この素晴らしいポエムを朗読します・3
ノートに書き込むドリームな内容は、ほどほどに。
まだ笑い続けてるイマちゃんとナナコを放置することにした花さんは、「取り敢えずコレの拾得物届けを出してくるね」と職員室の隣の事務室へ。
◇◆◇◆◇◆◇
事務室前
「黒木、また何か拾ってきたの?」
「何かって、誰かが落とした物を『落とし物』として拾ってるのに……勝手に落ちてきた物は『落とし物』じゃないんです。それでも……見付けたら拾いますけどね」
「…え…何拾ったの?…あ、な、なんかアレなのでしょ!いいから!出さなくていいから!」
花さんが時折見せるワイルドさを知っている山野先生は、大の虫嫌い。
教室に飛び込んできたカナブンを捕まえ、何事も無かったようにポケットに入れた花さんを思い出し、怯えながら距離をとる。
「大丈夫ですよ、今日のポケットには何もいませんから。拾ったというか預かっているというか…このノートをどうしようかと思いまして…」
「今日『は』!?…ゴホン…で、ノート?誰の?」
山野先生は受け取ったノートを開いてビクッとした後、固まること数秒
「うん……コレはそっと返すのが一番かな……」
生徒を教え指導し、語学を担当する教師としても、コメント不可能ですよね~(苦笑)
遠い目をしながら「悪いんだけど、任せてもいい?」と頼まれたら仕方ないよね~
「はい、なるだけ穏便になるように返しますね、『プリン8世プリンセス姫』さんに」
「夢に出てきそうだから止めて~!」
次回、遂にノートの内容が…!
花さん、朗読 開始ィィイイイイッッッ!!!!
カナブン:メタリックな茶色のタイプ・オス・花さんのポケットで保護された後、中庭に放してもらう