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第7話

 アルナが全員の顔を確認するが、特に異存はないようだ。

 ボスの部屋の両開きの扉を開けると、そこには巨大なアーマードラゴンが鎮座していた。

 まずは、ユッカがパク・ドラゴンを召喚し、そのままアーマードラゴンにぶつけてみる。すると、アーマードラゴンは立ち上がり、右前足でパク・ドラゴンを攻撃し、一撃でパク・ドラゴンはバラバラになった。

 ユッカはすぐにパク・ドラゴンを召喚する術式を始める。その間にゴッドがアーマードラゴンの前に出て挑発する。アーマードラゴンが雄叫びを上げながら突進してくる。さすがのゴッドも受け止めきれないと見て、右に飛び避ける。土砂崩れのような威力と音がしてアーマードラゴンは壁に激突して止まる。

 動きが止まった隙にエルが飛行魔法のユ・ガルーダで宙に飛び、背中を攻撃する。背中にはエルの攻撃のダメージが通るようだが、一撃では大したダメージにはならないようだ。エル目がけて尻尾の攻撃が来るが、簡単には当たらないように動き続けている。

 その間にクウガが左前脚を斬り、同時に雷属性のダメージを与える。かなり効いたのか、アーマードラゴンが一瞬ぐらつく。

 アーマードラゴンの動きが鈍ったのを見て、アルナが矢を射て、アーマードラゴンの左目を潰す。

 ここまでの攻撃で身の危険を感じたのか、アーマードラゴンはところかまわずブレスを吐き続けた。

 空中にいる、エルは比較的避けやすいが、他の四人は必死になって逃げる。

 四人はアーマードラゴンの疲れるのを待つべく、一度壁際まで下がった。その間にエルが残った右目も潰してくれた。

 10分ほどブレス攻撃が続いたが、その後は力なく倒れ込んだ。パーティー全員でとどめを刺し、クエストアイテムも入手した。

 「この装甲、パーティーメンバーの為に防具を加工してもらおうよ」アルナが提案した。

 「いいけど、ギルドに提出する分はあるのか?」ゴッドが確認する。

 「うんうん、お釣りが来るよ。全員分の防具を作って、まだ余った素材を街で売るくらいはあるよ」

 「心臓は何に使うのかな?」クウガが聞いた。

 「武器になるんじゃないかな、多分」

 「そうそう、ユッカちゃんの分のアーマードラゴンメイルもパーティーの費用で作ってあげるからね」

「え?そんな?いいんですか?」

 「いいよ、ユッカちゃんのレザーアーマーぼろぼろにしちゃったし、初級冒険者に無理させすぎちゃったよね、お疲れ様、ユッカちゃん」

 「ありがとうございます」言ってユッカはその場にへたり込んだ。


 前作「スライムハンター」は禁止です。の続編として書かせて頂きました。

 前作では、ダンジョンに入る前にイベントが発生してしまったので…

 小説を書きはじめてから、はや何年、月日だけ経って実力は伴いませんが、少しずつでも書いていこうと思っています。

 私の作品を追いかけてくださってるレアな方もいらっしゃらないとは思いますが、処女作 ラ・カーム戦記から始まるシリーズはこれからも書き続けるつもりですので宜しくお願い致します。


神名 信

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