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作者: 大黒

大まかに分けると、人生には三つのターニングポイントがある。就職、結婚、そして死だ。


死がある一方で誕生がないのは、生まれた子供は無意識の状態にありその瞬間を感じ取ることはできないからだ。


これらの三つの転機は非常に共通している部分がある。


頑張って勉強して進学するのは就職するための準備であり、様々な異性と関係を持つことは結婚をするための準備であり、人生を歩んでいくことは死を迎える準備をすることだ。


ただ人によって就職や結婚は準備する必要はないが、誰にでも死は訪れる。


いくら美味しいご飯をたべようが、いくらたくさん海外を訪れ素晴らしい景色を目に焼き付けても、死んだら何も意味を持たない。


少なくとも死後の世界の存在を確認していない私は、死んだら無になるという感覚しかもてない。無というものが何かもわかっていないのだが。


常に人は起きた事柄に対して理由をつけたがろうとする。


例えば小学生が忘れ物をした時に、決まって先生はどうして忘れたのかと聞いてくる。


朝慌てていて忘れた、前日に先生が話したことをきちんと聞いていなかった、理由付けをしようとすればいくらでもできる。


しかし理由は無いと言ってしまったら、そうかそれでは仕方が無い、とはまずならない。


どんな些細な事でも理由をつけるのは、人間として生まれた宿命でもある。


では何のために私たちは生きているのだろう?


自己満足を得るためなのか。


それとも必ず訪れる死を迎えるために生きているのか。


私たちは必ず死ぬ。死ぬ理由を探し続けていく、それが生きていくことかもしれない。


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