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願わくば最果てへ  作者: 白鳩
2/2

1話 僕には無理そうです

    「秀一くん、きみ人生やめてみない」

 

 俺は、彼女が言っている言葉の意味を理解することが

 できなかった。

 

 「きみ、病院に行った方がいいんじゃないか?」

 俺は彼女を関わってはいけない人間だと思った。

 

 「全くひどいな秀一くんは」

「私はきみのためを思っていってるんだよ!」


 俺の何を知っていっているのかそれはわからないが、

 彼女の話に興味があるのは事実だ。


 「きみの言っていた、人生をやめるとは一体

どういう意味だ?」


「やはり、興味があるかね秀一くん」

何処か得意気にそう言った。

 

 「私は、この世界と別の世界を繋ぐ神の使いなのだよ」 「つまり、秀一くんを別の世界に転生させるということ」


神の使いだの、転生だの、現実味がない話である。   

  だが、彼女が嘘をついているとも思えない。

  

 「もちろん、きみの意思は尊重するし多少の要求なら

  聞くことができる」


「なぜ、神は俺たち人間を異世界に転生させる

  必要がある」


 「難しい話だね」

「今、君達がいるこの世界は4つある中の一つなんだ」 「そして、一つの世界に神が1柱いる」


(アーチャーワールド)

   1つ目の世界 「剣と魔法の世界」 神・トーテム


           (ナトーラ)

  2つ目の世界 「自然と大地の世界」神・レイア


          (ワールドアビス)

3つ目の世界  「虚と知の世界」 神・ヘルス


          

  4つ目の世界  「平和と願いの世界」神・リアン


「4つ目が君が今いる場所さ、そして100年に一度この

 4つの世界の神が集まり話し合いをする時があるのさ!」


それが

            

         (ジュ・レウニオン)

           神の会議


「そしてこの会議があったのが今から86年くらい前で、その

 会議で神・ヘルスが他の世界を自分のものにすると宣言し、

 そこから86年もの間ワールドアビスとその他の世界との

 争いが始まったんだ!」


「だけど、4つの中でも特に戦闘的な世界のワールドアビス

 の戦士たちには勝つことが難しく、守ることぐらいしかでき

 なかったんだ」


「そこで、転生ということを思いついた」

「人間は他の種族と違い戦闘能力が低い分、他の種族ではで

 きない転生をすることで大幅な能力強化をし、世界の均衡を

 たもとうとしているんだ」


なるほど、実に本にしたい内容だ。


 「で、俺に世界を守れと言っているのか?」

「生憎、俺が転生しても役にたたないと思うぞ」

 




           「 いや、 」

  「君にはワールドアビスの新たな神になってもらう」


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