夏休み始まりですが・・・自覚はなしです
夏休みに入る数日前に三人で話し合いをしていた、それは夏休みはどう過ごすと言う話であり昔ならば一日中、家に引きこもっているだけだっただろうが今回は青春らしく過ごしたいので俺はどこかに行かないかと誘ったのだがどこにしようかと思っていると
「そうだ、お前と仲がいい須佐之男命教頭が修行も含めた旅行者を募集していたな。観光もできて修行もしてくれるならとてもいい考えだと思うけど」
親友はそう提案していた、確かにそれはいいかもしれない。いつもみたいに厳しめの修行をしてもらえないだろうがほかの人と一緒に修行するのも面白いかもしれないと思い親友の提案に乗ることにした。もちろん桃花も賛成してくれて夏休みの一部の予定は決まりそうして数日後には学園も夏休みに入り俺たちは予約も取れたので準備をしていた。
向かう先は海辺がある、伊予の国であり自然もあり海の幸も美味しいと定食屋のおっさんも言っていた。だが、勝虎のおっさんが最近、嫌な感じがするから気を付けていくだよと心配そうに言ってきたので俺だけならともかくほかにも大勢一緒に行くのである、危ないことはないだろうと笑顔で言い返した。
なら良いのだがと勝虎のおっさんはそう言っていたが心配すぎと思ったがでも心配してくれる人がいてうれしいかなとも思っていた。でも万が一ということもあるから心のどこかにしまっておこうと思いながら勝虎のおっさんに感謝をするのだった。
そうしてついに出発する日になった、まさかのその時に遅刻してくるものがいるとは夢にも思わなかったぜ・・・ついでに俺のことです。やばい師匠に殺されると思いながら急いで待ち合わせの場所につくとまだみんながいたので少し安堵していたら
「お前も寝坊したのか・・・まったく、困ったやつだなでも良かったな。どうやらこの旅行を計画していた須佐之男命が寝坊したらしいからお前が怒られず済みそうだよ」
・・・ラッキーこれで師匠に岩盤行きは回避できた、それにしてももう一人の先生、クシダナヒメ先生がものすごい笑顔を出しながら黒いオーラを出していた。その原因はおそらく夫が寝坊してみんなに迷惑をかけていることが許せないでいるのだろう。
それはそれは師匠が怒っている時よりも下手にすれば怖いほどで俺は恐怖のあまり身を隠れるようにしていたらそんな時に須佐之男命がものすごい勢いでこちらに向かってきたと思ったら途中で土下座をして見事な到着土下座をしたのである。
「ごめんなさい、クシダナ。これはこれはついついお寝坊をしてしまいました。どうか許してください、お願いします。次は絶対に寝坊しないように努力しますから、どうかこの通りだ」
もう須佐之男命が泣きながら嫁さんに土下座をしていた。それでも黒いオーラは消えずにその後、目には入れていけない惨劇が起きてほとんどの者はそれらを見ないようにして待っていた。しばらくして音が無くなったがみんな誰もがクシダナヒメ先生のほうに向いていた。
今、この瞬間にクシダナヒメに逆らう奴はいるのだろうか。俺はいないと思う、あの師匠の姿を見れば誰もが従わなければ殺される運命になると考えている。
それはほかの者たちみんなそう思っていたのか素直にみんなクシダナヒメの言うとおりに行動を開始した、ついでに俺は遅れた罰として師匠を抱えてくるように言われて今、背負っています。
まあ、これで許されるのならば安いものだ、それに修行まではいかないが体がなまらないようにするにはちょうどいいかもしれないと思い背負いながら移動をしていた。
歩いて転送結界がある場所まで到着してそのまま転送されたのであった。そうして転送された先は緑が豊かな場所でここに来てよかったと思う場所でだった。
それからまた歩き出して止まる大きな屋敷に到着した。ここが止まる場所なのかと思いながら部屋の割が始まったが俺だけは遅れてきた罰として違う部屋になったそれは師匠と同じ部屋になった。
まあ、こればかりはしょうがないと思いクシダナヒメ先生の言うことを聞いていた。それよりもこの地域にはドラゴンがいるらしい、俺は授業で習ったが倒した生物をうまくすれば式神にさせることができるらしいので俺は目を覚ました師匠に許可をもらってすぐにその場所に移動しようと思っていたら
「まったく、ドラゴンの話を聞いて顔色を変えたのを気づかれないと思っていたのか。昔からお前はドラゴン好きだからそうするだろうと思っていた、自分と桃花も連れていけ」
「それに将希がどんな風にするのかも知りたいし、今後の参考になるからね」
そう言われて三人でドラゴンが出る場所に到着して探していると空の向こうから飛んできたドラゴンを発見して俺は早速、雷桜で攻撃をしたら一発でかなりのダメージが入ったのか地面に落ちた。それなりにダメージが入っているからもう実行してもいいかなと思い餌をあげた。
後は、餌をあげている間はテイム中だから仲を深めたら良いと言うわけだ。
見た目は蒼い宝石みたいなうろこに覆われているドラゴンで形は俺らが想像しているワイバーンに近い形をしていた。そうしてまずは仲が良くなるほどいいと言われていたので餌などあげて後は口で説得しようとしたがほとんど興味がないらしく効果が見られなかった。
この方法は俺が思いが強いほど効果が出ると言うのだから最後の賭けだと思いドラゴンに対して
「お前は女性の胸は平均が最高だと思うかーーー」
それを聞いた二人は何を言っているのと思うばかりに将希を見ていたがこれを聞いたドラゴンはものすごい勢いで首を縦に振り始めた。それを見ていた二人は唖然として見守っていると
「それに髪の毛はロングで服装の一番大切で必要な場所は絶対領域に決まっているよな。短いスカートに風が吹けば見えそうであるが普段は長い靴下で見えない肌が風のせいで見れる瞬間は最高だよな」
桃花は怒りで将希に襲いそうになっていたが豊喜が必死に止めていたがここで二人に急にドラゴンがかなり弱い水魔法を打たれて服が濡れてしまった。二人とも全然テイム出来ていないじゃないかと思ってたのだがここで将希が
「お、お前もわかるのか、桃花のあの服が濡れて体のラインになって服が透けているエロさに・・・最高だ、お前はどうだ。俺の式神にならないか。お前となら絶対に楽しくやれそうだ」
ドラゴンはとてもうれしそうに翼をあげた、そうして式神の儀式が始まりそうしてドラゴンはお札の中に入っていった。将希はしばらくそのままにしていたら
「つ、ついにやったー、念願のドラゴンを仲間にすることができたぞ。昔からの夢が叶えてよかったぜ、正直に言ってこれだけでも旅行に来たかいがあると言うものだ」
将希は満足な表情でそう言った、そうしたら桃花が笑顔でこちらに向かってきたので迎えようと思っていたらなんかどこかで見たような感じになっていた。あれ、この表情にあの黒いオーラ・・・誰かの二の舞になりそうな予感がよぎると桃花が
「こここここ、この変態がーーー死ねーー」
そう言いながら日本刀を抜いて斬り始めた、俺はすぐに彼女に落ち着かせようとしたがこんな時にいつも助けてくれるはずの親友が今回ばかりは自業自得だから何とか自分でするんだなと言って無視したのであった。
「待ってくれ、変態な言葉だったかもしれないけどそもそも生物はエロいのは当たり前じゃん、だからドラゴンにも通じると思ってやっただけだよ。もちろんすべて本心であるが普通ならそんなことは言わないからさ。許してください」
俺は寝坊して嫁さんに土下座をしていた師匠をまねたのである。だが、師匠みたいにダッシュからの土下座は出来るはずがなく普通の土下座を選んだ。あんな土下座は普通は出来ないからな、その人の弟子だからしょうがないよな・・・でもこれで成功した事例はなくもれなく俺も師匠と同じ運命をだどりそうだ。
その後、俺の予想通りに桃花にボコボコにされたのであった。そうして師匠と同じ部屋で師匠と似た理由で同じような傷を負って回復を務めるのだった。この結果、旅行の初日、二日目は何も参加できなかった。でも明日からは参加してみせるぞと意気込み、明日に備えるべく早く睡眠をとるのであった。