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激突、パンドラですが・・・自覚ないです

俺は迫りくる敵軍を覚えている雷属性の魔法で応戦をしていた、幸いなことに神力はかなり多い方でありそれなりに持久戦も戦えるが流石にここまでの人数だとそんなに持つはずがないので俺は倒れた敵兵を壁代わりにするように倒して積み上げて敵兵で作った壁が完成した。



これで俺はこの壁によじ登ってきた敵兵を相手にすればいい少なからず平地線よりかはいくらか有利になった。そのころ城でも戦う準備が終えて俺はそろそろ撤退かなと思い撤退をしようとしたら



「前の戦いと言い、今回の作戦。君はかなり戦術に優れているみたいだね、是非とも我々の仲間になってもらわないといけないな」



そう言いながら敵の壁を突き崩して出てきたのは勝虎のおっさんだった、やばい、流石にあの人と戦えるだけの力はないと思っていると



「勝虎さん、あなたではやりすぎるところがありますからここは僕が直々に相手になりますから見守っていただけないでしょうか」



「そうですか、パンドラ様がそう言いますならわしは後ろに後退いたします、ですが無理はしないようにしてくだされ。あの将希くんはまだ底知れない才能を秘めている可能性があります、パンドラ様が負けることはないと思いますが念には念を入れよと言う言葉があります、用心してください」



そう言い勝虎は後ろの方に後退しその代わりに前線にパンドラが出てきたのだった。それはとても楽しそうにしながら俺に対して話し始めた。



「分かった、ありがとうね。勝虎さんはこれで後ろに引き上げたことだし、将希さん、僕と一つゲームをしないか。内容は簡単だよ、僕に少しでも傷をつけたならば君の勝ちで僕たちは素直に引き上げるよ。もちろん、この伊予の国に千年間は絶対に手出しをしないし君と仲いい人に仲良くなった人も対象にしてあげる。もちろんのこと同志の誘いもしない、悪い提案じゃないよね」



これはとてもうまい話である、明らかにこちらの条件のほうが優遇されており向こうの利益は少ない。普通ならそんな提案はしない・・・絶対に勝てると言う確信がない限りはつまり向こうは必ず勝てると言う自信があると言うわけだ。



もちろん俺の実力は勝虎のおっさんに通じて知ってるだろう、雷属性しか使えないことも知っているだから勝負でも仕掛けてきたのか。納得させることをして完全に向こう側の者にさせるために・・・意外と向こうの者たちはしぶといと言うべきなのか礼儀正しいと言うべきなのか。



どちらにせよ、俺はこれを受け入れるしか残されていない。万が一、城まで生き延びてもそれは数時間命が長引くだけで結局は変わらない。ならば僅かの可能性でもある方に向かうしかない、たとえそれが神話にも残るパンドラが相手になろうとも俺は決意を固めて目で勝負をするという返しをしたら



「そうか、提案を受け入れてくれるだね。みんなは後ろに待機させて一切勝負に横やりはしないようにお願いしたから、勝負を始めよう」



それを引き金に俺はここは一気に勝負を決めようと必殺技を出したそれは一点集中に攻撃力がある紫電の一閃を繰り出すことにした。もしこれでダメージが通らなければ今の自分ではどうすることもできない、ここは己の力を信じるのみと思い、俺はその瞬間、紫電の一閃を繰り出したのだった。



繰り出すまでは一瞬、流石にこれで少しは傷をつけれたはずだと思っているとここで



「流石ですよ、将希さん。ここまでの威力を出せるなんてすごいじゃないですか、でも僕に傷をつけるのには少しばかり力が足りなかったかな。では今度は僕から行くね」



そう言ってパンドラはものすごい速さで攻撃をしてきた、それも俺にとっては重い一撃を何度もぶつけてきて俺は必死に反撃しようとしたがそれもできずに次第に防御を突破されて速い、そして重い一撃を食らい続けて俺は空に舞って飛んだ。そうして下でパンドラが笑顔で武器を構えて待っていた。



せめてこの一撃だけでも防がないと思い、持っていた十文字槍を真っすぐにして俺は空中で体を丸めて前回転を始めながら応戦をした。そうしてパンドラの武器と俺の十文字槍が激突して何とか致命傷は避けられたがそれでも俺の体はボロボロになっていた。



「辛いですか、将希さん。でもそんなことも僕らの仲間になればすぐに無くなりますよ。そうしてすぐにその素晴らしさに気づきますよ、もっと早くなっていればよかったと思わせてあげますよ」



俺はそれを聞いてパンドラに対して俺の思いを伝え。



「パンドラ・・・生きると言うのは辛いことなんだよ。どんなに頑張っても認められないこともあった、どんなに相手の顔色を見ていてもいじめに遭っていた。生きるのは基本的につらいことばかりだけど・・・だから今の己がいる。辛さから逃げていては何も変わらない、パンドラさんがやろうとしているのは生きると言う物を無くそうとしている。そんなの嫌だ、辛くても苦しくても生きるそれが生きると言うことだ」




「どうして君はそこまで辛さを受け入れるの、みんなと仲良く辛さもない。誰も馬鹿にされない、みんなで永遠を生きるという素晴らしさにどうしてわかってくれないの」



パンドラはとても不思議そうにしながらこちらに対して哀れな感じのように話しかけてきたが



「そんなものでも楽しいことはある、誰にも負けない特技がある、大親友に出会い一緒に人生を歩めたこと、ここの地元の人たちと共に戦い、生き延び笑いあったことも・・・そして素敵な女性、桃花に出会えたこともすべて辛さから逃げなかったから巡り合えた。それをすべて俺は否定する気はない、辛いことが多くとも楽しいことが少なくても、人は・・・生命は・・生きるだ。それを奪おうとしているパンドラさんを許すわけにはいかない」




パンドラはどうしてだ、どうしてこのような考えになるのだ、意味が分からないと言うだけであったが俺はパンドラに対して傷ついて体を起こしながら



「でもパンドラさんのすべてを否定するわけではありません、パンドラさんがとても優しい人物なのは分かります。それを俺は否定する気はありません、本当にパンドラさんの言うとおりにそれしか救えない人もいます。でも俺は違う、あなたの助けがなくても生きていける、後ろの者たちも同じだ。俺はそれを証明しなければならないのだ、どんなに落ちこぼれでも弱くても」



俺の必死な言葉にパンドラは言葉を出さずに俺の話を聞いてくれていた、俺は更に大声で城にいる者たちにも聞こえるように



「だから俺がお前と圧倒的の差があるのは俺が一番わかっているだ、それでもやるしかない俺は後ろにいるみんなの希望だ、明日を生きるための希望。だから勝てる勝てないじゃない、みんなのためにも俺はお前に立ち向かわないといけなんだ!」



俺は今持てるすべての力を腕に集めた、その時にも後方から風に乗って応援してくれている声が聞こえた。俺はその声に答えてあげるためにも更に力を集中させて俺はすべての力をみんなの思いを力に変える。



「参るぞ・・・・雷光舞桜------」



そうして人生の中でも一番威力がでかい雷撃が出てパンドラに襲った。俺もなぜこの技を叫んだのは分からなかったが今ならできると何となく感じていたのか、それを発動し成功したのだった。



パンドラに俺が放れた雷光舞桜が襲った、パンドラはすぐに受け身で受け止めようとしたが俺はまだだ、まだ俺の思い、みんなの思いはこんなの物じゃないと強く思いそうして雷撃の激しさはましてゆき、そしてついにパンドラは俺が放った雷光舞桜に飲まれたのだった。



俺は余りにも激しい消費で立ってられなくなりその場で倒れこんだ、ここまでかと思っていると



「そうか、それが君をここまで強くしたのか。辛さから逃げない、君で言う生きるを選んだ者たちの威力かな・・・流石に参ったよ。傷でもつけられたら負けなのに片腕が無くなるなんてね。でも安心して僕の体はすぐに再生するから来月辺りには完全に治っているから気にしないでね。それよりもこの勝負、君の勝ちだ。素直におめでとう」



俺はそれを聞いて安堵をして地面に倒れながら少し不思議そうにしながら



「どうしてここまで約束を守ろうとしてくれているだ、今、攻められたら俺たちは完全に終わりなのに」



「僕はね、約束を破ることが一番嫌いだから。嘘は悲しみを生むだけだから、だから守る。君とその仲間たちにこの伊予の国、約束通りに千年間は侵攻しないことにするよ。それと君に聞きたいことがある、どうして君はそこまで幸福を嫌がるの」



「簡単なことですよ、食べ物にたとえますが甘い食べ物ばかり食べているとそれのおいしさを感じなくなるのが嫌なだけですよ。苦いものやすっぱいものに辛い物とかあって初めて甘いと言う感じが分かる。俺は甘いのは控えめにしているだけで甘いのは好きですよ、幸福もね、だからパンドラさんには甘い食事が来ない人たちに対してそのような行為をしてほしいかな」



「へえ、意外に面白いたとえをするだね。そして僕にこれからの提案までするとは怖くはないのか」



俺は笑顔にしながらパンドラに対してあなたはそのようなことをする人じゃないと言うことが分かったからと言うと向こうも少しだけ笑みをしてくれて俺に対して



「そうだ、ここで同志にした者たちに聞いてもし少しでも元に戻りたいと言う気持ちがあるのならば元に戻してあげるね。これは僕からの勝利の贈り物だと思ってくれ、では将希さん、また出会いましょう。その時は神なってこの話を真剣に語り合いましょう。あなたが神になってくれたらいい世界になれそうです」



そうしてパンドラは陣営に戻り約束通りに軍隊を引き揚げさせた、こうして最大の危機は回避されたのだった。一安心しその場でそれを見ていると後ろから



「バカバカバカ、本当に心配したんだよ、将希が死ぬじゃないかと不安で心がいっぱいだっただからね・・・そのお詫びとしてこのままにいさせてほしいな」



俺はもうお詫びじゃなくてご褒美になっていた、理由はもちろん密着しているから背中から柔らかい胸を押し付けられて理性が減っていたが動ける元気も残っていないのである意味良かったと思っていると桃花が



「本当にお疲れ様、将希。疲れたでしょうからここでゆっくりと休んでね」



そう言って桃花が俺に対して膝枕をしてくれたのだった、もちろん俺は興奮するかと思ったが先に疲れのほうが出てそのまま深い眠りにつくのであった。


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