【 チラリズムこそ最上級 ! 】
すぐ海に入るのかと思いきや記念撮影をはじめた女の子たち。
「ねぇねぇ翔く〜ん、写真撮ってくれない?」
三田さんが携帯を僕に手渡した。
目の前には水着姿の山峰さん。
僕のドキドキは止まらない!
山峰さんと美鈴さんはちょっと恥ずかしそう。
「もう!夏の海だよ!?2人ともせめて上のタンクトップくらい脱ごうよ―!」
セクシーなビキニショットをしつこくねだる三田さん。
「無理、無理!」
「恥ずかしいからいいよぉ」
僕としても彼女の際どい水着姿は見てみたい‥‥。
でもそうなれば写真どころではなくなりそうだ。
「しょうがないなぁ。せっかくの海なのにぃ〜」
恥ずかしがる2人。
結局三田さんは仕方なく二人に簡単なポ―ズをとらせることにした。
ローアングルに、ハイアングル。
ポーズや角度を変えながら何枚も撮影した。
まるで雑誌の撮影だ。
カメラを構えながらも僕の視線は山峰さんに釘付けだった。
「じゃあ最後の1枚撮るよ―」
僕は携帯のカメラを構えた。
「ハイ、チ―ズっ……」
「きゃあっ!!」
それは僕がシャッターを押した瞬間だった。
「えっ!?」
タンクトップに隠れていた山峰さんの際どいビキニ姿。
可愛いおへそと色白な細くくびれたボディ―ラインが悲鳴とともに僕の目に飛び込んだ!
ドッキ――――ンっ!!
それは一瞬の出来事。
僕の呼吸は緊急停止っ!
僕がシャッタ―を押す瞬間に三田さんが山峰さんのタンクトップの裾を思いっきり上にまくり上げたのだ!
驚きのあまりボッと火が付いたように顔が一気に熱くなる。
バクバクバクバクバクバクバクバクっ!!!
僕の心臓は大慌て!
体中から途端に汗が噴き出した。
「へっへっへ―、作戦大成功――っ!」
「あっ、あかね――っ! 何すんのよぉっ―――っ!!」
あまりの驚きと恥ずかしさにその場にへたり込み真っ赤になって怒る山峰さん。
「ごめん、ごめん! もうしないから―!」
楽しそうに笑う三田さん。
携帯の画面には彼女の決定的瞬間がバッチリ写っていた。
僕は確かに見たんだ。
ビキニの下からわずかに丸みのある胸の膨らみがチラリ。
反射的にその場にしゃがみこんだ僕。
バクバクバクバクバクバクバクバクっ!!!
体中が脈打っていた。
噴き出る汗が止まらない!
僕は本人を前に緩む顔を隠さずにはいられなかった。
「翔君、写真ありがとね!」
三田さんは僕の手からサクッと携帯をとると、ニヤニヤしながら僕の顔を覗き込んだ。
「あっれ―!? 翔君、顔真っ赤っか!」
三田さんはへへへっといたずらに笑っていた。
「ささ、泳ごう! 春花、美鈴さん! 早く泳ごう!」
三田さんと美鈴さんは、むくれ顔の山峰さんの背中を押しながらみんなで海の方へ走っていった。
「はぁ――――っ」
僕はその場にあぐらをかいて座り込むと大きなため息をついた。
顔に噴き出る汗をぬぐった。
驚いたが、いいものを見た。
僕の心臓はまだまだ激しく飛び跳ねていた。
脳裏に焼きついた彼女の白くくびれたボディ―ライン。
女性らしいそのフォルム。
思い出すだけで顔が熱くなる。
チラリズムこそ最上級だ。
「きゃ―!」
みんなが波打ちぎわで、水をかけ合って騒いでいた。
「翔―! 気持ちいいぞ―!」
「翔ちゃ―ん! 何やってんの? 早くおいでよ―!」
何も知らない井上と賢治が僕を呼んでいた。
急上昇した体温。
そこにジリジリと太陽の熱が降り注ぐ。
心の動揺度はいまだMAXだ。
でもずっとしゃがみ込んでいたら怪しまれてしまうかも。
そう思った僕は重い腰を上げみんなのところに走っていった。
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次話【 騒げ夏の海 ! 】
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