―第二話ロナの森まで
こんにちは!ここまで読んでいただけてぅれしいです♪楽しんでもらえてるでしょうか?…て言ってもまだ二話目ですけど<<笑 これからもっとおもしろくなる予定なんで!雑な文ですが読んでやって下さい★
―第二話―
2人はガウロに続き宿屋を出、ロナの森とはまったく逆方向に進んでいた彼を見つけると、
ディオルがニマニマ笑うのを横目に。ルネットが再び厳しく説教をした。
そして3人はやっと目的地へ向かい足を進めた。
「まったく!方向も解らないくせにすぐ飛び出して!町にいるからって安心しきるなっていつも言ってるでしょ、どこで闇者が出て来るかなんて誰にも解んないのよ?」
「大〜丈夫だって、ちゃんと武器持ってるし〜。ルネってば心配性だなぁ♪」
何がうれしかったのか、
ルネットにはサッパリだったが何故か機嫌良くガウロが言った。3人は今、森に向かう細い街道を歩いている。
「別に心配してないわ。あんたの所為で任務に支障がでたら私が迷惑なだけ。」
サラッと言うルネット。
「はいはい♪」
「ちょっと…ちゃんと話聞いてたの?」
呆れ顔になりながら聞く。
…まるで私を隊長だと理解してないみたいな、コイツのこぉゆう態度は全然変わらないわね…
「バッチリ聞いてた〜!…って、おーい!!ディオ太ァ何のんびり歩いてんだよ、早く来ないとおいてくぞぉ〜!」
ディオルは2人の数歩後ろを、何かを抱えながら歩いていた。
「アホかっ!荷物全部オレに持たせやがって!!テメェ等がオレに合わせろ!」「寝坊した奴が文句言わない!今日はあんたが雑用の日でしょ?修業にもなってちょうどいいじゃない。」
「どんな修業だよっ!?」
「何?あんたまさか、そ・ん・な・荷物が重い訳??」
ルネットはわざとらしく言葉を強調して言った。
「…〜〜いいか!お前らゆっくり歩いてろよ!」
「バカだねぇ〜アイツ♪」
くく…と小声で言いながら笑うと、
「どおしよっかなぁ〜」
とディオルに聞こえるよう大声でガウロが言った。
…たく、
まだ何か言っているディオルを見た後、前に向き直り考えながら足を速めた。コイツ等は、これで本当に『世界を救う』を目的とした、組織の一部隊なのだと自覚してるのかしら…と。
ディオル達の所属する組織“聖者ジェラント”は、この国では知らぬ者わいない程の巨大組織だ。
その中でも上位に属する、組織の主旨とも言える聖者を探すという任務を担う部隊、ログルス隊。それがこの3人の部隊名だった。
…世界は今、“危機”なのだ。幾度となく繰り返された争いに疲れたかのように
終わりを迎えようとしている。
世には闇者と呼ばれる獣に近い闇の力を借りた生きものがはびこり、街や村を襲い、訳もなく人々を傷つけていた。
聖者は、この世界の唯一の希望の光だ。
闇者とまったく相反する力を神から授かった者。
古の書物によると、聖者は女性だと記されている。
『今だ尚我々人類が生存できるのは、聖者なる者が幾度となく巨大な力を秘めた闇者を葬り、浄化したからに他ならない。』
そして、
『汚れなき真の心を持ち、それ故神に愛され力を授かった女性』
なのだと。…だが
この世は今、憎しみに溢れている。
誰もが誰かを憎み、
笑顔の仮面を張りつけて。
心の底では
憎み合い、
悩み
嘆きながら…生きている。
…そう、私だって……。
「おいルネット、ついたぜ。この森だろ?」
「あっ、え?うん。そお!ここがロナの森よ。」
いつのまにか追い付いたディオルの声に、突然現実に引き戻され驚いた様に体を反応させ答えたルネット。
「…ルネ、ボ〜ッとしてると危ない。中で考え事は禁止な?」
「あ、うん…。」
ガウロに真剣な面持ちで言われ、素直に返事をする。
「よし、じゃあ行くわよ。」
その一言を合図に、一行は森の中へと足を踏み入れた。




