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たどり着いた真実・・・違和感は・・・

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感想もできればよろしくお願いします。

記憶を取り戻した、瞬間的に私は悲しい感情で溢れて泣いてしまっていた。もう亡き愛するものを思い出して泣いていた。そう、いつも私のことを気を使ってくれて誰よりも優しくしてもらい、最初で最後の男に恋をした人でもあった。



そんな悲しくなっているがそれでも記憶の映像は止まることはしなかった。その後は将希と私の修行している映像が流れ始めていた。それは一緒にこの状況を打開するために元魔王のもとで修業をしていた。



もちろん記憶を取り戻しているのでわかってはいたがこう見てもとても懐かしく感じていた。昨日のように思い出してみていた、この時は本当に楽しかったと思いながら見ていると私と将希の勝負の場面が出て来て私はそれを見ながら



「本当にお互いに成長をしているのね、私もそうだけど将希はもっと強くなって頑張っていたのね」



そう一人しかいないはずだから答えなど返ってくるはずがないのにどこからか声が聞こえてきたのである。



「桃花さんだけではありません。結界の外に出ることをしなかった私も一緒に見ておりますから、こう見えて私は頭が回る方ですから何かわかることがあるかもしれませんから一緒に見ても良いですよね」



そう言って先ほどまではここにいなかったはずの雲花が姿をあら渡したのである、私は別に構わないと言った瞬間にこの先のことを思い出して真っ赤になっていた。



いやいや、この先に他人に見られてはとても恥ずかしい場面があるじゃない私、どうするのよと必死に打開策を考えていたら雲花がもし見てほしくない場面がありましたらその前に私に言ってください。見ないようにしますからと言ってきたのでとりあえず安心した。



そうしている間にも次は戦いの場面に映りこれは城で防衛戦をしているときの映像で必死に戦っていた映像が流れ始めた。この時は将希の策で不利な状況を打開できたから本当に助かったよと思いながら見ていると。



雲花がこれは島津家のお家流戦法、釣り野伏ではないですかと言ってきた。そう将希は島津家の子孫だから知っていてもおかしなことではないと説明した。すると雲花は何か運命を感じますね、島津家の人でこの薩摩で記憶を取り戻したことをそう捕らえていた。



確かにそうかもしれないわねと思いながら見ていたら今度はパンドラと将希の一騎打ちが映りだしていた。これは私が何もできなくて将希の力だけでなんとかその場を切り抜けた場面で本当にとてもかっこよかったと思いながら見ていると雲花もすごいとそれだけを言っていたが表情はびっくりとしていた。



まあ、無理もないよね。この時点で最上級の魔法を発動をさせたら誰でも驚くよね、同じ修行をしていた私も驚いたよと思いながら雲花に対してみていた。



結果的に将希のおかげでこちらの奇跡的な勝利に終わり無事に伊予の国が救われたのだった。これで将希は英雄みたいな扱いをされるだよねと思っているとまた場面が変わり今度は祭りが行われている場面になりここで私は雲花に対して急いで



「雲花、ごめんだけど今すぐに目を閉ざしてくれないかしら。この先の場面で見てほしくない場面が映ると思うから」



そう言った私の言葉を聞いてくれて目を閉じてくれた。これで大丈夫だろと思いながら映像を見ていると私が将希と一緒に人がいない場所でゆっくりしていると思っているとそのあとに将希と私はキスをしてそうして私はゆっくりと優しく押し倒してそこからはとてもまともに見られない映像が流れてきた。




本当にみられなくて良かった・・・って雲花、あなたは見ないと約束したのにがっつりと見ているじゃない。しかも顔を赤くしてまで見ているなんて・・・あの、その、見ないでほしいです。どうか、目を閉じてくださいと見ながら私も真っ赤になりながら見ていた。



こうして映像が終わった瞬間に私は雲花のもとに向かい



「どうして見ないと約束したじゃない、これはとても恥ずかしい記憶だったのに。どうしてくれるのよ」



「あの・・・すみません、耳が良くて聞こえてしまって好奇心で見てみたらその・・・がっつりと見てしまいました。どうか、お詫びとして今度ですが私の体を好きにしていいですからどうか許してください」



その言葉を忘れないでねと言って私は許してあげることにしたのだった、だって可愛い子から体を好きにしても良いと言われたら許すしかないでしょう。そう言われたのでこのことは水に流して記憶の映像を見るのであった。



今度は学園の映像が映りだしていた、そう言えばクラス替えとかしていろいろと動きがあって大変だったなと思いながら見ていた。



真田幸也との出会いやその修行に関することそしてそれに関わった事件などが流れてこんなこともあったなと思いながら見ていた。



そしてこれが原因で停学処分を言い渡された私たちはその間にも私たちは四人でいろいろとしてその時に桜狐やキリカとも出会えた。



そう幸せなはずだった、だが次に流れ始めた記憶は私が見たこともない記憶の映像であった。ここからは私が知らない記憶が出てくるので何かが起きたのかを知ることができると思い見るのだった。



それは将希が学園に向かう映像から始まっていたが始まりから何かが不気味だった、その原因はすぐにわかった。街のみんなが石化しておりそれを見て将希は混乱しながら学園に向かっていた。そこでいろんな場所に向かっても同じように石化をしていた。



もちろんその中にも私自身が石化している記憶の映像が流れて戦慄を覚えていたがここで将希は私の石像に身を寄せながら泣き出していた。もしこれが私自信だったら将希と同じ行動をしているだろうと思いながら見ていた。



それからはひたすらにいろいろと調べて行き、ついには立ち入り禁止と書かれてある図書室の奥に勝手に入って調べていた。もちろんこれはこの後に私も呼んだので内容はある程度覚えていた。



だが、ここで雲花の表情が何か考えているように変わり黙り始めたのだった。どうして黙っているのだろうと思いながら見ていると今回の犯人は邪神、ガタノゾーアが黒幕とわかりそれの討伐に向けて準備をしているとある日に石化をしていた者たちが勝手に動き出してある場所に向かい始めていた。



将希もそれに続いて向かい始めたのであった、そしてまた映像が変わったが今度はノイズみたいでほとんど聞き取れないような感じで流れていた。映像もわからなくて言葉もほとんど聞こえない状態が続いたと思ってみていたがようやく復帰をしてくれたと思っていたらなんか天国みたいなお花畑が広がっている場所に着いたのである。



そこで私と再会してこの空間に約百年近く一緒に生活をするのであった。確かに喧嘩をすることもあったけどすぐに和解してまた仲良くなったり私の趣味を言っても受け入れてくれたりして楽しかった。その後も式神たちのおかげで寂しさなど忘れて楽しく暮らしていたが最後に突然の別れを切り出されたのである。



この場面は何回見ても辛いものがあり私は泣きながら必死に止めようと手を繋ごうとしたが結局届くことはなかった。そうして目を覚まして私はそれから将希を探し始めたが何も成果は上がらなかったのである。



最後に流れ始めたのはアーリマンと私の戦いでその勝負はもう惨敗と言っていいほど勝負になっておらず私は負けたとしてここで将希に関することををすべて記憶から消されたのであった、記憶の中の私も必死にやめてほしいと言っていたがアーリマンは止めることはしなかった。



ここで映像が終わったのか、急にどこかに吸い込まれるように意識が飛ぶのだった。次に目を覚ましたら結界の中に入っておりこれで儀式が終わったのかと思い私はその場で考え事をした。



私はどうすればいいのかと思いながら考えていると先に起きていた雲花がとんでもない仮説をさてたのである。



「桃花さん、あの記憶の映像を見て私なりに仮設が浮かび上がりました、それは将希さんはもしかして邪神だったのではないでしょうか」



それを聞いた私は雲花に向かってどうしてそんな根拠もないことを言うのと言ったら根拠はありますと言ってきたのである。



それは彼が邪神だという可能性があるまず一つ目は呪いを受けていないこと、これは古い書物でも書かれてあるように邪神同士の呪いは効果がないと伝えられている。二つ目、将希の潜在能力の高さ。知っている通りに余りにも速い成長で普通ならばできない古代魔法も使えていた。古くからいる邪神ならば簡単に使えても可笑しくない。



最後に記憶の中の映像を見て将希はどこか覚悟を決めたような表情で私と別れの話を出したこと、それは邪神、アーリマンを一人で倒そうとしてみんなに迷惑をかけないためにそして自分が邪神だということみんなにばれて攻撃されることを恐れて一人になることにした。



彼はその後、アーリマンとの戦いで善戦したが最後は殺された・・・これが私が考えている仮説です、桃花さんの意見も聞いても良いですかと聞かれてきたが私はその仮説が余りにも疑い余地がないほど出来上がっているものであり私もそう思うのであった。

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