急にドタキャンとかもいいなぁ…私が他の奴と仲良くしてる写真とか、そのままどっか泊まっていったらどんな反応するかなぁ…)

考えるだけで鳥肌が立つ。心がそわそわして、息が浅くなる。

何時までもそわそわしているわけにもいかないので、深呼吸して心を落ち着かせる。そうしてそろそろ日を跨ぎそうなので目を閉じる。

 目を閉じるといつも考えてしまうことがある。

(零に、「一人暮らしするから」って言いたいなぁ~どんな反応するかなぁ~)

 零と離れるつもりなんて毛頭ない。ずっと一緒にいたいに決まってる。でも、夢想せずにはいられない。私にどっぷり依存させてきた零。そんな零に別れを切り出したらどんな反応をするだろうか

(零のことだから「いかないで…」って泣きついてくるんだろうなぁ…紅茶飲ませたらどんなこと言ってくるかな?言葉だけじゃすまないだろうなぁ…)

 零の気持ちを考えない最低のシミュレーション。想像の中で本音を吐かせて、想像の中で謝罪をさせる。一番好きな大切にしたい人を怒鳴らせて、謝罪をさせる。

第三者から見れば狂っているとしか考えられないだろう。でも、だめなのだ。これが一番愛を感じるのだ。これじゃないと幸せになれないのだ。

(れい、れい、れい。もっとわたしにかわいいれいをみせて…)

 

 逃がさない 

 私の大切な最愛の人

 

 


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