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俺は自分で言うのもなんだが、見栄っ張りの負けず嫌いだったと思う。
まさきにはあんな風に言っていたけど、家に帰ったら毎日予習復習は欠かさなかったし、テスト前は徹夜だってした。
そんな所は見せず、余裕ぶって、まさきと自分を比べる事で優越感に浸っていた。
かなり調子にのっていたと思う。
どんなに頑張ってもまさきは2番
どんなに頑張ってもまさきは2番
どんなに頑張ってもまさきは2番
いつも、まさきを見るたびに心の中で笑っていた。
俺は、俺がずっと、1番をとり続けると信じていた。
そう、思っていたのに…
「あああぁ~っ、くそ、なんであいつが受かって、俺が落ちんだよ」
携帯を放り投げ、新しい缶ビールをとりに冷蔵庫を開ける。
「は〜、ラスト一つかよっ」
最後のビールを飲み干すと、とおるはベットに転がった。




