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裏切りですが・・・自覚はなしです

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外で待っている桜狐は何か嫌な予感をしながら待っていた。何かここにいてはいけない気がすると第六感がそう言っていた。自分にもわからない何かが起きそうで怖かった。



どうかこの予感が外れますようにと祈りながら待っていると急に学園の内部から大きな音が聞こえて何が起きたと思い中に入ろうとしたときに急に式神の蒼雷が止めに来たのである。



桜狐は急いでいるのでどいてほしいと伝えたら後ろから声が聞こえてきたのであった。先ほどまではいなかったはずと思いながら聞いていた。



「桜狐、そこは無理な話よ。もうあなたたちは逃げれないようになっているのだから観念して私に任せなさい」



桜狐はその声の主を知っていると思いながら振り返るとそこには桃花の姿があった、いつの間にここまで来ていたのかと驚きながら後退して戦いに構えたが向こうは不気味に笑っていた。



「あなたは賢いと思っているけどそれは思いすぎだったかしらこんな状況になると冷静に判断ができなくなるなんて軍師としては失格ね。ついでにわからない顔をしているから教えてあげるわ。あなたと将希の味方はどこにもいないのよ。もちろんこの学園の中でも・・・ね」



桜狐はその言葉を聞いて冷静に分析を始めた、するとここでとんでもない最悪なシナリオを思いついたがそれはないと必死に否定をしていたが現実は厳しいものであり出てきた答えは悲惨なものであった。



「そうね、まずはあなたたちが味方になってくれるだろう神たちはすべて私側の者であり、あなたたちは知らずに私の罠にはまっているの。そしてあなたたちが最も頼りにしている豊喜も実は私の味方であり、ここに誘い出すためにわざと味方のように振舞ってくれるようにお願いをしたの。そうしたらあなたたちは素直に信じちゃって驚いたわ」



やばい、余たちは完全に騙されていたのじゃ。このままでは二人とも全滅は免れないからここは意地でも脱出をしないといけないのじゃと思っていると後ろからまた大きな音が聞こえて何なのじゃと思い振り返ってみると



「いやー、やはりとよっち、俺を騙そうとしていたか。昔から何か企んでいるときに行動をしていたから嫌な予感はしていたけどまさか、ここまでの準備をしていたと流石に思わなかったけどな」



そう言いながら学園の壁を壊してこちらに向かってきた将希の姿があった。そうして将希は学園に対して言葉を出すのだった。



「神様を育てる学園よ、俺はこの日を持ちまして卒業、もしくは中退をさせていただきます。短い間でしたがお世話になりました。もう二度と来る機会はないでしょうから言います・・・楽しかったです、この学園が続きますように祈っております」



将希は感謝を行動に表して礼をしていたが桜狐はそもそも学園を壊している時点でいろいろとご迷惑になっていると思うのじゃがと考えていた。



でも今はそれどころではない、この包囲から無事に逃げ延びることが先決じゃと思い将希の場所に近寄ってどうしようと相談すると将希は先ほど挙げた紙を持っているかと言われたので持っていると伝えるとならば大丈夫だと顔になってすぐに将希は



「それではここら辺で逃げますね、桃花・・・今のお前は本当の前なのかそれともただ洗脳されているのか。俺にはわからないけど・・・俺はお前のことを好きでいることは変わらないからそれだけは理解していてくれ」



将希はどこか寂しそうにしながら桃花に思いを伝えて将希と桜狐は持っていた紙が光りだしてその場から消えてしまったのである。それを見ていた豊喜はしまったかと思いすぐに追撃の準備を始めるのであった。



その準備を見ながら桃花は考え事をしていた、私がしたいことは・・・私がしたいことは、将希と一緒にいたいこと、将希を殺したいこと、一緒にいたいこと、将希を殺したいこと。頭の中でそう繰り返していた。



思いと考えがあっておらずただ苦しんでいた、どうすればこの思いと考えが合うようになるのかとだれでも良いから答えてほしかった。しかし、その答えを出してくれるものはいるはずがなくただ時だけが過ぎていくのであった。



一方、何とか逃げ切った将希と桜狐は今後のことを話し合っていた。状況は想像以上に悪くこのままでは二人とも倒されると考えて相談をしていた。



「将希よ、これからどうするつもりなのじゃ。余と将希の二人では戦いにもならないのじゃ」



「桜狐、俺がそんなことを考えていないと思っていたのか。実は最悪なシナリオを考えていてそれに対抗するための作戦を思いついていた。その内容は新しい世界を作ってそこに引きこもろう作戦、訳して新世界、籠城戦作戦だ」



それを聞いた桜狐はいろいろと無理なことを言い出しなと思い聞いてみた。そもそも新しい世界を作るというのはとても大変なことであり時間も相当かかるから今からでは絶対に無理なことにうまくできたとしてもそこに生物が住むことができる環境を作らなければならないのであるから無理だろうと思っていると



「ついでにその新世界はすでにできており生物が住める環境を整えておりすでに一部の妖怪たちは移り住んでいる。それにそれとつながる別の世界も創作中だ」



それを聞いた桜狐は完璧すぎじゃと突っ込んだ、何なのじゃ昔からでもこんなことになると想定でもしていたというのじゃ。流石の余もびっくりじゃ、ところでいつから準備をしていたのじゃと聞いてみると



「実はこの学園を入学してから新しい世界の作り方などの本を見ていてそこから勉強をしていた。本格的に作業を始めたのが停学処分を受けている最中で学園にも行けない日々だったから集中的に作れた。その後は邪神としてその世界は逃げ道として残しておいた。それが役に立つ日が来るとはな」




なるほど確かに言われてみれば余もいろいろと誘っていた時に何か作業をしているから邪魔をしないでくれと言われていたことを思い出したのじゃ。それがこれじゃったというわけだな、それにしても将希は本当に準備が良いと思っていると



「まあ、いつも最悪なシナリオは想定しておかないといけないからな。俺はそれが来るだろうと思っていつも準備をしているからいつも最悪なことは避けられていた。今回もそのような考えのもとで動いてよかったと思っているよ」



流石じゃ、余が惚れこんだ男じゃ。これならば戦いをしなくても最悪大丈夫だと考えているとここで将希から予想外の言葉を口に出したのであった。



「しかし、欠点としてはこの世界と新しい世界がまだつながっている状態だからそれを何とかしない限り追撃ができる状態が残り続けるからそれを無くすためには少なからずこちらの世界にある程度の滞在をしなければならない。もちろんこの世界にいれば確実に危ないからほかの世界に移動はするが」



そうか、最高の提案だと思っていたのじゃが意外な欠点があったのじゃな。それでも真正面から戦うよりかは遥かにましな考えじゃなと思っていると将希はそれで行く先に良い場所があると言われたので余はそれはどこなのじゃと言うと



「まず最初に言うけどこんな言葉を知っているか木を隠したいならば森の中、人を隠したいときは人の中と聞いたことがあるか。そんな言葉もあるので素直に人が多いところ、俺が元々いた世界に向かいたいと考えている。あそこは人が本当に多いから見つかることは少ないだろうだから、それにいろいろとあって退屈をしない場所でもあるから隠れながら観光もできるかもしれない」



そんな気軽いに言っても大丈夫だろうがでも確かに隠れるとしたら人が多い場所のほうが見つかりにくい。それは確かなことじゃがでも・・・余はそもそもこっくりさんであるからそんな情報が簡単に広がるような場所に向かっても安心と言えるのじゃろうが・・しかし、賽は投げられたのじゃ。ここは将希を信じて行動をするしかないのじゃ。



こうして将希と桜狐は元々将希がいた世界に向かうことにしたのであった。その世界で待ち受けている物とは、そして人物とは。二人はこの世界から離れて将希が暮らしていた世界に向かうのだった。


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