儀式の始まり・・・違和感はないです
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桃花はまずは落ち着いて周りの状況を確認しつつここはどこだろうと思っていると誰かが近づいてきたのである。おそらく看病をしてくれた人であろうから感謝をしないといけないと思いながら待っていたら現れたのは金髪のエルフであった。
それを見た桃花は思考を停止させた、その伝説と呼ばれるほどの美しさを目のあたりして桃花は思わず言葉に出したのは
「かか可愛いーその上に美しい、凛として咲く花の如くと言うべきだわ。もう我慢できないわ、今夜私と一緒に深い夜を過ごしましょう」
興奮しながら桃花はエルフに向かって突撃をした。エルフはそんなことなど想像もしていなかったので何が何だが状況が理解ができずにパニックになり怯えていたがそんな状況にもかかわらず桃花はお構いなしでいろんな意味で襲ってきたのだった。
エルフも応戦しようとしたがそこはすでにいろんな女性を襲ってきていた桃花の分がありあっという間にエルフを取り押さえて身動きをとれなくさせたのである。
「やめてください、急に違う場所に来られて混乱するのは分かりますけど落ち着いてください。それもなんですかあなたは同じ女性を襲う趣味でもあるのですか」
「・・・え、当たり前じゃない。もちろん興味があるわ、むしろ私は昔から女好きよ。こんな可愛くて美しい女性を目の前にして襲わない選択肢はないわ」
その目は確実に獲物を狩る獣目をしていた。その目にエルフは完全に怯えきっていた、もうこの後の展開が読めるので必死に桃花を説得しようとしていたが桃花はもう余りにも興奮をしていたので聞く耳を持っていなかったのである。
もうそれはこれから来るだろう恐怖を思い浮かべて泣き出しそうになっている姿を見て桃花が淫魔みたいな表情でエルフを見つめながらその手を伸ばし始めたのである。
エルフは恐怖のあまりで声をあげようとしたが先に桃花が口を封じて助けを呼べなくさせた。その間にも桃花はついにエルフに対して手を付けたのである。
その後はもう桃花の思い通りになるのだった、エルフはこの日を境に百合にも目覚めて女に興味を持つようになるのはまた別の話。
事を終えた二人はいろいろとやり終えたおかげで冷静になっており落ち着いて話し合いをしていた。
「そういえばまだ自己紹介がまだでしたね、私は山城桃花と言うのいろいろとこれからよろしくね」
「もう先ほどの行いで赤の他人ではなくなったから本当にこの先で見捨てたら一生恨みますから覚えてくださいね。後、私も自己紹介をします。私は雲花と言うわ」
「自己紹介をありがとうね。それに当り前よ、こんなかわいい子を見捨てることがあれば私の命ぐらい持っていくと良いわ」
その話を聞いた雲花は呆れながら桃花を見ていた、それでも嫌な人ではないのは何となくわかるから嫌いになるどころかあの一件で好きにもなりそうであった。だが、ここに来た理由を思い出して伝えるのだった。
「そうだった、桃花さんには伝えたいことがありまして来ていたんです。それは儀式の準備が終えたので是非とも来てほしいのです」
桃花はどうして儀式の準備をしているのかを聞いてみるとそれは自分にかけられている呪いを解除するために準備をしてくれていたのである。どうやら私の頭痛は呪いからきているものらしく解除しないと危ないらしいがその前に桃花にその儀式をやるかを聞いてほしいらしいと言われてきたのであるがそのなぜ儀式をするかしないかを聞かないといけないのかを聞いてみると。
「実はこれからやる儀式はとても桃花さんにとっても危ない儀式になるのです。約五割近くで命の危険がある儀式なのです」
「なぜ私がそんなに危険な儀式をしないといけないのよ、準備をしてもらったけど私はやめさせてもらっても構わないかしら」
桃花は慌てながらそう言ったそれもそのはずだ、普通に命がかかることをやろうとはしないはずだ、けれどそのあと雲花が言った言葉で桃花の考えが変わったのである。
「そうすれば桃花さんが大切な人の関する記憶が取り戻すかもしれないのです。桃花さんを容体を見てもらったエルフさんが言うには桃花さんにはとある人に関する記憶を消している呪いがかけられているのです。見てもらったエルフさんで言うとおそらく桃花さんにとって大切な人の存在が高いのです」
それを聞いて桃花の答えは変わりつつあった、自分の大切な人がいてその人の記憶が取り戻せるかもしれないと思いが出て来て悩み始めたのである。そんな時に夢で見た光景を思い出していた。
もしかしたらあの夢の続きや何かが分かるかもしれないと感じていた上にどこからかそうしたいと感情が溢れてきていた。桃花自身も心のどこかではそうしたいと思っていたので桃花はやはりやりますと雲花に対してお願いをするのだった。
答えを聞いた雲花はすぐに儀式が行われる場所に連れて行くのだった。そこでは桃花からの目でもわかるほどの歴戦の強者が待ち構えていた。
そうして到着するしてすぐに儀式を手伝ってくれるだろうエルフから死ぬかもしれないがそなたはそれでも記憶を呼び起こしたいのかと聞かれた桃花であったが
「私は記憶を失ったままなんて絶対に嫌です、命の危険があっても記憶を取り戻したいです。私が失った記憶を・・・どうか、お願いします」
そのエルフは目を閉じてそのまましばらくして考え事でもしているようにしてるとわかりました。それではこちらの結界の中に入ってくれませんかと言われたので入るのだった。そして始まろうとしたときに桃花の持ち物から光始めた物が出てきたので出してみるとそれはアーリマンとの戦いで拾った壊れた武器だった。
恐らく壊れる前は槍みたいな武器だっただろうが今はほとんど原形をとどめていなかったが桃花はそれが気になって拾っていたのである。それを見たエルフが
「それは、おそらく記憶を消された存在が持っていただろう武器であるな。それがあればかなりの確率で成功する」
そう言われたので桃花はそれを聞いて安心した。これで安全に記憶が戻ると思い結界の中で待っていると急に眠きが襲ってきてそれに逆らうことができずに深い眠りにつくのであった。
桃花はしばらくして不思議な場所で目を覚ました・・・いや、夢の中にいると自覚ができていた。これは何であろうと思っているとすると
「やった、ようやくだんなの注文品が完成したわ。まったくあの旦那も急に注文してくるから困ったもんだ」
これは何の記憶だろうとみているとすぐにまた暗くなって次の場面に飛ばされたのである。そこに映っているのは先ほどこの武器を作った職人と依頼主、須佐之男命が映っていたのである。
「旦那、約束の品が出来ましたぜ。それにしてもだんなの修行を耐えている弟子と言うのはそんなにすごいやつなのですか」
「それはもちろんだ、俺様の見てきた中で最強と呼べる弟子だ。そんな弟子に俺様なりの贈り物だ。あいつならばきっと喜んでくれるはずだ」
それは須佐之男命教頭と武器職人の会話の記憶だった、これはこの武器の記憶、それならばこの先に私と関りが深い人物が映るはずだと思い見ていたら
「ほれ、○○。これは俺様の修行を耐えて見せた褒美だ、受け取るがいい」
そう言ってその武器を黒いもやもやで姿が見えないがその人物に渡したのである。その人物はお礼でも言っているのであろう、須佐之男命は喜んでいるように見えた。
そうしてまた記憶の映像が変わり今度は学園にいた記憶が流れ始めた。そこには豊喜も映っておりこの黒いもやもやと仲良く話し合っていた。その後、授業も終えてこのまま帰宅だと思っていると真っすぐに帰る気配はなくどこかに寄り道でもするのかと思ってみてみると学園の屋上に向かい始めたのである。
一体、屋上に向かって内をする気なのであろうと感じていた。そして屋上の扉を開けて屋上の景色が見れると一人の人物が待ち構えているように待っていた。その人物は
「ふーん、逃げずにしっかりと来たんだ。その行動だけは誉めてあげる」
そう、それは自分自身がいたのであった。