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真の黒幕は・・・自覚はなしです

昨日、投稿できずに申し訳ありませんでした。今後は出来る限りまた毎日更新していきたいと思っていますのでどうかよろしくお願いすします。

俺は弱点を突きながら優位に戦いを進めていた、向こうは予想外に援軍が来ないことに焦りを感じていていた。俺は勝負気を決めるのは今しかないと感じてもしここで勝機を逃せば負けることは火を見るより明らかだった。



だから休む暇も与えずに攻撃を続けていた、雅也もいくら強いといってもいつまでも戦えるわけではない。俺と違って雅也は人間だ、限界は俺よりも先に来るからだから一秒でも早く勝負を決める必要があった。



向こうも持久戦になれば勝機があると変わっているのか防御を中心とした戦いをしていた。俺はこれを崩す必要があった。そのために俺は一つ、策をしてみた。



それは明らかなこちらが無防備な状態で強力な魔法の準備をしていれば流石のアジ・ダハーカも動くだろと考えた。アジ・ダハーカは俺の魔法の威力を誰よりも知っているから発動される前に倒そうと防御をやめて攻撃してくるだろうだから俺はこの瞬間で反撃をして一気に勝負を決めてしまおうと思い俺は作戦通りに行動を開始した。



すると案の定にアジ・ダハーカは俺の構えを見てすぐに慌てていた、しょうがないよな前世の俺が一番得意な魔法を発動しようとしているのだから慌てるよな。けれどもっと慌ててほしい、そうして止めようとしてこちらに攻撃してきた所を一気に魔法と武器の癒合で決着をつける。



次の瞬間、アジ・ダハーカはこちらに対して攻撃をしてきた、俺はまだだと思いまだ構えていた。そうして当たるだろう次の瞬間に行動を始めた。



俺は持っている刀を抜きそして目が見えないほどの速さでアジ・ダハーカの弱点をすべて切り裂いた。すると信じられないぐらいの血の雨が降り始めた、アジ・ダハーカは弱点をすべて切り裂かれて痛みのあまりに咆哮をしていた。



よし、すべての力を出して俺はアジ・ダハーカに対して己が使える技、魔法をは放ち。止めを刺したのである。これですべてが終わったと思っていたがここでアジ・ダハーカは最後の力を振り絞って笑いながら俺に対して



「勝負では負けましたが・・・戦いはこちらが貰いますよ、アーリマン様」



「アジ・ダハーカ、強がりはよせ。お前は勝負でも戦いでも負けたんだ。素直に諦めて来世で頑張れよ。俺ももし出会いとかあったら出来る限りの協力はするつもりだ」



俺はこれは本心である、もともとを考えれると一番悪いは俺自身でありそれに従ってきた部下たちは悪いとは言い切れない。だから俺はせめて来世でも当たり前ぐらいの幸せをさせてあげたいと思い俺は言ったが




「本当にここまで変わると失望を通り越して呆れかえります。昔のあなたは魅力が溢れているお方だったのにどうしてここまで変わり果てたのでしょうか。本当にこんなことになるのでしたら私の体内でも魂を入れて復活するまで待っていればよかったですよ」



「・・・悪いな俺は外の世界でいろんな経験をしてきた。嫌なことももちろんあったが良いこともあった。今までないことを経験して俺のやり方は間違っていたと今はそう思っている。だから俺を信じてくれたお前たちには申し訳ないと思っている。本当にすまない」



俺は戦いで死にかけているアジ・ダハーカに対して土下座をして謝っていた。それを見ていたアジ・ダハーカは本当に馬鹿な人になりましたねと言いながらも少し笑顔を見せていた。するとアジ・ダハーカから信じれない言葉を聞くのであった。



「そうですな、お別れの最後に一つ良いことを教えてあげますよ。この騒動を起こしたのは己ともう一人いますよ。その者こそ倒しておかないと危ないことになってしまいますから頑張って倒してくださいね。最ももう手遅れだと思いますが」



俺はそれは本当のことかと思いそれは誰だと聞こうとしたがすでにアジ・ダハーカは息を引き取っていた。そう戦いはまだ終わっていない、その証拠に周りの者たちはまだ戦いを続けていた。



一体、誰が黒幕と言うのだ。もう大方の邪神たちは滅ぼした。俺はそれも含めて誰が犯人であるかを考えた。するとある者だけがこの目で生死を確認していない邪神がいた。



それは八岐大蛇である、あくまで神話上で倒されたというだけでこの目で確認したわけではない。もしかするとどこかで生きていて再起を図っているのではないか、俺は最悪の予想をしていた。



八岐大蛇、俺はこの邪神を創り出した時にはある能力を授けていた。それは丸呑みした相手を吸収しその丸呑みした者の力をすべて己の力に変換することができるのである。もしこの能力が残っているとしたら間違いなくいろんな者たちを丸呑みして強くなりながら機会を待っているはずだと考えた。



・・・もしかしてアジ・ダハーカは真の黒幕と言う存在ではなく本当の黒幕は八岐大蛇ではないかと思い俺はすぐに結界の外にいる雅也に伝えた。



「雅也、大変なことが起きた。この騒動を起こしている黒幕はまだ生きている、今から連戦になるかもしれないけど戦いは出来そうか」



「どうしたのか、将希。何かわかったことがあるのか」



「それは本当の黒幕は八岐大蛇の可能性が非常に高い、おそらく八岐大蛇はいろんな奴を丸呑みして強くなり洗脳やいろんな魔法を覚えているに違いない。俺は最初は死んでいると思っていたから気にしていなかったがこの騒動を起こせるのはもう八岐大蛇しかいない。すまないが八岐大蛇がいる場所まで着いてきてくれるか」



すると雅也はそれを聞くと笑い始めたのだった、もう絶望的で笑いたくでもなったのであろうと思っていた。正直に言って俺も無理すぎると思ってはいるがそれでも力がある限りはどうしても諦めきれないと思っていると雅也は



「いやいや、私は違いますよ。私が笑っている理由は絶望的な理由ではないですよ・・・ただ獲物が今更気づいたのかと思いましてね・・・・ねえ、アーリマン様」




俺はこの言葉と雅也の目を見て俺は蛇の罠にはまったことに今この瞬間に気が付いたのだった。そう、黒幕はもう目の前にいた。この目は間違いない、八岐大蛇。だが、どうしてだ。それならば魂で分かるはずだと考えていたら



「なるほどそれでは教えてあげましょう、アーリマン様。私がどうしてあなたに気づかれなかった理由としてまず、この状態は完全体ではないということ。アーリマン様も知っているように私は昔に不覚を取りましてかなりの間の潜伏を余儀なくされていました。その間はただ己の持っている首を分裂させてその八頭に別れて力を少しづつ奪い始めました」



俺はやはりそうであったかと思いながら聞いているとここで八岐大蛇は信じられない言葉を口にした。



「でも本当に大変でしたよ、いろんな人の演技をするのは疲れてしょうがないですよ。ついでに言いますけど私の体以外に残っている七頭はどこにいるかご存じないでしょうか。アーリマン様ならば理解してくれると思うのですがそれとも昔の面影も無くなったあなたでは無理でしょうか」



正直に言って想像は出来るがこれがあっていると思いたくはない、これが真実ではないと思いたいと考えてはいたが現実は甘くはなかった。



「では紹介しますね、アーリマン様。まず一頭目はこの私、吉田雅也でございます。これはもうわかっていると思いますが久しぶりでございます、アーリマン様。それで二頭目はこちらの方でございます」



そうして現れたのは俺のクラスにいたあの武田暁であり俺は冷静に考えてはやりそうだったかと思っていた。昔の八岐大蛇の性格に非常に似ていたからもしかするとと考えていたがそれでも実際にそうだと辛いところがあった。



俺のことをもて遊んでいたのかと思いながら見ていると



「いやー僕の存在にこの瞬間まで気づかないって本当に将希君・・・いや、アーリマンの実力は地に落ちましたね。これならばこの僕が代わりになってあげましょうか」



そう言いながら笑っていた、それは本当に残酷な笑いであり今まで俺のことを騙し続けていた。それも最初からと思っていると次に出てきたのは三頭目と四頭目同時で今度は真田幸也と織田花林の二人だった。そんな二人までオロチの一部だったのかと思いながら見ていた。



「やっぱり、わかっていなかったのですね将希さん、今はそれともアーリマンさんと言ったほうがよろしいでしょうか。これでも好意がまだある方だと思いますけどね。素直に力を渡してもらえれば自分ではあなたを殺す気はありませんから。でも断った場合は・・・わかりますよね」




「まったく、幸也がこのようにしてくれるならば今のうちに素直に従ったほうが良いじゃない、アーリマン君。あなたにはもう戦えれる力は残っていないはずだから。素直に従って生きていれば権力、力はなくても楽しく生きられる保証はしてあげるから」



俺はただ利用をされていただけだった、楽しい学園生活もすべてこの八岐大蛇が創り出した魔法も使わないただの幻に過ぎなかった。そのことにようやく気が付いて俺は泣きそうになりながらも見ているとそんなことをお構いなしにほかのオロチの一部である者を紹介されるのだった。

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