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その意味は恐ろしい

作者: GONJI

皆さんもこれから一度は体験されるとは思いますが「三途の川渡り」のことです

えっ?何?仏教徒じゃないから渡らない!って・・・

そうかぁ・・・

そうですよね?


神が天に導いてくださる方もおられるでしょうし・・・

そう言えば仏教でも阿弥陀如来さんがお迎えに来て極楽浄土に届けてくださる宗派もありましたね・・・


まあ、それはさておき(おいといてええのかいな? 笑)

この三途の川の「三途さんず」って何と疑問に思ったわけです

三途の川は現世(此岸)と死後の世界であるあの世(彼岸)の境界にある川であるとの認識はあります

しかし「此岸」・・・これ読めそうで読めないですね「しがん」らしい・・・こっちの方があの世みたいな読み方ですこと・・・


話はそれましたが、その何故「三途」という名前が付いた川なのか?

きっと何かが3つあると言うことやろうねぇ

「途」と言うのは何となく「前途」とかに使われるので「道」ぽいのかな?とかね・・・

で、調べたら・・・

三途とは仏教で三悪道と呼ばれる地獄道、餓鬼道、畜生道に由来して、生前の行いに寄ってこの三途の川の渡り方が違うということなのです


おお!恐ろしやぁ・・・

てことは、三途の川を渡るのは、この三悪道へ落される魂だけということなのですね

よく三途の川を渡ってあの世へなんて、全然嬉しくないじゃないですか!

これやったら虹の橋を渡っての表現の方がありがたいです


ところが・・・

また違う話では、三つの渡り方について生前の行いが影響していて

善人は三途の川にかかる豪華な丈夫な橋を渡る

軽い罪人は浅瀬を歩いて渡る

重罪人は流れの強い深いところを渡る

なんてのもあるような・・・


これはあの世(彼岸)に行くのも困難極まりないこともあるということですねぇ

あの世(彼岸)に行きつけなかったらどうなるのでしょうね?

ずっとどこかで彷徨うということなのかなぁ


平安時代ごろには船で渡ると言われるようにもなったとか


何れにせよ、この世でロクな生き方をしていないと、あの世に行こうとする段階で苦難に合うと言うことですね

こりゃ地獄へ行く途中でさえも大変なんだ!


いつかはあの世へ行くことになるのですが、生前の戒めのために三途の川渡りの恐怖まで植え付けているのですね


不動明王さんを含む明王さんは一般的に忿怒形で睨みつけておられます

これは仏さんが優しく諭しても言うことを聞かない者を戒めるためのお姿です

特に不動明王さんは地獄の入口に立っておられ、人間の魂を地獄へ落さないように盾になってくださっているようです

「こっちへくるな!」の忿怒形のお顔で、手には地獄に落ちそうになる魂を救おうとする羂索けんさくと呼ばれる縄をお持ちです

体は地獄の炎で焼けて真っ黒になっておられます

さらに不動明王さんは子供だとか・・・

そこまでして魂を救おうとしてくださる


まさに慈愛ですね


やはり襟を正して品行方正に明るく前向きに生きていかなくちゃね

みなさまと三途の川を渡る時にお逢いすることがあれば胸を張ってお逢いできるように精進いたしますので、その時は何卒宜しくお願いいたします



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