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妄言綺語  作者: うに
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1-2

「お~い、まさき

何やってんだよ、帰るぞ」


「とおる、あとちょいっ」


「まだ、読むのかよ。

しゃーねーな、んぢゃ、俺は課題やっとくから。

これやり終わるまでには読み終わっとけよ」


「僕は家かえったら、予習復習しないと頭に入んないから、こーいう時に息抜きが必要なの!

とおる、それ以上勉強してどうすんの?

たまには、僕にも一番とらせてよ」


「これは勉強のうちにはいんねーし、俺は家帰ったら課題でも手につかね~しな~」


「はぁ~、まじか。とおるの頭どーなってんの」


「アハハッ、わりーな

読み終わって、早いとこ帰ろうぜ」



親友のまさきとは地元は別だが、中学からの腐れ縁だった。



中学までは、地元が違う事もあり面識がある程度だったが、お互い同じ高校に行くことが分かってからは、話しを交わす事も増え仲は急速に深まった。


受験する高校がうちの中学から少し遠いのと、レベルが高い事もあって、うちの中学で受験するのは俺とまさきだけだった。


無事二人とも高校に受かってからもそれは変わらず、学年トップを争いあう事もあって、親友というよりはライバルという言葉が一番しっくりくる。


俺は、自分でいうのもなんだが、責任感があるタイプで学年トップという成績もあり、高校三年の時には生徒会長を務めたりと人気者だったと思う。


まさきは、自分から話かけるのが苦手なせいもあり、クラスでは毎回浮いた存在だったと思う。

親しい友達といえば、俺ぐらいだったのは間違いない。




同じ駅を利用する事もあり、入学当初は良く一緒に帰っていた。


段々、クラスに馴染み俺には親しい友達ができたりもしたが、それでも週に一回はまさきと帰っていたと思う。



俺が生徒会長になってからは、生徒会が終わるまで、まさきが図書室で待っている事もあった。



そんな時、まさきがたまに言う


「俺もトップがとりたい」


その言葉が最高に嬉しかった。



その優越感の為だけに一緒に帰っていたと思う。


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