貴族のお嬢様はめんどくさい
今後出てくるお嬢様はだいたい銀髪か金髪です。理由としては、それが好きだからです。
はぁはぁ
手にはトロフィーがあった
はぁはぁ
360度、全方向からの視線が…
はぁはぁ
疲れてないが緊張とはまた別に心臓がエンジンを鳴らしていた。
スポーツと言えば何を思い出すか
テニス、サッカー、野球、水泳、バスケ、バレー
色々ある
では、e-sportsと言えば何があるだろうか?
現在最も人気なゲーム、エリミネンスというFPSゲーム
世界人口の約四分の一のアカウントを誇っている
このゲームは圧倒的な反応速度と判断力を求められるがためにEスポーツとしての魅力が、競技性の高さが人気を増す理由となっている
インフルエンサーがプロゲーマーの話題を取り上げ、その動画を見た人一般人が自分ならこんなの余裕だと、妄想という弱みを出した所を突き刺す
そんな簡単なゲームではない事を知る。それを知った所でもう一度プロゲーマーのプレイを思いだして、再度見ることで自分もこうなりたいと憧れが湧く
憧れが湧くとこのゲームの動画を喫煙者がタバコを吸うかのように自然に見つめているのだ
そうして再生率が上がった配信者は継続して動画を投稿。再生回数が取れることを知ったインフルエンサーもまた新規となるこの循環を…
ここまで色々話してきたが、話の終点は何か?
そう、それは、自分が、このゲームで!、世界大会で!!、優勝したことだあああああああああ!!
で、現在自分含めチームメイト5人でトロフィーを持ち上げている所だ
特に優秀だった自分が中心だがな
あまりにもこの現実を受け入れ難い、体が、脳がこの状況を否定しているが、目は現実を映してくれた。
興奮している、実に興奮している。
敵をチームを応援していた者でさえ、ロライズの応援をしていた
ちなみにロライズと言うのは自分のチーム名だ
自分は元々別のTPSゲームをしており、感度が低く、エリミネンスに移行するとは全く考えてなかったので適当な名前にしていた。
それが、ローセンシ likes
ちなみにローセンシというのは、ゲーム内感度が低い者を言う
新作ゲームなら上位取れるんじゃね?となり、そのまま上位をキープし
オーナーが若い頃自分のプレイ動画を見て、ローセンシライクズからローライズ、LowRiseとなっていったらしい。
それとローライズのズボンも好きらしいということもあって…
それはそれとして
これはこれはもう日本を、アジアを、いや世界を手にしたと言っても過言ではないだろう
そして、チームメイト達と集合写真を撮り、数日後日本に10億円を持って帰宅
親からはご馳走とお金の使い道についての話で最初は一杯だったが
豪邸に引っ越すことや高級車を買うなどの一時的な欲求のために使う事に関しては何も聞こえてこなかった。単に興味がないのだろう
いや、心当たりがあるとしたら「一生働かずに生きていきたい」と自分が言ったのが全会一致だったのかと
最終的に貯金と投資をするとのこと
自分はPCを最新型を買って、周辺機器を一式全て秋葉で買い替えた。100万以上掛かった、最近開発されたIMMというパソコンのパーツが高くて高くて、、、
数日経った今でもテレビは自分のことを報道していた。
Eスポーツは今後発展するのか、専門家の芸夢駄目世さんどう思いますか?と圧倒的にゲームに詳しいような世代じゃないおじいさんに、80代超えの爺さんにEスポーツについて聞いていた
やっぱテレビももう駄目だな
テレビ、政治家が国民を洗脳しているこの世の中。スポンサーが操り、虫に食われた中身のないどんぐりのようなバラエティーの内容と作り笑いしているお笑い芸人の闇が見えるこの世の中。若者の交通事故はあまり取り上げず、高齢者への交通事故ばかりを取り上げ、若者から免許返納しろと叩かれるこの世の中。
全てが全てテレビが悪い、とは言えないが、テレビはアニメ以外一切見ることがなくなった
こんな、差別とつまらない情報の世の中に自分は幸福であった
優勝した瞬間は今でも忘れない。
優勝する瞬間まで一瞬だった。5時間が数十分にしか感じなかった
忘れないがために思い出に浸っていたら1日が数十分で過ぎ、月曜日が肩を叩き可愛い美少女として、耳に囁いてくれた
明日から学校だよ♡
あと1分で明日になると言うこの状況で、昨日までは世界大会でアメリカに行ってたというのに
精神的に辛い
だから寝た
いつも通りに身支度を行い、空気の入っていない自転車に乗り登校
風はいつも自分に反抗的だ、今日も例外ではない
教室に着くと一斉に視線が集まった
でも誰も話しかけてくれない
それはそうだ、なぜ自分が世界大会優勝できたか
それは学校での関係をほぼ絶っているからだ
話しかけられてもすぐに話を終わらせるようにうん!、凄い!、まじか!とやっている。基本的に話しかけることは無い
自分は考えた、笑うがために疲れる
スポーツをするのが一番疲れるのではない。ゲームをして集中するのが一番疲れるのではない。
笑うことが一番疲れるのだ、人と関わることが疲れるのだ
楽しい=疲れるという解釈で良い
精神的に疲れるのではなく、昼休みの後の授業がダルいのは笑い、楽しんでいるからだ、そこの落差によってやる気や気分が下がる。
自分はプロゲーマーと学校の成績を安定させるために、授業を最後まで集中できるようにするためには、関わらないのが一番なのだ
ちなみにこれで、テスト勉強はワークをするだけでほぼ学年トップだった。もちろん休み時間なんて無しに授業の復習に当てている。
話しかけられないもう一つの理由としては、カースト最下位だったやつがいきなり世界一を取り、一軍より別の界隈の一軍だったとしたら…こうなるだろう
そして、優勝したゲーム、エリミネンスについて話を始めるやつが出てきた
このゲームは、この学校の人もかなりやってるらしい
世界的に遊ばれているのでそれはそうなんだが、、、
先程から視線がチラチラしている。誘っているな
こっそり、いつも関わってるヲタクくんと陽キャの金髪くんは話しかけてくれた。優勝おめでとうと、
だが、今日は人目が痛々しいからと言って放課後電話しよーぜ
それで去っていった
授業が終わり放課後毎回居残って課題の消化と授業の振り返りをし、
家に帰ったら、風呂入ってすぐ上がり、エイム練習、ご飯、試合もしくは大会かスクリム
という生活を学校がある日は繰り返している
今まで、自分の生きる意味というのは世界大会出場、アニメ、米粒ほどであるが妹。
しかし、世界大会に出場し、優勝までしてしまった。
今生活の基準にしているゲームの目標が消えた。
言ってみれば、生きる意味を一つ無くしたのだ
物欲は多少あるが、貯金が好きで、あまりお金を使わず
使わなさすぎるのもよくないので、妹にpcをプレゼントしてみたり
あ~、今日は何も無く1日が終わるのか〜
いつも通りゲームの練習をしながら独り言を
独り言というのは配信のことである
配信を閉じ、休憩がてらにスマホを見ると、1時間前にとある女子からメールが来ていた
「世界大会お疲れ様!まさか世界大会の配信で見覚えのある顔の人がいるとは思わなかったよ!少しでも力になりたいから何かあったら相談とかして欲しいな!」編集済み
この文を送るのに相当時間が掛かっていたのだろう。何回も見返して、その上誤字があったと思われる編集済みの表記
この学校内で自分とメールが繫がっている三人のうち一人が彼女、
時は入学してから2ヶ月くらい経ったあの日
名前も知らない話した事も無いのに告白してきたのだ
流石に罰ゲームだと思って断ってしまった
免疫というのは一度経験、免疫がウイルスなどを倒せば攻略法を記憶し、それが数ヶ月は持つ、持っている際再び来ようが返り討ちにできる。
それを人工的にしたのがワクチン。弱っているウイルスを体に取り込むことでゾンビゲームの最初のウェーブみたいなものとなる。
だが、数ヶ月しか持たない理由としては、ウイルスは変異するからだ
それらは女子と同じだ、中学のあの同級生に免疫を持っていても、そいつらとは違う高校の同級生の免疫は一切ない、これはウイルスの変異となんら変わらない。だからまず中学に学んだ記憶を実行するのは愚策なのだろうか?
とにかくよくわからないメッセージには既読スルーが一番だと思う
プルル!プルル!ゴン!プルル!プルル!
バイブレーションが強いおかげでスマホが机からゴミ箱へと移住してしまった。
多くのトイレットペーパーのクッションの上に落ちたがそれでも衝撃は防げなかった
普通のティッシュよりトイレットペーパーのほうが使いやすいから使っている。
電話は、昼間の約束のものだった。
「おめでとー!!」「おめでとう!」
2つの声が聞こえた、一人はオタク、一人は爽やかイケメン
世界大会について色々聞かれ、後日談などをして通話は終わった、
「君があのゲームをしてるとはね!」
「ど、ど、どうして教えてくれなかったんだ!」
「プロとしての俺と学校の俺が違い過ぎて、ダル絡みとイジられたりとか色々面倒だろ?、あと動画も投稿してるから尚更恥ずかしい」
流石に黒歴史のような動画は見せられなかった
クラスのオタクくんが震えた声で言った
「一緒に遊べる?」
「え?」
「ゲームで、ぼ、僕と遊ぼ!」
「全然いいぞ」
「やた!」
「ちょっと待て、僕を置いてなに話を進めているのかな?」
流石イケメン、話の加わり方が自然だ
まぁ、この後コーチングやら、エンジョイして、こういうのも案外悪くないか、と心が動いた気がした
そして、翌日 学校に登校後
ふぅ…
席に座ると
「ちょっと何のんきに座ってんのよ?」
黒髪の清楚系が話しかけてくる。ロングヘアーで、真っ黒に染まった瞳は太陽の光で輝いていた。胸もほぼない。
「今回も負けだよ、だから許してくれ」
こいつはテストの点数で競っている相手、いや、競われてると言おう
正直、ゲームとの両立してるんだから学年上位にいるだけでもとんでもない天才だろ
「違うわよ、なんであんた世界一位なの?」
「勝ったからだよ」
「私に内緒で極めていたの?私のライバルなのに?」
「そもそも興味になさそうだと思って」
「誘われたらやってたわよ」
え、まじかよ
「私もそのゲームやるから、やり方最初っから全て教えて、はいこれメール」
「お、おう」
なんだこれ
カラカラカラ
ドアが開く
「おーい、席に着けぇ!ー、転校生が来たぞぉー!」
「!?」
担任の先生の声とクラス中の雑音が湧き上がる
「入ってきていいぞ!」
黒板の前に立ったのは、水色か銀髪か曖昧な腰まで真っ直ぐに伸びた髪、これはまた胸が薄い清楚系が来たと、お嬢様系だなと
「私は島波綾、どうも」
先生は言った、島波さんは複数の高校に同時に通ってると
出た!貴族!
そう、貴族のお嬢様は昔からある、ある制度によって複数の高校などに通える。
歴史上、初めて導入された当時。国民が知っているものは貴族ならば当たり前に知っている。
そして、貴族と下民の差を見せつけるためにもできたらしい。
表面上、複数同時に通うのはキツそうに見えるが、通う高校数が多いほど成績は取りやすくなる。
そして、このお嬢様が来た理由とは…
昼休みの時間、とある場所に自分はいた。というよりいつもいる場所に来ていた
屋上に繋がる外の鉄の螺旋階段の途中に枝割れをしているように校舎裏に繋がるベランダがある。半分鉄の床と鉄柵、そしてもう半分苔がところどころ付いたコンクリートとコの字の壁に囲まれた場所だ
日は当たらない
今日は来ないらしい。この学校で唯一認めてる、相手も自分も認めてる友人?仲間?がいる。
そいつは俺とはだいたい真反対なやつだ
だからこそ話題を交換したりすることもある
そいつは今頃チヤホヤされているのだろう…
カッカッカッカッ
階段から音が鳴る
「ここに入るのって、先生の許可が必要?もしくは、あなたの許可が必要?」
「ああ、そうだ。俺の許可が必要だ」
「ここに居て良いのね、どっちにしろ私に歯向かうなら相当の覚悟をしてるのだと思うけどね」
転校してきたお嬢様、いや貴族はとても偉そうだな
「えーと、綾鳥って名前だっけ?」
「は?」
やべ、眠すぎて自己紹介聞いてなかったわ…黒板には確か綾鳥って書いてあった気がしたんだが
「名前教えてくれないか?正直会話することないと思って自己紹介聞いてなかったんだ」
「島波 綾、覚えて、今」
綾鳥の鳥と島を間違えて覚えていたのか
「しまなみね、覚えた」
「それじゃあ私とフレンドになりなさい」
「IDは LR sen.s、そこに送っといて 」
フレンドと言いうと大抵はゲームについてだ、ゲームにはフレンド機能があり、そのフレンドだと同じチームで一緒に遊べるのだ
もちろん世界一位の自分に聞いてくるなら予想ししはしましけせす
俺のゲーム名は、アジアだと文くんや文章と言われ、アジア以外だとセンスや、誰かに嘘を付かれた初心者はセンテンスという
元の名はsensを使っていたが、名前に点を付ける流行りで思いついたのがこれだ、
そこから名前を元に戻す前にこの名前が広まった
「ちなみにフレンドになってどうするつもりだ?」
「あなたの実力を見てみたいだけよ」
「理解した」
「じゃあまた」
一人になったことだし、昼食でも食うか
その後は何事もなく、1日が終わった
主人公のゲームIDがかなり恥ずかしく感じてます。共感性羞恥があったらすみません。




