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戸番榊の非日常~叶桐怪奇譚~  作者: スタミナ0
二章.空欄の中の可能性
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005──勝利の報酬~Appointment with her.~



 ──漆:弐:捌:拾壱──



 今日は特別な日だ。

 器宮の末端に忘れ去られた廃墟(にしては随分と設備が充実している)で、桐花やアイツと宿泊する。対意魔結界が展開されているとあって、筋肉だるまを召集することは叶わないが、今晩は楽しい一時となりそうな予感がする。

 荷物は大方あちらに移動させたし、放課後に直行するか否かを一考するだけだ。桐花は未体験のお泊まり会とあって胸を弾ませ、朝から凄い機嫌が良い。

 今日も変わらず起こしに来て貰い、俺は二人分の弁当を拵えて登校する。既に日課となり始めた作業だが、特に苦にはならないので問題ではない。いや、これをまたクラスの連中に知られれば、益々関係を疑われるのだろう。

 桐花は俺からすれば、どうみても男友達だ。変に疑惑の目を向けられても、特に差し支えは無いのだが……あのイケメン──広瀬翔に「邪魔したか」なんて聞かれたときは面倒臭かった。


 靴を履いて二人で玄関を出ると、人影が家の前に待ち構えていた。桐花が警戒に鞄へ忍ばせていたナイフを抜き放とうとする手を止める。こんな場所で銃刀違反で通報なんてされたら、折角の学校生活が台無しだ。

 俺がそちらへ向くと、そこに立っていたのは我らがアイドル──霧島朝陽だった。あちらも面食らって固まっている。そりゃ、家から仲睦まじく男女二人で飛び出して来たら、そういう反応になるわな。

 努めて冷静に、ここは紳士の俺が応対する。


「どどど、どうしたんだんだんだ?」

「サカキ、それ余計な疑惑を招くからやめて」


 落ち着け俺。危うく取りこぼすところだった。


「朝陽、どうしたんだ?」

「え、いや……その……一緒に登校しようかと」

「そのくらい全然良いぞ、な?……あれ?」


 振り向いてみると、桐花が消えていた。

 あいつ、まさか忍だったのかッ!?それとも意魔討伐専門家の手練か、凄すぎるだろそのステルス能力。

 でもこれで朝陽と二人か。中学三年の一時期は登下校一緒だったからな。俺が家から学校まで送り届けたりしてたし、たまに俺の高校受験勉強(絶望的だった学力を合格に導いたのは彼女)もお世話になった際に俺の家でやったり。中学は朝陽、高校では桐花との恋人疑惑とか、ある意味では俺幸せモンだな、この後絶望の淵に叩き落とされないか心配だわ。

 しかし、俺も朝陽も郊外ではあまり関わらないしな……良い機会やもしれん。


「んじゃ、行くか」

「うん。その前にネクタイちゃんとして」

「眼鏡があれば充分だぜ」

「意味判らないんだけど……。もう、ちょっとこっち向いて」


 俺の襟を掴んで無理矢理屈ませると、ぐちゃぐちゃだったネクタイを綺麗に正す。姿勢の所為か、朝陽の顔と距離が近い。シャンプーの甘い香りがする。危険な芳香……男子を狂わせる兵器だ。

 ネクタイから手を離し、ぱっと顔を上げた朝陽も距離の近さに気付いたのか、赤面して大きく一歩退いた。羞恥に紅潮した顔を隠すように目を逸らす姿が初々しいというか、可愛い。

 いつもの登校中の道が、どこか違う彩りに見えた。いつもは桐花だが、朝陽が来た途端に違うように見える。落ち着くというか、何だか中学の頃に似た和やかな空気になれる。

 桐花や広瀬翔の件で、最近はぎこちないから出来ればここで緩和しておきたい。


「桐花は、何で広瀬の告白断ったんだ?」

「……どうして、そう訊くの?」

「言っては何だけど、他の男なんざよりも遥かに優良物件だぞ。悪い噂を耳にした訳でもないし、イケメンで何でも出来るし、きっと正面からお前と接してくれる」

「……そうだね」

「それとも……踏み込んで欲しくないのかもしれないけど、好きな人でも居んのか?」


 ……あれ、緩和するって言った傍からなんでこんな事に?いや、まあ気になるよ、朝陽の好きな人とか。単純な好奇心で、我らのアイドルの心を射抜くような奴がいるのか知りたいし。

 朝陽は気まずそうに髪の毛先を指で弄る。なにその反応!居るの、居るのか!


「い、居たらどうする?」

「祝福も応援もする。……いや、場合に拠っては戦争だな」

「ふふ、なに?私を争って戦うのかしら」

「柔な男なら俺が追い返してやる」


 親友がふざけた奴に捕まるくらいなら殺人の罪を犯してでも止めてやるぜ!本当だよ?嘘つかない、俺は紳士であり“風使い”だから!……四割けらい(言い過ぎましたね)。

 広瀬翔はそういう例に該当していないと思うが、今回ばかりは別だな。たとえ優良物件だろうが撃退させて貰おう。男の嫉妬というのだろうか、失恋を知らなさそうなイケメンに対する嗜虐心が疼いてしまったという方が正しい。

 我ながらなんと悪辣なのだと思うけれど、それを自制する気持ちは微塵も無い。何なら合同体育祭の時に朝陽に近寄る男は全員抹殺してやるぜ、大樹を巻き込んでな!


 朝陽が俺の肩を拳で軽く小突いた。


「うん、居るよ。でも、まだ秘密だから」

「マジか……その言い方、俺ではないんだな」

「えっ……!?ど、どうして?」

「え、何となく?」


 俺の返答に顔を暗くする。どうした、もっと明確な理由が欲しいのか。何だい、期待したのかい?困るよ朝陽くん、俺の心はいつだって世界の皆を愛しているんだから。

 そんな哀しい言葉はどうでも良く、そろそろ学校にも近付いてきた頃だ。校門前には佐藤先生と……出たな、広瀬翔!

 こちらに気付くと、笑顔で手を振りながら歩み寄って来る。これか、自然体イケメンの魅力とは、凡人の俺とは大違いだな。

 気にくわない、朝陽を目指して顔を緩ませながら来るところが特に癪に障る。

 俺は朝陽と広瀬の間に仁王立ちで構える。彼の表情に幾許かの緊張があらわれた。当然だろう、昨日一方的な挑戦状を叩き付けた相手に遮られたのだから、その警戒も必然だ。後ろではこの展開を予想していなかった朝陽が困惑に広瀬と俺を交互に見遣る。

 佐藤が訝しげにこちらを見守る中、俺は深く息を吸った。奴が意を決して勝負を申し込んだのなら、相応の態度で受けとるのが然るべき対応である。


「広瀬翔──お前に朝陽は渡さねぇ、体育祭で尋常に勝負だッ!!」


 一瞬の瞠目の後、不敵な笑顔を浮かべる広瀬。爽やかイケメンが見せた獰猛な一面に思わず気圧されそうになるが、俺は一歩も退かない。ここから既に勝負は始まっているのだ。

 ……この時、俺は失念していた。佐藤先生など普段からどうでも良いと考えていた故に、屋上のような空間に思えてしまっていたのだ。目の前の広瀬翔の印象が強すぎて──此所が校門である事を、忘れていた。


 途端に、周囲で黄色い声援が上がる。






*************





「マジで疲れた……」

「お前、朝からめっさ大胆な(やっち)ゃな」


 教室で朝の一件に対する間断なき質問攻めに遭い、漸く訪れた憩の時間にだらしなく机に伏せた。憐れむ大樹の顔が腹立たしくて直視出来ないが、今日は怒る気力も出ない。

 俺との恋仲を噂されていた桐花にも被害は及び、今まで抑止力となっていた俺が消えたことで、男子共な群がり始めた。くそ、広瀬翔に拘っていた所為で桐花ががら空きになってしまったぜ。

 不逞の輩が彼女に手を出さなきゃ良いけど。

 まあ、問題の中心である朝陽なんかは女子から祝福やら質問、一部は煽りなんかもやっていて、始終忙しい様子である。赤くなって怒ったり笑ったりコロコロと表情が変わる。俺にゃ勿体無い美少女なんだな、これが。


「大樹、協力してくれよぉ」

「俺に出来る事なら少しは手を貸すぞ?」

「広瀬翔を暗殺してくれ」

「朝の自分の言葉を思い返してくれ」


 やはり正攻法しか無いか。いや、広瀬翔に申し訳無いから、勿論最初からそれしか選択肢は無い。あっても選ばない。……ほんの茶目っ気だよ、サカキジョークってやつさ。

 最近は広瀬翔は器宮東高校に通学している。その期間とは体育祭の後処理までだが、俺はヤツに隙を見せる訳にはいかない。久々に練習でもするか、走り込みとかしといて、怪我には要注意。運動で怪我なんてほとんどしたことないが。

 昼の休憩時間になって食堂に移動する面々が教室の出入り口に列を作って抜けていく。俺も桐花と昼飯でも食うかと腰を持ち上げた。

 すると、いつの間にか前の席に座り、こちらに体を向けている朝陽が居た。俺の机に風呂敷に包んだ弁当を置き、俯きながら小さく何かを呟いていた。


「い、一緒に……食べない?」

「え、朝陽が?俺と?」

「嫌?」

「全然、寧ろお前の友達に恨まれないか心配だぜ。後ろから鋏が飛んできたりしてな、あはははは!」


 ドスッ!

 俺の椅子の背凭れにカッターナイフが突き立つ。投擲したのは、やはり予想していた朝陽の友達。微かに怨嗟の声を教室に響かせながら、亡者のごとく覚束無い足取りで教室を出て行く。愛が重いというか、凄まじくて笑えない。

 まさか本気で飛んでくるとは慮外のことだ。次にまたふざけた発言したら、それこそ頭を撃ち抜かれかねんな。

 桐花も誘おうと思ったが、読書中でなんだか話し掛け難い雰囲気を醸し出している。あれ、少女漫画なのかな?それとも小説?或いは……『北◯の拳』か。あ、目が輝いた、あれ絶対に戦闘シーンだよ。

 弁当箱を展開する朝陽は、小声で俺に話し掛ける。


「菅原は、恋愛に興味とか無いの?」

「漫画や小説は読むぞ。現実はあまり無いな、俺自体が初恋とかまだだし、どちらかと言えば人の恋愛見てるのが楽しい。悶々としてるとことか、葛藤とかな」

「敷波さんは?」

「またその話かよ。俺と桐花は友達なだけだって、それにいつも二人きりじゃねぇぞ?」


 朝陽の箸が止まる。


「なら今日、委員会の仕事手伝ってよ」

「お、構わんぞ、俺を頼ってくれて。恋愛よか、人助けの方が性に合ってるからな!」

「じゃあ、一緒に帰らない?」

「俺は紳士だからな、家まで送ってやるぞ。無論、そこまで要らんと言うなら家から半径五メートルまでにしとく」

「全然妥協してないじゃない、それ」

「距離でも高度でもオーケーだぜ?」

「え、高度??」


 流石は朝陽、変過ぎて桐花ぐらいしか付き合ってくれない俺の会話にも付いて来る。これが友達ってやつだな。


「それと……さ……」

「ん?」


 朝陽が口ごもる。

 何を伝えたいのかずっと待っていると、眥を決した彼女の決然とした眼差しが俺を射抜く。


「今日、家に寄ってかない?」

「………………………………………………………………はい?」






***************




「ただいま」

「お邪魔します、穢らわしいというなら帰ります、後で塩を撒いて貰っても構いません」


 放課後、俺は朝陽の家に来た。

 広瀬翔は委員会の途中、「挑戦状を受けて、漸く本当の気持ちに気付いたんだね」とか、「この方がやり甲斐があるよ」とか、とんでもない勘違いをしていたが、訂正しても照れ隠しだって聞いてくれなさそうだし止めた。まあ、寧ろその方がお前を牽制できて良いんだけどね!

 でも──これは流石にヤバイな。

 よく見たら家に親は居ない。以前聞いたが、朝陽の親は俺の所とは違って厳しい規律が家庭内にあり、それを強いられているらしい。教育においても手を抜かず、大会で勝利できなかった際は近くの道場で激しい稽古を行うほど。

 現代に残るスパルタ教育の典型だ。前に話を聞いていたから身構えたが、どうやらまだ会社勤めらしい。

 まあ、俺もゆっくりする積もりはない。夜には廃墟に集合して、お泊まり会をするんだから。


「朝陽の家か、そういや玄関にも入った事なかったな」

「……私が断ってたからね」

「まあ、確かに。怪我に付け入って近寄る男だと勘違いされかねなかったしな。俺の見た目、完全に眼鏡だから」

「最後のは本当によくわからない」


 何やかんやで朝陽の部屋まで直行した。

 ……え、俺これ女子の部屋に入るの初めてじゃね?そう考えると興奮……というよりは、恐怖感がある。何か粗相が無いかとか、身嗜み気を付けたりしなきゃいかんとか。あ、でもそれ意中の相手への対応だから無いな。

 失礼無い程度に、常識人の弁えでいつものように楽しむ。でも、俺を家に呼んだ理由をまだ知らないんだけど。

 朝陽が扉を開ける。

「入って」彼女の合図に合わせて入室した。

 中は女性らしさ、というものがない(失礼だけど)。剣道大会の賞状やら、竹刀とか胴着、後は教材ばかりで思い出の品みたいなのが殆ど見当たらない。唯一見受けられたのは……中学の修学旅行で行った京都の飯屋で俺と二人で撮った写真。

 あの時は確か、俺と朝陽以外が変な気遣いして途中から消えたから、仕方なく二人で京都の名店とやらを目指した。いつもは大盛況で学生には難しいのに、運良く入店して店のオススメを食えた記念で撮影したやつだ。

 懐かしくて思わず手に取る。朝陽が気付いて取り上げようとする。


「あっ、ちょ、それ!」

「うわっ、止めろって」


 襲い掛かる朝陽を躱そうと体を巡らせたが、足許のクッションで滑ってそのまま転んだ。後ろがベッドであった事が幸いし、転倒の衝撃は避けられた。あ、汗掻いたのに(まず)いな。

 そう考えた直後に、上から朝陽が倒れ込む。どうやら俺の足に引っ掛かったらしい。

 受け止めてやろうかと抱き締めたが……うわ、やべぇ。その、あの、アレの感触が特に……うん、量感あって艶かしくて、ああ、はい。

 腕の中が熱い。朝陽の耳は真っ赤になっていた。うん、事故とはいえ大変だな、これは。多分、俺もいまそんな感じだ。

 …………ええい!!煩悩滅殺ッッ!!!!


「あ、あの、ごめ」

「………………気にするな(⌒‐⌒)」

「ど、どうしたの、何か怖いわよ」

「別にそんな事ないぜ?(・。・)」


 何だろう、今日は凄ぇもどかしい!

 落ち着け俺!素数を数えるんだ!3637……3643……3659……3671……3673……3677……3691……くそ、どっから数えても冷静になれん!

 俺が放すと、朝陽はばっと跳ね起きた。まあ、そりゃ幾ら友達でも急に抱き締められたら嫌だわな。話題転換、話題転換……!


「俺もあの写真、飾ってるぞ」

「本当に?」

「修学旅行で一番楽しかったのって、朝陽と二人で歩いた時と、大樹とかと女湯覗いた……時……」

「……今、何て?」


 あ、ヤバイな。黒歴史を意図せず暴露しちまった。見てないよ?成長過程の朝陽の体とか、微塵も見てないよ?一言あるなら、「ごちそうさま」ってくらい?……ばっちり見てました、はい。


「最低、変態、クズ、眼鏡」

「おい、眼鏡をバカにするなよ、それだけは許さん」

「どうして眼鏡にそんな誇りがあるのよ」

「これは母親が買ってくれた、唯一まともなやつだからな」


 憧れの存在である母親が下手物やら何やらを置いてく中でも、唯一使えてしかも心がこもっていたのはこの眼鏡だ。無論、視力の良い息子になぜ贈呈するのかは意味不明だけど。

 そんな俺の話を聞いて、朝陽が俯く。


「……私は、親にプレゼント貰った事ないな。そういえば、友達からは毎回チョコだから残ってないし」

「その髪留めは自分用か」

「うん……」


 寂しそうだな。


「じゃあ、俺が体育祭のリレーで一位になって賞状プレゼントしてやるぜ」

「出来るかしら、広瀬君が居るのよ?」

「そうだなぁ、朝陽の応援がありゃ負ける気しねぇ」

「ふーん……じゃあ」

「じゃあ?」


 朝陽が笑ってこちらに振り向く。


「あなたが勝ったらデートしてあげる。その時にプレゼント買って」


 ………………………………………………………………マジ?

 聞き間違いじゃないよね?嘘じゃないよね?この美少女と?デート?逢瀬?ワクワク体験?


「おい、その言葉は本当か?」

「う、うん。二言はないわ」

「本気だな?本当に良いんだな?嘘なら今言っとけよ」

「嘘を言ってどうするの?」


 よし、また一つ体育祭での気概が増えた。


「おし、絶対に負けねぇ。女子との初デート、朝陽となら文句無い。何ならもう他で満足しないレベルの楽しみだわ」

「やる気、出た?」

「お前は俺の勝利の女神になった。絶対に勝ってやるから、当日用の可愛い服とか見繕っておけよ?」


 小癪な笑顔でうなずく朝陽。これで言質は取った、もうやる気しか出ないね。やってやる、もう広瀬翔なんざ怖かねえ。


 その後、俺は朝陽と少し遊んでから帰った。

 心踊る思いが軽快な足取りとして表出してしまい、周囲から凄い視線を集めてしまったが気にならない。広瀬翔に勝って、俺は必ず朝陽とデートするぞ!


 ……でも、俺はまだこの時知らなかった。

 この後に押し寄せる、悲劇のことなんて。







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