孤り
掲載日:2026/10/29
君が夢にさえ出てくれなくなって
なんだか
じょうずに絶望さえできなくなって
あたりまえのように
いまでも君が好きだなんて
君に知られたら
ギャーッ
って
ひとめをはばかるような悲鳴をあげて
すっ飛んで逃げ出したくなる
みせかけのしっかりした態度とか
そりゃまぁちっとは頑張るけどね
夜さ
孤りで寝るときは
ぐて────────ってね
ぐだぐだな夢なんてみられない孤独さ
いえいえ
だからだとか云って
君を殺したいほど恨んでいるわけじゃない
ひとつだけ云ってよいのなら
どれほどの
そう云えば
を
君に
伝えられなかったんだろう
悲しみを
おや?
自覚しながら悲しみを
舐めまわすほどのいやらしさだけは
持ち合わせてやしないほどに
孤りが孤りだからここちよいだとか
とんだ見栄張って
やってゆこうかと想うんだ
ご一緒に
楽しむ孤りもある夜に
ホントの孤りにかかとを斬られる




