お○ま様に摂り憑かれて…大嫌いな「将棋」が大好きになっちゃった!!!~中盤⑪ お○ま様返答~
舞は「次の一手」を考えながら答えた「良い子‥じゃない…」と…
田は、舞の一言で微笑みが消え、眉間に皺を寄せる‥「何故だ?」と聞き返した…
保育園に、特に仲の良い友達が1人居た‥「江国 雪美」と言い、舞は「雪ちゃん」と呼んでいて、将棋も嗜む
ガキ大将の「宮田 数也」が「数」と呼ばれていて、舞と雪美の邪魔をする
それだけなら、まだ良かった‥ある日、雪美が目を腫らし保育園に来た…
「雪ちゃん?どしたの?」と舞は尋ねた「ポチが‥死んじゃったの…」と泣き出した…
飼っていた犬が、急に走り出し、事故にあったのだ‥しかも、雪美が散歩している最中の出来事…
数が「雪美、『ブス』が余計『ブス』になったな!!!」と鹹かったのだ…
雪美はとても綺麗な顔立ちで、数は雪美に気が合った‥「好きで構いたい」のが一目瞭然である…
「数、今は邪魔しないで!!!」と声を荒げる舞‥「だって本当じゃん!!!」と数は、嘲笑った…
いつも無口な「勇神 賢」と言う少年が、話を聞いていて「数、雪美に構うな…」と一言言った
賢は、何時も本を読んでいて、雪美は「賢君、格好良いね、私好きなの」と、舞に打ち明けた
舞も気になっていた‥いや「好きだ」と思っていたが、雪美が「好き」と打ち明けたので、言い出せずにいた…
数は「賢、お前こそ構うな!!!」と、一歩も引かず、賢の肩を小突いた、舞は「何すんの!!!」と数を叩き、掴み合いの喧嘩となった
保育園児と言えど、やはり男子に敵うはずもなく、舞は一方的に小突かれたが、舞も叩き返す
その時「内林先生」が止めに入り、お互い謝ると言う「喧嘩両成敗」となるが、互いに謝らない
本当は舞は謝りたかったが、意地を張ってしまい、数と賢に大きな溝を作ってしまった事や、
何より、賢が雪美の事を思い「嫉妬」にかられた、自身が「醜い」と思っていたのだ…
内林先生は「ないりん」と言う、あだ名で呼ばれていて、先生として人気もあり「数君も舞ちゃんも、謝らないなら…2人とも嫌いになります!!!」と言い
舞は「ないりんに、嫌われたくない‥でも謝りたくない…」と、そんな自身も嫌気がさしていた…
田は「それで、田と国か…」と言うと、舞を見てこう言ったのだった
「『有難う』と『あの時はごめんなさい』と、言えば良い‥さぁ次の一手、期待しているぞ…」と眉間の皺が消え、舞に微笑みかけていた
※これまでの棋譜(変わらず)
▲76歩△34歩▲66歩△35歩▲68銀△32飛車▲67銀△62玉▲77角△72玉▲88飛車△36歩▲同歩△同飛車▲28銀△34飛車▲38金△44歩▲48玉△42銀▲58金△52金左▲46歩△43銀▲47金左△54銀
26手目迄