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祭りの始まりですが・・・自覚なしです

パンドラとの決戦に何とか勝てた俺はその後に気を失ってその場で寝てしまい、起きたのは二日後の後になっていた。そうして目を覚ましたら桃花が心配そうに見守ってくれていた。



「将希、おはよう。本当にあんまり起きなかったら心配したんだよ。もう眠ってから二日ぐらい目を覚ましていなかっただから」



「悪い悪い、それで今はどのような状況になっているの、桃花。それにほかのみんなは帰ってきたの、桃花が知っているだけの情報を教えてくれないか」



俺はまだ眠きから覚ましてない状態でそう話してみるとどうやらパンドラは約束を守り元に戻りたいと思いがあった人は帰してきてくれた。だが先生に師匠、大親友が戻ってきたらしいが半数以上の生徒がそのままに残りたいらしくかなり少なくたったように思えた。



「そうか、半数以上がパンドラのもとに残ったのか。俺が止める権利はないとはいえよくそんなに向こうに行きたがる人が多かったものだな。そんなにこちらが嫌なのか俺は別にそんなに嫌いではないが」



俺はそう不思議そうに思いながら話していると一人の男が部屋に入ってきたのだった、それは大親友のとよっちだった。それを見た時に嬉しくて泣くそうになったがそれを分かったのかとよっちは笑顔になりながら俺に対して



「将希、目を覚ましたのか。お前には本当に迷惑をかけたな・・・そんな苦しみを味わうのが嫌だろうだからパンドラのもとに来ないか・・・なんてな、冗談だよ。流石にお前をおいては自分はいけないよ。友でもあり恩人でもあるからな、それよりもやはり夏休み明けのあれのせいで半数以上の生徒があちらに行ってしまったな」



「うん、何か夏休み明けにあるの。俺そんなの聞いてないだけど、何かテストでもあるの。確かに夏休み明けのテストはかなり嫌な思い出があるけどもしかしてこの世界にもあるの、それで半数以上の生徒が向こうに向かったわけ」



とよっちは呆れた顔をしながらため息をついて俺に説明をしてくれたのであった。それは夏休み後に起きる予定だった。



「流石、将希だな。お見事に人の話を聞いていなかったな、そうだろうと思っていたから自分から説明するけど夏休みが終わったら神々からの試験がありそれに合格ラインを超えていないと退学させられると言う物だ」



俺は驚いた表情で親友にマジですかと驚きながらそう言うとマジだと返してきたので俺はすぐに頭を抱えながら横に転がり始めて



「どうしよう、どうしよう、俺はその試験と言うやつに合格ラインを突破する自信がないよ。このままでは退学になってしまう・・・ところで退学になるとどうなるの。ものすごく気になるし怖いですけど、とよっちは分かっているのぜ」



「確か、転生させられるとか言われていたな。まあ、優遇はされるらしいがこの世界には帰ってこれないみたいな話はしていたな」



その言葉を聞いて俺はやばい、俺の人生に再びピンチが来たーと頭に中でそう思いながらものすごい顔になっていた。二人はそれを見て笑っていたが俺はそれどころじゃない、落ちこぼれの己は落第する可能性が高いからこんなところで休んでいる場合ではない。



今すぐにでも修行をしてなんとか合格ラインを超えていないとまずいと思い俺は己の体に鞭を打つように叩いてすぐに部屋から飛び出した。まずは軽く食事をして水を補給したのちにすぐにでも修行をしないと俺は終わると思い走り出した。



「おいー、将希。人の話を最後まできけー、お前はもう合格ラインを突破しているから安心してくれ・・・はあ、もう行ったか、本当にあいつは昔から人の話を最後まで聞かないところがあるからな。それが玉に瑕になっているから困るよな」



「そうですね、でもそこが人らしく完ぺきじゃないと言う点で安心して付き合えますね。また将希のために何か作っていこうかしら」



「そうか、自分たちがそんな状況になっている間にも桃花と将希の仲は更に深いものになっていたんだな。安心しろ、自分の口からは広める気はないから。でもお願いはある、友に非がない限り出来る限り見捨てないでほしい、頼む」



「安心してください、たとえほかの人に別れよと言われても私はそのつもりはありませんから。あの人の彼女にいたいですから」



そう話をするのだった、それは平和な状態が戻ってきたと桃花も再度そう感じてようやく安心するのであった。その間にも将希は修行を始めていたのは言うまでもなかった。



そうして数日後にこの伊予に平和を取り戻した功績として将希と桃花を中心にお祭りをやるのだった。俺は正直に言ってこんなされるほど活躍したのかあんまり自信を持っていなかったがでも地元の人に師匠に先生にほかにも一緒に同行している生徒たちがやろうと言うので流石に中心とする人が欠席するのはまずいよなと思い参加するのだった。



始まった、お祭りはなかなか良いものであって俺は師匠から少ないが俺様からのお礼だと言われて数百万円を貰ったがこんなにもらっていいものだろうか、これで恨まれて後ろから刺されないだろうかと心配になりながら祭りを回ることにした。



出店か、懐かしいな。社会人になってから社畜みたいになっていたので祭りに参加する時間がなかったから懐かしく感じていた、好きな出店があるかなと探していたら周りにいた人たちがこの国を救った人物だと気づかれてものすごい人、または鬼たちに包囲された。



いやいや、人気が出すぎでしょう。これでは祭りをゆっくりと楽しめないかと思っていると誰かに手を掴まれてそのままバレないようにその場から離れることに成功した。そうして助けてくれたのは桃花であったがいつもと違う格好で着物姿をしていた、それを見た俺は可愛い子は何を着させても可愛いだなと改めてそう思っていると



「将希、いつもの格好をしていたら流石にやばいよ。先ほどみたいなことになるから早くし服に着替えて、服は持ってきているから」


そう言われて確かに桃花のバックの中に俺の私服が入っていたので俺は草木に隠れて着替えをしたのだった。確かにいつもの格好していたらそれはバレるよな。とりあえず服だけでも変えたら少しはマシになるだろうと思い着替えた。



でもどうして桃花が俺の私服を持っているのだろうか。それによく俺の荷物から私腹を探し出せたな、そうか、親友から聞いたのかな。親友ならばある場所は分かるからそれならば納得できると思い着替えて桃花にのもとに向かった。



「桃花、お待たせ。これならば簡単にはバレないだろう、これでゆっくりと祭りを楽しめるな。せっかくだから一緒に祭りを楽しまないか。一人で回るより誰かと一緒に回りたいからな、もちろん桃花が嫌ならそれはそれで一人で回るつもりだが・・」



そう言ったら桃花は一緒に回りたいと言い出したので俺と桃花の二人で祭りを回り始めた。手始めにお腹が空いてきたので持ちやすい綿あめでも買おうと思いそれを売っている出店に向かい早速買おうとしたら急に式神の蒼雷が出て鳴き声を出した、サイズは一番小さいサイズで出てきたが目的なんであろうと思っていると綿あめのほうを見ていた。



もしかしてお前もこれを食べたいのかと聞くと頷いたので俺は己と桃花、蒼雷の三人分お買い上げして桃花の元に戻った。



「お帰り、どうしたの式神の蒼雷を出して。なにか異常でもあったの」



「それがこいつが綿あめを食べたいらしいから出して一つあげているところなんだ。それとどうだ、蒼雷、綿あめはおいしいか。本当にこの前の事件では頑張ってくれたからな、お疲れ様。お前の助けなしだったら今の俺はいなかったぜ」



そう言うと返事を返した、それと蒼雷は桃花のほうを見てうんうんと頷いていたのを見て興奮している表情をしていた。お前なと思い俺は蒼雷に対して



「蒼雷、気持ちはわかるけどそれを行動するなよ。確かに着物を着ていていつもにはない魅力やエロさも感じるけどそれを言ったらダメだろう・・・でも気持ちは同じだぜ」



俺は蒼雷にそう言い返した、蒼雷もなんだか嬉しそうだったがここで俺は夢中で忘れていたが目の前に桃花がいたことにやばいこの状況ではこの後に叱られると思い覚悟をしていたら



「そ、そう、そんなに似合っているのかな。それだったら嬉しいかな、でも流石にその言葉は少し恥ずかしいな。でも将希にそう言われて本当に良かった」



そう言って桃花は赤くしていた、あれいつもならば叱るはずなのにと思っていたら蒼雷のほうは何か分かったのかものすごい勢いで綿あめを食べ始めて食べ終えたらすぐにお札の中に戻っていくのだった。蒼雷、もしかして桃花が考えていることが分かったのか、教えてくれないかと思った。



そうして桃花にとりあえず祭りでも回りながら考えることにしたのだった。祭りを回りながら考えていれば分かるだろうと思い俺と桃花の二人で祭りを回り始めるのであった。


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