夏休みの日常ですが・・・自覚はないです
一章、始まりの期で追加します。
どうか、面白いと思いましたら評価のほうをお願いします。☆が一つからでも構いませんので・・・どうかお願いします。
平和な日々が戻り日常を暮らしていたある日に己の寮に凛姫が訪れていたのである、最初こそは恐れていたがパンドラの約束が大きいのか特に危害など加えてくることはなかったので意外と仲良く話していた。
部屋には特に物は変わっている物はないがパソコンはこの世界もありもうすでに手にしていた、それはこの世界でのオンラインゲームをするためであった。もちろん桃花も手に入れて早速、やっていたがキャラの名前が足利風葉とつけていた、やはり最初に名乗っていたのはオンラインゲームのキャラだったのかと思いながらしていると
「ねえ、将希。どこかに行かない、私さ暇で死にそうだよ。もう死んでいるかもしれないけど、また死にそうだよ」
確かに修行以外ではあんまり最近外に出ていなかったのでたまにはいいかと思い俺は凛姫と共に外に出ることにしたのだった。こちらも寮に残っている食材が少なくなってきていたので買い物ついでに外に出るのであった。
本当に怨霊とヤンデレ気味がなければかなり可愛い妹キャラなのにこの子、それだけに惜しいよなと思いながら歩いていると
「こんなところで会うなんて奇遇だな、将希君。今日はどうしたのか、また凛姫のわがままに付き合ってくれているのか」
「勝虎のおっさんじゃないですか。まあ、それもありますが俺の寮に残っている食材が少なくなってきているのでそのために買い物と一緒に付き合ってあげようと思いまして」
「そうかそうか、本当にすまないな・・・どうだ、わしもこれから買い出しに行くから三人で向かうか。手伝ってあげたらタダで飯を作ってあげるから良いかな」
俺は本当ですかと思い一緒に手伝ってあげることにした。凛姫はとても不満そうな顔をしていたが俺が後で二人でゆっくりと付き合ってあげるからと言ったらすぐに機嫌を直して笑顔になった。
そうして訪れたスーパーではそこそこ賑わっていた、いつもならばすごい人なのだが無理もないこんなに暑いと外に出たくはないよな。俺も修行以外で外には出たくはなかったよ、だから涼しい寮でオンラインゲームをしていたんだし。そう思いながら中に入り買い物を始めるのだった。
意外と買い物が多く俺もそれなりに物を持ちながら帰っていた、本当に修行しているおかげで昔よりもはるかに多く持ているからこれはこれで便利になったなと思いながら勝虎のおっさんが経営している定食屋までたどり着いてそうして荷物の整理も終えて約束通りに勝虎のおっさんが料理を作ってくれるのだった。
そう待っていながら勝虎のおっさんがこれまで起きたことを話してくれた。
「そうだ、将希君。あの事件があった伊予の国に君を祭る神社が作られるという話は聞いたか。名前は君の名前の一つに得意な雷で雷希神社と名付けるらしいよ。あの事件に伊予の国に暴れていた竜を討伐したらしいじゃないか、君は本当にすごい子だよ」
・・・え、俺をまつる神社が作られるのですか、うれしいけど恥ずかしいですよ。それにしても俺はそのようなことを特に後者の件はした覚えがないのですかと考えていると
「いやいや、結果的に君は伊予を救ったことになっているし竜退治も君が叫びながら突撃したと何人も見ていたらしいからな。そんなに遠慮することはないよ」
あれ、なんか一度だけそんなことをした覚えがあるな。それは桃花の式神になった風火を助けるときに叫びながら突撃したな、と言うかあの竜はそんなに問題を起こしていた竜だったの。ある意味それは良かったかもしれないな。
そうもして飯ができて三人で食事をするのだった、その後は凛姫に約束していた通りに遊びに付き合ってあげるのであった。凛姫はどこに行きたいと俺が聞いたら涼しくて遊べそうな場所が良いと言われたので俺は近くにある川に向かうことにした。
そこはあんまり人が来ない場所であるがとても涼しくて自然も豊かで過ごしやすい場所であるがみんな寮が涼しいからわざわざここまで来る人はいないというわけだ。実際に俺も凛姫に付き合わなければ来ることはなかったかもしれないし。
そう思いながら二人でやりたいことを聞くのであった、そうしたらやはりと言うべきか水遊びをしたいということだった。まあ、川の流れはそこまで速くなさそうだし大丈夫かなと思い水遊びに付き合ってあげるのである。
「将希、早くこっちに来て大きな大きな蟹がいるよ」
俺はどれどれと思いながら見てみるとそこには本当に大きな蟹がいた、前の世界でもあそこまで大きい蟹は深海に生息している蟹ぐらいでありまさか、こんな場所で見ることになるとは夢にも思わなかった。
その蟹がこちらに気が付いてすぐに凛姫を攻撃したのだった。俺はやばいこんなところに攻撃してくる生物がいたのかよと思いすぐに凛姫を助けに向かった。だが、先に凛姫が攻撃を食らって服が蟹のはさみで切れて凛姫がとても恥ずかしい姿になっていた。
おいおい、あの蟹は変態なのかと思うぐらいに凛姫の体には傷一つつけずに服だけを切りはがした。しかも蟹がまたくだらないものを切ってしまったという顔になって満足していた。
良し、この変態蟹はここで始末しておくかと思っていると式神の蒼雷が出て来てあの変態蟹と話しみたいなことをし始めてその結果、お互いに気に入ったみたいであり意気投合していた。
変態は変態を呼び寄せるというわけか・・・蒼雷、今日の飯を抜きにするぞと思うとすぐにこちらの方に戻ってきて戦いの準備を始めた。だが、蒼雷が桃花が写ってる写真を加えて説明するように行動を開始した。
見た感じだとこの変態蟹が桃花の服も見事に切りはがしてあげますからどうか助けてくださいと言っているみたいであった。ほう、それでお前の命が助かると思っているのかと言いながらも想像をするのだった。
急に現れた変態蟹に服を切りはがされて恥ずかしい顔をしている桃花の姿を思い描いていた。俺は・・・失敗したらお前を食うからなと言ってその場は逃がしてあげることにしたのであった。
しょうがないよね、可愛い桃花の一場面に巡り合えるかもしれないからね。それにむやみに生き物を殺すのは良くないし、殺しても食べるとかしないといけないからなと己に言い聞かせた。
その後はまずははがされた服をどうしようと思っていたら凛姫が寒いから温めて、将希の体でと言ってきたので
「流石に中学生みたいなお前に手を出さないから安心しろ、俺はそこまで落ちぶれていないから・・しょうがないから俺の服でも着ていろ」
「本当に良いの、こんなに可愛い年下ヒロインを襲える絶好のチャンスなのに誘いに乗らないの。別に襲っても私は何も言わないよ」
「良いから服を着なさい、なんとか神力で直せるかやってみるからそれを着て待っていろ」
俺はそう言いながら服を直す作業を始めるのだった、これぐらいならば神力を使えば直せるなと思いながらしていると後ろから
「・・・こんなことになるのだったら将希にあの薬でも持ってくればよかった」
俺は何も聞こえていません、何も聞いていません。後ろで何か怖いものを感じていますけど特にいるはずがありません、後ろにはただの凛姫がいるだけです。それ以外物がいるはずがありませんと必死に後ろから感じる異様な気配を無視続けてようやく直すことに成功したのだった。
俺はそれを凛姫に着させて俺たちは疲れたのでその場でゆっくりと話をすることにした。
「ねえ、ねえ、将希はほかにどんなことができるの。雷属性に炎属性は使えると聞いたけど」
「そうだな、それ以外だと基本技で結界や癒しの雨などが使えるかな。話を聞いていると基本技も試験で使えるという話を聞いたから覚えておいた」
そんな会話をしながら時間も過ぎてまた遊びたいと言って凛姫はまた川で遊び始めた。まあ、一応彼女の過去を知っている身としては本当に良かったなと思いながら見ていたのだった。
前世で昔、彼女に憑りつかれたこともあり彼女の記憶を見ている己としては報われてよかったと思っていた。それと出来ることならば俺以外の男性と付き合って行きながらパートナーを探してほしいと思うのだった。
そうして疲れたと言いながら俺に偏って休むのだった。まあ、これぐらいならば良いかと思いしばらくそのままにして景色を見ながらゆっくりとしていた。
次第に夕暮れとなり流石に帰ろうかと言おうとしたら完全に凛姫は寝ていて起きそうもなかったので俺は凛姫を抱っこして来た道に変えるのだった。
しばらくして俺は勝虎のおっさんの定食屋に戻ってきて後はお願いしますと言って俺は後にしようとしたら勝虎のおっさんがいろいろと世話になったから作ってくれていたおかずの一品を貰うことになった。
本当に勝虎のおっさんが作った料理はおいしいからな、タダでもらえるなんて嬉しい限りだよ。本当に元でも魔王だということが忘れそうだ、そうも思いながら俺は寮に帰り今後の予定を考えていた。
もうすぐで夏休みは終わりになるからそろそろ気合を入れていかないといけない、どんな試験が来てもいい様に修行をしていかないとこれで合格ラインに届いていなかったら絶望するからな、でもどんな内容のテスト何だろうか。
事前に知っていればある程度補えると思っていたがそれは無理な話かと思い俺はただひたすらに修行とゲームを繰り返してゆきそうして夏休みも終わりを告げたのだった。
新学期が始まる、その日に俺は朝早くから起きて近くにある自然が豊かな丘の上まで走ってそこから大声で
「絶対に合格をしてやるぞー、俺は出来る、合格できるー」
そう決意を声に出してなんだが元気になったので軽くランニングをしてからまた寮に戻り朝の準備をして食事をしていると
「おはよう、将希。今日は緊張してないか、お前は余裕で合格できるから心配はしなくても良いと思うがやはり心配しているな」
そう現れたのはとよっちであり俺の心境を簡単に見抜くとは流石親友と思い、俺はこう返した。
「まあね、それは緊張するだろう。いくら成績が優秀でも落ちるときは落ちることもあるからな。とよっちこそ合格できると思うけど頑張ってね、俺は落ちないように努力するから」
「いやいや、絶対にお前が落ちる要素がないでしょう。これで落ちたら今年の者たちは全滅だよ、話はこれぐらいにしてそろそろ向かわないか、学園に」
俺はそうもそうだなと思い準備も終えたので俺ととよっちは学園に向けて歩き出していたら後ろから桃花が来て俺たちに対して
「二人とも、おはよう。久しぶりだね、豊喜。将希とは機能もあっているけど、二人がそろうのは久しぶりじゃないかしら」
「確かにそうだね、基本的に旅行から将希と会っていなかったからな。家でゆっくりとしていた。将希はどうしていたのか・・・まあ、修行とゲームだろうがな」
「・・・とよっちはどこからか俺のことを見ていたのか。当たっているとか次元ではなくて一文字も間違いがないのですが、俺の行動を予測しすぎじゃないか」
そう言うととよっちはまあ、お前の行動パターンはもう理解しているからなと言われて俺は流石、とよっちと思いながら学園の門をくぐり学園に入るのだった。
そう、これから退学なるか合格できるかの試験が始まるのだった。俺は不安に胸がいっぱいになりながらも桃花やとよっちの後に続いて歩くのであった。