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短編大作選

それは本当にスマホですか?

掲載日:2021/07/21

何で、こんなことになってしまったのだろう。


共通性をもたせる。


それは、いいことだ。


バラバラだと、上手くまとまらず、進んでいかないから。


ただ、統一しすぎるのも、どうかと思う。


このカタチの、電化製品的なものを全て、同じカタチにしてしまうなんて。


紛らわしくて、やってられない。


スマホは、まあ最初から、このカタチが主流だったからいい。


でも、なんで温度計まで、このカタチにするかな。


なんで、統一しようとするかな。


せめて、全く同じ見た目に、しないで欲しかった。


色んな家電のリモコンも、そうだ。


みんな、スマホと同じフォルムになっている。


ついに、時計までスマホ型になってしまった。






友達の家に来た。


テーブルの上を見て、目を見開いた。


これは、ヤバすぎる。


同じカタチのものが7個ほど、きちんと並んでいる。


典型的な失敗例だ。


しかも、名前シールも何も貼っていない。


電話が鳴った。


友達はいなかった。


すぐに友達が来たので、電話があったことを伝えた。


だが、光ってなければ、全て同じ箱。


全て、普段は真っ黒で、ボタンを押すと光って、表示される仕組みになっている。


見つけるのにも、一苦労だ。


そんなとき友達は、用事を思い出したようだった。


友達は、その同じフォルムの箱を、ランダムに3、4個掴んで、カバンに入れて出掛けていった。


それは本当に、スマホなのだろうか。


出掛けてすぐに、電話が鳴った。


テーブルの上で、美しくスマホが光り続けていた。

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