こっくりさんですが・・・自覚なしです
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俺はそんなわけでできることは伊予の統治の仕事か修行か停学している四人との交流のみであった。でも普通に考えるのならばそれだけでも十分ぐらいだった。前の世界ではこれよりももっとひどい状況が長く続いていたせいで苦ではなかった。
そんなわけで暇であった四人で集まっていろいろと話をしていた。桃花が伊予の国で起きたことをすべて真田と織田の二人に語っていた、別にそこまで自慢になる話じゃないだろうと思っていたが。
「それでね、将希はあの時、本気で戦ってくれて伊予の国は助かったというわけなのでも将希はそれを自分の口から言わないからみんなにはそう伝わっていないけどね」
「将希さんは本当にすごいです、某の修行だけでもすごいと感じていたのにこんな話があるなんてほかの皆さんに話せばすぐに悪いうわさなんて飛ぶと思うのですが」
「良いの、俺はみんなに褒められるような奴ではないし良くも悪くもなくただ普通に過ごしたいだけだよ。でも力が少しだけみんなより強いせいで過ごせそうもないけど、それでもここに己も合わせて四人いるから寂しくはないから構わないけどな」
「そうなんですか、それと私も今度修行をさせてもらっても良いですか。私も足を引っ張るようなことだけはしたくはないのです」
俺と桃花は笑顔に承諾をするのだった、これで二人がある程度強くなったら俺たちも心配する必要が無くなるからそんな意味でも強くはしておきたかった。
「別に良いわよ、私たちも二人で修業するよりも多くの人数で修業したほうが楽しいですから。でもそこそこ厳しいからそこだけは覚悟しておいてね」
俺たちは暇だから何かしないかと考えてせっかく四人いるからこっくりさんでもやってみないかと提案された。意外と織田ちゃんはオカルトみたいなやつが好きなんだと思いながらほかの三人も賛成してこっくりさんを始めるのだった。
そうして始めたこっくりさんで俺たちはいろんな質問をしながら終わる前にどうしても花林ちゃんが聞きたいことがあると言っているのでそれを聞いてみた。
「こっくりさん、こっくりさん、あなたの正体は何ですか。教えてください」
そう言ったたらものすごい勢いで十円玉の指が動き出して、マジでいるだと思いながら花林ちゃんは必死にお帰りくださいと言ったが答えは十円玉で嫌だと返事が返ってきた。
確か、油揚げか人の命が挙げないといけなかったような気がする。だが、先に桃花がこのままでは誰かが指を離したら危ないことになるのでしょう。その役目、私が引き受けるわと言って指を離した瞬間、桃花の様子がおかしくなった。
それを見た二人は慌てていたが俺がここは俺が引き受けるから二人は先に逃げてくれと言って二人は先に逃がしたのだった。そうして桃花が静かに立ったと思うと桃花の体に異変が起きて黒いもやもやが晴れると狐耳をはやして大きな尻尾も現れていつもとは違う感じになっていたが俺は
か、か、か、か、可愛いーーーー。何、美少女とけもの耳に尻尾つけさせたらただえさえ可愛すぎて理性が危ないのにもう下の息子が主砲の準備を始めています。まだ外が明るいのにもう我慢が出来ません。このまま狐に憑依された桃花を襲う(意味深)。
「ほう、余の力の前に恐れて言葉も出ないか。そのまま余の生贄となるがいい、それにしてもなかなかいい獲物じゃのう」
そうして狐だろう者に憑依された桃花が攻撃してきたが俺は普段の修行の成果を見せた。その攻撃を避けてすぐに後ろに回り桃花の胸を揉み始めた。
狐の憑依されただろう桃花はすぐに脱出しようとしたが俺は桃花が感じやすい場所を把握しているからそう簡単には逃げられないぞ。それをしながら俺はけもの耳に尻尾も優しく触ってかなり感じたのか力が弱くなりそのまま楽しんで向こうが完全に力が抜けるまでやり続けた。
ふう、これで相手もおとなしくなるだろう。それに当分の間、おかずには困ることはないだろう。動画でも画像でも保存しておいた、俺はあと十年は戦えると思いながら見ていると黒いもやもやが桃花から出て
「おのれ、良くも余にこのような辱めをさせたな。どうなるか教えてやるのじゃ」
「すいませんが式神になってくれませんか、この姿の桃花が可愛すぎるのでまた生で見るためにもどうかお願いします。もちろん油揚げなどは毎日用意をさせていただきますからどうかお願いできないでしょうか」
俺は黒いもやもやにプライドもなく土下座をした。だってこの可愛い桃花の姿をまたみることができるかもしれないならばするでしょうと考えていると向こうが不気味な声ながらもそうじゃな条件をのんでくれたのならば構わないがと言ってきたのでそれは何でしょうかと聞くと
「それはそちの体を余に献上することじゃー」
そうして黒いもやもやが俺のほうに来て体の中に入り込んできたのだった、でも俺自身はそう簡単に憑依できるのかと考えていると何か眠くなってきた。まあ、先ほどのことで疲れたのか、とりあえず寝て休むことにしよう。起きたら桃花たちに報告しようかな。
「ふっふっふ、ようやく憑依出来たのじゃ。まったく力が強いものは本当に困るのじゃ。でも男の姿では動きにくいのう・・・せっかくだから性別も変えてみるのかのう」
それを言うと黒いもやもやが全身に広がりそれが晴れると茶髪のロン毛をした美少女に変わり先ほど一緒にけもの耳に尻尾もついておりそれを恋人であろう桃花にも起こして見せてやることにした。
「ほれ、起きるのじゃ・・・起きたのじゃな、どうじゃお主の愛しい彼氏がこのように変わり果ててしまったのじゃ。お主とっては・・・」
こっくりさんはこれを見て彼女を絶望をさせようとしていたがその様子がなくむしろただこちらを見つめながら言われた言葉はこっくりさんにとっては意外な言葉であった。
「か、か、か、可愛いーー。あなた、先ほどのこっくりさんね、将希に憑依したのね。本当ならば怒りたいところだけど可愛すぎるから許す代わりに」
そう言い終えた桃花は憑依されている将希の体を押し倒して将希に対して色っぽく見つめていた。それを見たこっくりさんはやばい、この女性、先ほどの男と同じ目をしておると考えており急いでこっくりさんはやばいこの女もしかして同性愛でもするのかと思いすぐに慌てながら話すのだった。
「お、お、お主は女の体になった彼氏でも襲うつもりなのか。それともお主は同性愛でもするのか。余をそんな目で見るな」
「そうね、男か女かどちらか深い意味で過ごす必要があるならば私は迷いもなく同じ女性を選ぶ、深い意味をやってね。そんな私だったけど将希ができてからは頭の仲は将希しかなくなって将希以外はダメになっていたけど・・・けど、けどね、これは最高すぎるでしょう。こんなに可愛くなった将希を襲う以外の選択肢はないでしょう。もう我慢ができないわ、それにこれ、封印のお札をつけてあなたが出て行かれないようにさせてあげたから途中で出て終わったら嫌だからね」
そう言いながらこれから深い意味をする準備を始めていた。それを見たこっくりさんはやばいこのままではと逆に恐怖を抱き、怯えるように桃花を説得し始めた。立場は完全に逆転されていたのである。
「あげたから何なのじゃ・・・頼む、素直に帰るからもう余を許してたもれ。余は余は女には興味がないのじゃ、どうせそうやるのだったら男が良いのじゃ」
「そんな悲しいことを言わないで・・・今夜は寝かせない夜になりましょう。さあ、お愉しみタイムと行きましょう。私が教えて、あ・げ・る」
桃花はすでに興奮しながらその手を伸ばしてゆっくりと憑依された将希の体をいじり始めたのだった。その恐怖のあまりにこっくりさんはどうしてこうなったのじゃと思うばかりだった。
こうして狐みたいな声が遠くまで響くはずだったがそこは将希が張っていた結界のせいで聞こえずここでこっくりさんは初めて深く泣く程後悔をするのであった。こんなことになるのであったならば最初からでなければ良かったとそう感じざる負えなかった。
翌日、改めてこっくりさんはその姿を現して二人に謝罪をしていた。もうあれだけの恐怖を植え付けられて逆らう気力がなくなっておりすぐにでもここから立ち去りたいと考えていたら将希からとんでもない言葉をかけられた。
「そうだ、こっくりさん。この前の話の返事を聞いていなかったな、俺の式神になるか、ならないか返事を聞かせてほしい」
こっくりさんはもうものすごい勢いで丁重にお断りをいたしますと言ってその場から逃げようとしていたら今度は桃花からきてでは私ではダメかしらと言ってきたので先ほどと同じく断りを入れようとしたら近くまで来て耳元で
「もし、断ったらあなたが承諾するまで可愛がってあげるけど良いかしら。むしろ、私的には断ってほしいところなのだけどね」
桃花の表情は完全に淫魔と間違われてもしょうがない顔になっていた。それを見て聞いたこっくりさんはものすごい勢いでどうか桃花様の式神にしてくださいとお願いをするのだった。将希もまあ、桃花が相手ならばしょうがないかとため息をつきながら諦めていた。
その一方、こっくりさんはこの先にもう待ち受けるのは絶望しかないと考え、すべてを諦めた顔になっていた。もうどうでもいいのじゃと思いながら遠くを眺めていた。
式神になったことで名前を付けたのは桜狐と言う名前にしたのだった。これで完全に桜狐は逃げることができなくなり余はどうなるのじゃと思いながらどうか、平和になるように神様でも祈っていた。
だが、不幸なことにもこれをやっているのは神様になる立候補生徒であるが・・・こっくり、桜狐の式神人生が始まった、二人になついて二人のことが好きになりすぎて同じ変態になるのはまだ先のことである。