表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/56

10.会見を終えて

「やーっと、終わったのぅ」


質問ばかりの長かった会見を終え、私達はBSF本社への帰路につく。

「レイモンドさんはこうゆうの苦手過ぎだと思いますがね…」

「しょうがないじゃろう!?これまでほとんど戦闘しかしてこんかったのじゃから!」

「それでも総長としてこれから機会は増えますよ。覚えてくださいね」

「う、うむ!」

「チラチラ橋本さんを見てたの、分かりますよ?」

秘書の橋本さんは厳しい。まぁ、そのくらいでやって貰ったほういい。

現時点で橋本さんがいなければ、仕事が回っていないのだから…

頭が上がらないようだ……


「アリス〜、ワシ頑張ってたよなぁ〜!?」

「"総長"はもう少しちゃんと出来たんじゃ?」

「むむっ!?"総長"ではなく"パパ"と呼んでくれ!!」

ぐぬっ!

こんなんだから威厳が足りないのだ。

総長になってもう2年もう経っているのだから、どっしり構えて欲しいのに…

「勤務中です!」

「いいじゃないか!?いつでもパパと呼ばれたいのじゃ!!」

「総長ー、それ普通逆じゃないっすかね!?」

「何がじゃ?」

「いや、普通はアリスがパパって呼んじゃって、総長が「今は総長と呼びなさい!」って言う所じゃないっすか!」

「いいや!ワシはいつでもパパと呼ばれたいんじゃ!!」

「じゃ、じゃあいいのか…」


いや、オヤジが堂々とし過ぎてアレンが常識を分からなくなっている!?


「そもそも"パパ"とは呼ばないし…

オヤジって呼んでるじゃないか!?」

「いつの間にか変わってしまって、ワシは悲しいのじゃ!

オヤジよりパパのほうが良いではないか!?」

「じゃあ、俺がパパって呼んであげますよ」


…隊長がオヤジをパパと呼ぶ

つまり、隊長と私が結婚ってこと!?


…いい!とてもいい!!是非、そうして欲しい!!


「お、お主に言われると複雑じゃのうゥ」


なんだと!?このクソオヤジが!

嬉しいの一択だろうが!?


「ふふっ、殺されそうですか!?」

「いや…

当時も言ったが、お主も引き取りたいと思ったのじゃがの!あの環境はとんでもなかった…」


ん?どうゆうこと?


「そう言って頂けると嬉しいですね。でも大丈夫です、もうひとり立ちしていますからね!」

「考えは変わらんか...ワシに何でも相談して良いのじゃからな!

(アリスと結婚すればおのずとワシの息子になるのじゃがの…、いや…ワシの可愛いアリスが……

いやしかし……、

鳴以外だったら考えるまでもなく却下するからわかりやすいんじゃがな…………

ん!?ならば鳴ならば良いのかの!?むしろ鳴出なければ!?)」


……隊長の家って対バグズの日本名家の1つだよね?

先代総長は確か隊長のお父さんだったはず…

病気で亡くなったって聞いてたはずだ??


「んん??隊長?どうゆうことっすか?」

よく聞いたアレン!空気を読まないお前が今回ばかりはいい方向にいったぞ!!


「あぁ、お前達は知らなかったな。上層部までしか知らないことだからなー。でも、俺に関係したことだし、お前達なら大丈夫だろう…

この話はリリーナまでなら話してもいいけど、極秘だからな!

先代総長の夜白龍鳳(やしろりゅうほう)

俺の父親は……俺が殺したんだ」


「ん…

まぁ、簡単に言えば龍鳳の色々と黒い部分が発覚してのぅ…

現役引退していたとはいえ、ランキング元1位だった時もある男じゃ、抵抗されれば本部も危ういと判断したのじゃ!

案の定、抵抗されたが鳴が倒したってゆう話じゃ…

スマンのぉ、ワシがもっと強ければお主に父親殺しなどさせずに済んだのじゃが…」

「俺はもう気にしてませんよ!今考えても、これが正しかったと思いますし、あの時点で既に親とは思っておりませんから」


……私の知らないところで、隊長は色々とあったようだ。

隊長の力になりたいのに…

また、手伝うことすらできなかったのか…

もっと私が強ければ呼んでくれたのかな…


「鳴よ、いつでも家にきて良いからの!」

「ありがとうございます、今度遊びに行きますよ」


おぉっ!?よくやった!オヤジ!!

いや!パパと呼んでもいい!!

そのときは隊長に手料理を振る舞わなきゃな!

まずは胃袋から掴んでいくべきって、リリさんも言ってたし!

あれ?どこの家だ?宿舎だったら意味無いかも…


「だ、だが!か、簡単にはやれんぞぉ!?」

なんだとこのクソオヤジがぁ!

私をすぐに渡すとこだろうが!


「ん?あぁ、模擬戦ですか!?久しぶりですね!」

た、隊長ー!!そうじゃありませんよ!?

私のことですー!!

わ!た!し!意識してくださいよ!!


______________



本部に到着して、宿舎に帰ってきた。

家だなんだと言っていたが、日本にいるうちは宿舎だ。本部地上部はカモフラージュとして巨大な倉庫や工場にしか見えない。社員寮があっても不思議ではない外観をしている。

外観は溶け込むようにしてあるが、戦闘部隊員の宿舎は中身は広々だし、最新の機器を取り入れられている。特殊戦闘部隊は命懸け。その優遇措置みたいなものだ。


ガチャッ


「やっぱり家は落ち着くなー」

記者会見などと慣れないことをしたせいか、いつもとは違った疲れだ…

オヤジに言い過ぎたかな…


「おっかえりーー!」

「ただいまー」

私はリリさんと同じ部屋だ!部屋と言うかこの広さはルームシェアか。

LDKで60畳あるし、寝室はお互い20畳1部屋使っており、同じ作りで空き部屋も2部屋ある。

基本的に部隊が戦闘員3人とオペレーター1人だから、4人想定の作りになっているんだろう…

私達はかなりの待遇となっていて男女で部屋が違うが…

「いやー、世間は会見の話でもちきりだよーー!って、どうした??

アリスはバッチリ出来てたぞ?疲れたんか?」

「リリさん…

ちょっと聞いてくださいよ……」


私はさっそく車の中での話をするのだった……

ご覧いただきありがとうございます。

よろしければ、ブックマークやいいね評価等して頂けると、非常に嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ