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怪しい母の怪しいレシピ

※注意 童話を読んでいらして下さった方へ

 恐らくイメージの崩壊が起こると思われます。

 イヤ~と云う方は、ブラウザバックをお願いします。


 料理は、出てきません。

突然ですが、初めまして。神と申します。かみではなくじんと読みますが、本文上には滅多に出てこないと思われるので好きに読んで下さい。以下、文体が変わります。


    *****


〈登場人物のご紹介と残念すぎるお断り〉



ここに出て来る主な登場人物は、三人である。


一人目は、言わずもがな私であるが、ここでは自分を母と記す事が多々あると思われる。何故ならば、母として存在している事が圧倒的に多いのだ。神さんでもなく雪さんでもなく、~さんのお母さんである。時折その事に、自分自身とても馴染めない物を感じるのも事実ではあるが、だからといって強く否定する程の事もないので、どう見ても私よりも年上であろう子等の担任の先生から、「お母さんは~」等と呼ばれても、ニコニコと返事を返している。

ただし、私の伴侶には別である。これは婚姻前にきつく申し渡している。いつか子供ができたとしても、決して私に「お母さん」と呼び掛けないように、と。


二人目は、もう成人しているが、未だにすねかじりをしている大学生の娘〈しもべA〉である。親である私が言うのもおかしいが、良くも悪くも感性のみで出来ているように見える。暇があろうが無かろうがお構いなしに、創作活動に従事している。漫画とかイラストを描いているか、小説を書いているか。最近は人形作りに凝っている様である。もしかしたらこちらのサイトにもお世話になっているのかもしれないが、お互いのプライバシーは尊重すべきだと思っているので、確かめた事はない。その方がお互い幸せというものだ。


三人目は、恐らくここで大いにネタにされるであろう、現在中学三年生の息子〈しもべB〉である。私を怪しい者扱いした、張本人である。これまた私が言うのも何だが、非常に真面目である。融通は効かないが、いじり甲斐がとてもあるのだ。彼は鉄道がとても好きだが、鉄道オタクとは違うと主張している。どうやら友人達には知られたくないらしく、興味の全く無い話題のドラマや歌手の話について行ける様に無駄な努力の日々である。


ここで疑問に思った方があるかもしれない。四人目の存在である。しもべ達の父であり我が伴侶であるが、諸事情により単身赴任中でありこれまた諸事情により話題にはしないので悪しからず。大人の事情というやつである。



さて、では何故ここにこのような読む人も無いであろう駄文を書いているかというと、最近アレが頭から離れてくれないのだ。織田信長と言えばのアレである。“人生、五十年~”。織田信長は実際には五十まで生きなかった様だが、いつの間にか同年齢に超接近している事に気がついたのだ。

何もしないで後悔するより、恥を晒そうが何か形に残る物を一つ二つ遺しても良いのではないか。要は、開き直りなのだが、万が一にも読んで頂けてこんな変な奴だって世の中には居るのだからと、少しでも思って頂ければ望外な幸せである。



もう一つ、お断りしておく事がある。文の始めは一文字下げる等の諸処のルールであるが、一切合際不問に附して頂きたいのだ。これを私はタブレットでチマチマと打っているのだが、横書きの一文字下げは自分がとても打ちにくいのだ。幸い高機能執筆フォームという優れものがあるので、万が一ご要望があればいそいそと改稿するつもりはある。

それから、この“~である”という書き方だが、上から目線と言われようとも、残念な私の頭の中では自分自身を語る場合これしか出て来ないのでご容赦頂きたくお願いしたい。まあ、ただの我が儘であるのだが。

それでもいいと思われる、寛大な精神のそこの貴方。初めに申告しておくが、私はかなり自分勝手で我が儘な人間なのだ。しもべ達には横暴だとか、俺様だとか、女性に掛けるには失礼な言葉を浴びせられているのだが、それを褒め言葉と解釈して、俺様上等と開き直るのが私なのだ。



とりあえず、判って頂けたであろうか。つまり、これからここに記していくのは、我が儘で俺様な、世間で言う単なるおばちゃんの、おばちゃんによる、おばちゃんの為の、独り言なのだ。高尚なる話題は皆無であろうし、時系列も行ったり来たりするだろう。話題にだけ出して、結論無しのどうしようもない話もかなりの確率で存在していくに違いない。開き直ったおばちゃん程、怖いものはないのだ。



ここまで書いて、体力が尽きそうになっているのだが、これでは単なる長い前書きと同じである。そこで、自己紹介がてらどうして私が「怪しい母」等と呼ばれるに至ったのかを記して、初回のお話を締め括ろうと思う。かなりスペースを空けるが、ご容赦頂きたい。









*** 怪しい母誕生悲話 ***




私は我が儘ではあるが、あまり物欲が無い。

食べるものも、着るものも、自分自身はどうでも良いと思っている。宝石やブランドものにも、興味が湧いた事が無い。一日出掛けると一週間寝込む虚弱体質なので、滅多に外出することも無い。美味しいお料理は好きだと思うが、予約したり行列に並んでまで食べようとは思えない。肌が弱い事もあり、化粧も最低限だ。


バイクツーリングが若い頃の楽しみだったが、ヘルニアをやってからは、125CCのスクーターで我慢している。欲を言えば、大型の限定解除をしたかったが(持っているのは中型免許)膝と腰に爆弾があり、寄る年波で最近は、寒かったり雨が近づくとジワジワと痛いのだ。

いつか北海道の大自然の中を、バイクで走り抜けるのだ~というお約束な野望は、箱根の峠と日光のイロハ坂を攻めただけで終わってしまった。今でも初夏になると、バイク欲しいな~と血迷うのだが、朝晩寒くなって来ると自制して正解だったと自らを慰めている。同じ道路を走らせる物でも、車には全く興味が無いのが不思議である。免許は取ったが楽しさを感じられないので、車に関しては所謂ペーパーである。世のため人の為になっていると思う。数少ない社会貢献だと自負している。



……ちっとも話が進んでいない。私の悪い癖である。何故か話が明後日の方向にズレて行く。



そうそう、物欲はあまり無いのだが、唯一あるのが活字である。ここで本としないのは、勿論どのような分野であれ本が何より私の物欲を刺激するのではあるが、手元に手頃な物が無い場合、新聞でも広告でも手当たり次第読みまくっている。料理をしている時でさえ、長時間かかる煮込み料理等の時はコンロの前に常駐している椅子に収まって、至福の時間を過ごしている。

何故ここに椅子が有るのか? ヘルニアのせいで、腰が痛くなるからである。決して本が読みたいが為ではない。今、火の気の無いコンロの前に篭っているのは気のせいである。しもべ達は、“母の砦”等と失礼な事を言っているが、良いじゃん、落ち着くんだから。


ここで問題になって来たのが、我が家の財政状況である。現在我が家は、稀に見る経済危機に陥りそうなのだ。家を仮にも二軒維持し、私立大学生がいて中学三年は塾通い。公立が駄目になったら私学生二人。無論単身赴任手当なるものの支給も受け、一人頑張ってくれている伴侶に感謝はしているが、諸事情で共働きが出来ないので、とりあえず自分の経費節減を考えたところ該当するのは本代だけである。連載物は経費計上しよう。しかし、新刊は危機脱出まで凍結とする。


こうして、私の唯一に近い外出先がなくなって繰り返し在庫の本を読んでいたある日の事だった。

そんな私の目の前に、突如天国が顕れた。

所謂ラノベを読んでいたのだが、作者紹介欄に、ここ『小説家になろう』様の記載があったのである。アクセスして驚いた。なんと、無料で沢山のお話が読み放題!! 狂喜乱舞したのは言うまでもない。

今まで手に取った事の無い分野のお話や、上質のエッセイや詩、クスクスと笑える物からげらげらと大笑いしてしまうコメディータッチなお話。そして涙、涙の物語。

活字万歳! 作者様ありがとう!

私の大発見は、秘密のへそくりで購入したタブレット端末と共に、私に再び至福の刻を与えてくれたのである。


ところが、この至福の時間がおかしな方向に向き始める。きっかけは、しもべAが小遣い稼ぎに某飲食チェーン店でバイトをし始めた事だった。帰宅が午前2時頃になるのだ。

確かに成人しているものの、世帯主は私である。いくら国道沿いの都会とは言え、ぼんやりな娘が一人帰って来ないのは気になるのだ。眠れない私は、Aの帰宅まで至福の刻を過ごす。結果、夜中の静まり返る、最低限の明かりの中に、押し殺した笑い声が洩れてしまう。


「最近さあ、夜中に変な声がしない?」


しもべBが宣うが、


「疲れてるんじゃない?」


と、すかさず返す。ここで躊躇っては、母の威厳が丸つぶれである。


「なんか、気味悪いよなあ~」


ここは無視する。しもべBは何処か納得がいって無い顔をしているようだが、しもべの精神衛生より、難しい年頃を適度に抑えられる威厳の死守を選択する。


しかしである。ある晩私は痛恨のミスを犯してしまった。その日、本当に久しぶりに、笑いのツボが合いすぎるとある作者様の更新があったのである。余りに嬉しかった私は、ついうっかり読み始めてしまい……後はお察しの通りである。抑えきれなかった、むしろ抑えた事で怪しさが増した笑い声に、しもべBが起き出して一言。


「母よ。怪し過ぎるから、勘弁して」


こうして私は怪しい母認定を受けた。おまけに読んでいるものまで、怪しい物認定されてしまった。


「そんなに、面白い?」


という問いに「まあねえ~」とはぐらかした。R18だったのだ。しもべには言えない。私だって、しもべが聖人の如き生活を送っている等とは全く考えていない。私にだって、15だった時があったのだ。遥か昔だけれども。だがしかし、母という生き物が、R18のしかもBLというカテゴリーに大笑いしていたなんて、まだまだしもべには知られる訳にはいかないのだ。


結局、私がタブレットを抱えてコンロの前に陣取っている時は、『しもべ等には言えない怪しい物を見ている怪しい笑いを漏らす母』認定を受けてしまったのである。



先日、童話を初めて投稿してしまった。思いがけず沢山の優しい人々に読んで頂けた様で、投稿時間前からソワソワしていた私は、食事もせずにコンロの前から全く移動せずにタブレットを覗き込んでいた。投稿時間が過ぎてからも、心ここに有らずを絵に書いた様な状態だったらしい。


「今日は、何時にも増して怪し過ぎるね」


ふと、我に返った私の目の前に、何やらとても残念なものを見つけた様な顔をした、しもべの顔があった。



今、私は悩んでいる。作品名は「怪しい母」でなく、「残念な母」にすべきだろうか……?


お読み頂いて、ありがとうございました。

需要は全くなさそうですが、続きます。

なお、次回からはここまで長くはなりません。

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