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絵本を開けば、

絵本を開けば、その3

作者: fyin

 王道?うん割と好きだよ(以下略)


「ようこそ、愛しの姫君。」


「うん・・・ゴメン、真面目に謝るよ。本当ごめんなさい。」


 どうやら今回は相当当たりどころが悪かったらしい。

蹴り倒されて起き上がった彼は、熱っぽい目でキラキラと美形オーラを振りまきながら今時少女漫画でも使われないセリフを言ってのけた。

ごめん・・・私が悪かった。


 打ちどころが相当悪かったと予測される。

というかそもそも魔王ならこれくらい避けろよ的な感じが否めないが、非はこちらにありそうなので黙っておく。



「その方は別に打ちどころが悪かったわけではありませんのよ。」


 まさにゴージャスな美人だった。


「貴女はまさか魔王女サマ?」

「いいえ宰相ですわ。」


 相変わらず配役が斜め上すぎる。


 さてなんでも、この魔王(笑)はかなり酒に弱いらしい・・・なのに酒好きとか、ワロス。

それでさっき悪友に進められて一杯だけ飲んだらしい。

そこにプラスアルファで私の踵落としがきた・・・と。原因は一つではなかったというワケだ。

よかった。私悪くないってよ。


「ところで、貴女のお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」


「なんだかとても今更な気がしますけど、いいっすよ!その美声で私の名前を是非呼んでください!」


「あ、やっぱいいです。」


「めげませんよ、幸奈といいます!」


 とりあえず、美味しいお茶とお菓子を出してくれる美女は正義だと思った。



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