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図書室にいますが・・・自覚はないです

登録に評価をお願いします。それと誤字脱字があると思いますので遠慮なしに言ってください、お待ちをしております。

そんな出来事もありながらもなんとか平和に暮らせていた。しかし、えらい方から伊予守代を任命されてしまったので学生でありながらも責任ある立場に立たされたわけでありそれを少しでも良くするために手始めに図書室に来ていた。



ここはいろんな本が置いており内政や兵法書などもあり更には神話の出来事も載っている本もありそれを見ながら過ごしていると急に後ろから桃花が



「ふっふっふ、誰だー」



「声でバレるよ、桃花でしょう。どうして桃花がここにいるの、桃花にとってみればあんまり好きな場所ではないだろう。本があんまり好きではないと言っていたし」



「まあね、でも好きな人が最近毎日のように図書室に入っていくのを見たら気になって来てしまいました。ところで将希はどんな本を読んでいるの」



俺は見ていた本を桃花に見せたのだった、その本は神話の怪物を解説みたいに分析している本であり俺はこれまでの体験上、いつかはここにのっている化け物と戦わないといけないから今のうちにある程度知識を持っておこうと思ってねと言うと桃花も一緒に見ると言い出し一緒に本を読むのであった。




そのように本を読みながら桃花がどうして本などを読むようになったのと言われたので俺は責任ある立場になったからいろんな知識を身に着けておこうと思ってと言うと



「本当に将希は真面目だよね、そこが良いところなんだけど。それに農業に関する本に兵法書も近くにあるし本当に頑張っているのね。でも戦いならばこの前の作戦ですごい成果をあげていたじゃない、あれで満足しないの」



俺も確かにこの前は大勝利を得られたがいつも得られるとは限らない、少しでも可能性を高くするために今、勉強しようと思って。



ほかにも伊予の国を任せられた身としてもう一度伊予の国の状況を整理もしていた。まずは俺が居ない間は人類代表は金子元宅さんで鬼の代表は朱鬼さんになってそこで二院制をしてもらいお互いに意見を考えあってもらっている。



もし、決着がつかない時は俺とすべての国民で決めてもらうと言う体制をした。急にそのようなことを聞いてくれるかなと考えていたがこの前の件もありすんなりと受け入れてくれたのである。



これにより思うように事が進んでいて本当にうれしい、後、支持率を上げるために貰えるお金の九割を貧しい民にあげているのが効果が出たのかな。一割だけでも正直に言って多いです、少なくても前世でもらっていた給料よりも金額は大きいです。



それを考えると悲しくなっていたが幸いなことに前世は販売関係の仕事をしていたので商いに関しては少しばかり知識がありそれも含めて国を繁栄をさせていた。本当に仕事や時間の長さには苦労したけどここで使えて良かったと今は思う、もう一度したいかと言われたらかなり悩むかな。



そのようなことを思いながら見ていると神話の本を桃花が開いてそうして俺にあるページを見せてきたのだった。



「でも流石にこんな化け物と出会ったら命がいくつあっても足りないよね」



そう言って見せてくれたのはこの神話の中でも一番危ないと言われている邪神、アーリマンの開設が書いてあるところであった。それは大昔、まだ神々と言う存在が誕生する前からいる存在で絶対的に災いを呼ぶ神でありこれを倒すのにどれだけの犠牲をしてきたことか。



だが、そんな邪神、アーリマンも最後は一人の勇者に倒されて無くなったと書かれてある。確かに桃花の言うとおりにこのような化け物がいまだに存在していたら怖いよな、流石の俺も逃げ出しそうだよと思っていると



「でもさ、ここに書かれてあるのはすべていなくなった化け物たちでしょう、どうして将希はこの生物たちを調べようとしているの」



桃花が疑問そうに言ってきたので俺が言葉で返そうとしたら後ろの方から俺の代わりに誰かが答えてくれたのであった。



「それは、かつて死んだはずの生物が蘇り大きな災いを巻き越したこともあるから、将希君はそれを警戒しているだよね」



「誰かなと思っていたら暁さんではありませんか、どうしてここにいるのですか。それに急に話しかけないでくださいよ、驚きました」



「悪い、悪い。どうしても気になってね、それに僕は入学してから休み時間はほとんど図書室で過ごしているからむしろいないほうが珍しいぐらいだよ」



暁はとても笑顔でそう答えていた、俺はそれならばいい本はありますかとお願いしたらいろんな本を持ってきてくれた。それを感謝しながら俺は暁とも話し始めた。



「そういえば君が任命された場所は伊予の国だったね、それならば土居清良と言う人物を探すと良いかもしれないよ。後は伊予の国で忠義に暑い武士と言えば金子元宅ぐらいかな。どちらか一人でも仲間にしておけば伊予の統治が楽になるかもしれないよ」



す、すごい、暁さんの統治ではないのにもうそこまでの情報を持っているのか。いや、むしろこの人も戦国時代に詳しいだろうなと思っていた。伊予で人材をあげるならば真っ先に俺も言うだろう土居清良をあげるとは。



ついでに簡単に説明すると鉄砲に農業が詳しい人で五か国の太守になれば天下を狙えると言われた人でもある、二人目の金子元宅は長曾我部の家臣になった後に毛利の大軍が迫り降伏を迫られるがそれを断り武士らしく戦い、討ち死にした。



本当にこの二人は優秀でよく戦国時代の戦略ゲームではよく使っていた、そのためにあの事件の時には実はかなり喜んでいた。忠義に厚い人がいて安心できると思い味方の裏切りの心配がなく戦いをできたのも金子元宅の力でもある。



それと土居清良は探しているが今だに見つかっていない、でも一応統治は安定しているから無理に探す必要はないけどと思っていると



「それにしても将希君も意外に知識があるね、戦いもできて統治もうまくいき、実力もある。選ばれる理由がわかる気がするよ。でも僕も負けてはいないからな、いつかは君も超える神になるよ」



いやいや、もう超える前にもう超えていると思うのですかと内心そう考えていた、だって性格も良くて実力もありそして正直に言ってかなりのイケメンでもう勝ち組以外に何と言っていいかわからない状態であった。だが、意外そうにも暁が



「将希君は良い彼女さんに仲間もいて上からの信頼もある、素晴らしい人だと僕はそう考えているよ、だからこれから友人としてこれからの学園生活を共に歩んでいかないか」



え、俺みたいなやつでいいのですか。正直に言ってうれしいです、暁さんみたいな人と友人になれるなんて嬉しい限りだ。これで親友のとよっち以来初めての男友達が増える、いろいろと会った学園生活だけど前よりも確実に楽しくなっている。



だから俺はこれを維持するためにも修行だけはやめることはできないなと考えていたのだった。そのころ、暁の脳内では考えがうまく進み喜んでいた。



本当に間抜けな奴だ、お人好しで礼儀を守る男であり騙しやすいやつの上にかなり有能と来たら最高だろう。注意する点としては利用すぎて将希の彼女が勘づかれることは避けたい、あの女は将希と違ってそこは注意しているからな。



でも基本的にそこまでひどい扱いをしなければ無理に言おうとしないだろう、そこをうまく調整し使いこなせばこれ以上もない利益となる。とても輝かしい生活ができるが残る心配は学年一位の徳島豊喜の存在である、僕よりも成績が上いる男は存在してはいけないのだ。



僕こそ、選ばれた神になる男なのにそれなのに僕の上を行くだとふざけるな、僕は生まれながら頂点に立つ男だ。あんなどこにでも良そうな男に奪われる筋合いはない、そのためにもこの将希をうまく利用してやろうではないか。



この間抜けからいろいろと情報を聞き出し弱点を見つけてどんどん追い込んでやろう、楽しみにしておけよ、僕はこれからのことで笑いそうになり堪えていると不思議そうに将希がこちらに対して



「どうしたの、暁さん。何か面白いことでもあったのですか」



「いいや、面白いことを思い出して笑っていただけだよ。それよりもこれからどこかで外食でもしていかないか。実は美味しい店を知っているだ、君の彼女と君、僕の三人で行かないか」



そうしたら将希はとてもうれしそうにしながら本当ですかと言って喜んでいた。本当にこいつの扱いは簡単だよ、それなのにこちらに対する利益が大きいよ。僕は君から良いところを学び、そして君の味方にすることによって上からも顔を覚えてもらい、誰よりも出世をする。



もちろん、この性格のままだったら君を落としえることは絶対にしないからそのままでいてよね、でも君の親友さんは地獄のどん底にでも落ちてもらうかな。僕よりも上に立っていたことをあの世でも後悔させてあげるからな。



僕はそう決意をしまずはこの将希と仲良くなってあいつの情報収集から始めるのだった。もちろんこのことを気が付いているのは誰もいなかった、余りにも演技のうまさに誰もが気が付けないでいた。



もちろん将希の場合は下手でも仲良くしたいと言えば騙されるが、こうして外食をしてその店で話ながら暁は将希から豊喜の情報を得ようとして話を始めていた。



「そういえば、君の親友の豊喜君は凄いよね。本当に素晴らしい人だけど詳しいことはまだ知らないだ、少しでも教えてくれるかな。直接本人に聞くのは少し聞きづらくて」



「別に構わないよ、それでとよっちはね。本当に生まれた時から天才で俺ができないことがあってもとよっちはすべてできて運動に学問、そしていろんな知識も持っていて死角がないと言いたいぐらいだよ。でも少し引きこもりみたいな感じだから体力は少ないかな」



なるほど体力は少ないのかそれならば持久戦に持ち込めば勝ち目はあると言うことだな、もしくはどこかで戦った後に勝負をすれば勝てる、本当に情報が入ってきていい感じだと考えていた。



「それと効率がいい修行の仕方を教えたらすぐにいろんな魔法を覚えてびっくりしてさ」



「そうなんだ、それでその効率がいい修行の仕方とは何だろう。是非とも僕にも教えてくれないか、試してみたいのだ」



待て、効率がいい修行の仕方があるのか。それをすれば僕も一気に強くなれるかもしれないと感じたので聞いてみると素直に答えてくれて後日にそれを試してやってみるといつもの修行よりも三倍近くの成果が出て本当にあの将希は使える奴だと思い笑うのだった。



将希はこれで暁さんととよっちが良いライバルもしくは仲がいい友達になってくれると良いなと考えていたのであった。そうして最近、図書室ばかりで向かって会っていなかった親友のもとに向かうのだった。

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