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氷の大魔導師にお漏らし疑惑が生じたので、炎の大魔導師がお世話をする -9-

 となりの村に到着しました。


 待ち合わせしていたレストランに入ると、フレデリック君とトビーは、口元をトマトソースで汚しながら、パスタを飲み込むようにかき込んでいます。


「遅くなりました。それにしても、豪快な食べ方です。……トビーも」


「おかえり! ここ、ペット可レストランだからね。トビーと一緒に、先に食べてるよ」


「ふん、おかえりペン」


 ペット。


 確かに、イワトビーは一見、かわいいペンギンに見えなくもありません。


 某アニメの人気キャラクターと被らないか、若干の不安は残りますが。


 それにしても、気のせいでなければやっぱり、トビーはわたしのこと、嫌いですか。


「どうだった? 児童化した人を大人に戻す魔道のレシピは、見つかった?」


「いえ、それが、見つかるには見つかったのですが、重要な部分が破り取られていたのです」


「元に戻す方法はわからないままってこと?」


「はい。落ち込みます」


 至極、残念極まりないです。


 ここまで来て、わからないとは。


「その割には、たくさん食べるんだね」


「はい。お腹は空いています」


 お二方があまりにおいしそうにトマトソースパスタを頬張っているので、うらやましくなり、同じものを頼みました。


 口いっぱいに頬張ると、トマトの酸味とパルメザンチーズの風味が、舌の上を駆け抜けていきます。


 おいしい。いつまでも食べ続けていたいです。


「あー! ミリアおばさんのだけ、肉団子が入ってる! ずるい! 追加注文したね!」


「おばさんではなく、ミリアお姉さんです」


「そんなことはどうでもいいよ! トビー! ぼくたちも肉団子、それからコンソメスープも注文しちゃお。それからミリアおばさんは、口いっぱいにトマトソースがついてるよ!」





【第1章 完】

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