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氷の大魔導師にお漏らし疑惑が生じたので、炎の大魔導師がお世話をする -3-
やはり古書の匂いは、たまらないものがあります。
歴史。知見。文化。
そのような古いものが混ぜ合わさった書物。
ああ、かぐわしい。
ーーーーーー………ハッ、いけません。つい、埃臭い書物を棚から引っ張り出して、頬ずりをしていました。
……こんなところを見られたら、またフレデリック君に変態魔導師と叫ばれてしまいます。
気を引き締めましょう。
大魔導師ピルピルのレシピは、こちらの本棚のはずですが。
さすがピルピルです。
一番目の届きやすい棚に、面陳および平積みされています。
それでも数は膨大にあります。
腕が鳴ります。じっくりと読み進めていきましょう。




