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ずんぐりむっくり転移者は異世界で図太く生きる〜イケメンじゃなくても異世界で生き残れますよね?〜  作者: まっしゅ@
第五章 転生したけどまたまたまたサバイバル生活!?

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ゴーシィ、裸で襲われる〜異世界生活百四日目②〜

 今話は中盤以降に下ネタがぶっ込まれます。

 苦手な方はごめんなさい。

 自作の岩風呂に肩迄どころか鼻の下迄浸かって、此処数日の疲れを癒してるゴーシィです。


 前を見れば流れる川。

 上を見ればあちらの世界では相当山奥にいかなければ見られない満天の星空。

 そして後ろを振り返れば森林。


 正に絶景の露天風呂。


 あちらで生活している頃はこういった山奥にある絶景温泉とかあまり惹かれなかったのですが、案外良いものですね。


 露天風呂を満喫していると森の方からゴクウさんの気配。

 彼も温泉に気が付いたのか、小走りで近寄ってきているみたいですね。

 鬼族に入浴の習慣があるかは分かりませんでしまが、彼も入れる様に大きめに造っておいて正解だったかもしれません。

 ゴクウさんが森を抜け、足音が川原へ辿り着いたのを報せてくれました。


「あ、ゴクウさん!良かったらお風呂―――え?」


 後ろを振り返ると、そこにいたのは鬼族。


 そう、鬼族なんですが―――


「ゴクウさん…………?胸……ありましたっけ?」


 背格好は同じ、獣の皮を使った粗末な腰巻きも同じ。

 ただ、彼に備わっていた硬そうな大胸筋は柔らかそうな双丘へと変化していました。

 水を被ると女性になる呪いの泉に入ってしまった系のアレだったり…………?


「ヒ…………」

「ヒ…………?」






「ドワーフガイルゾーーー!!!」

「やっぱり違いますよね!?そうですよねぇーー!てかドワーフじゃねぇからぁぁぁ!!」


 ゴクウさんの様に身体に響く様な低い声では無く、いや、低いものの女性特有の柔らかさがある声でした。

 しかも接続詞もちゃんと使えている辺り、彼よりも言葉が流暢そうです。


「…………ってそんな場合じゃ無いですよね!?」


 急いで立ち上がり、自分の今の格好を気にする事無く臨戦態勢を取りました。

 しかし敵意は感じますが、一向に襲いかかってくる様子がありません。


「オマエ、ホントウニドワーフ……カ?チイサイケド…………オニカ?」

「ドワーフでも鬼でも無いんですが…………って、何処見て鬼って言ってます?」


 彼女は此方を見ているにも関わらず、視線が不思議と視線が合いません。

 彼女が見ているのはもっと下…………そう、ゴーシィのゴーシィを見ていました。


「ドチラデモナイ……?ソノオオキサト……ソノオオキサデ……カ?」


 相手は僕と僕の僕を見て混乱している!


 だけども、一向に敵意が薄れる様子が無いのでこうなれば先手必勝。

 一足飛びで相手の元へ近寄りました。

 混乱?が解けたのか、一瞬遅れて此方に向かって拳を振り下ろしてきましたがもう遅い、振り下ろされた腕と逆方向へと体を反転させ、背後に回り込み、そのまま足を掛けて相手を地面へと叩き付けます。


「ナッ……!?」


 まさか自分の巨体を転ばされるとは思わなかったのでしょう。

 ダメージは殆ど無さそうですが、驚きのあまり体が固まってしまった様です。

 その隙に振り下ろされた腕と逆の腕を取り、そのまま関節を固めてしまいます。


「動かないで下さい。動くとこの腕を…………へし折ります」

「グッ…………」


 彼女がどうにか振り解こうと力を入れますが、体勢はこちらの方が有利。

 更に相手が暴れる瞬間のみ身体強化魔術を使って、折れる寸前迄捻り上げるのを繰り返し、先程の忠告をすると悔しそうな声を上げながら抵抗が無くなりました。


「一応取り押さえましたが、此方に害意はありません。話を聞いてくれますか?」

「ウデヲ、ハナスナラ、キク」

「貴方の肩と腕がさよならしますが其れで良いですか?」

「グゥッ…………ワカッタ、キコウ」


 諦めていると思いましたが、まだでしたか……。

 一瞬だけミシッと聞こえる程度に体重を掛けると今度は本当に観念したのか、力を抜き此方の話を聞いてくれるみたいです。


「僕はヒト族、ゴーシィと申します。とある理由で此処で野営をしているのですが、其処は省略させてもらいますね。現在、鬼族のゴクウさんと一緒に行動しているのですが―――」

「シッテイル。イマ、ホカノナカマガ、ゴクウトトモニイル」

「ん?ゴクウさんと会ったなら僕の話は聞きいていないんですか?」

「キイタ。デモ、ヒトガイルナンテ、シンジラレナイ」

「今は信じました?」

「オニデアルオラヲ、オサエツケラレルチカラ、ト、オニト、カワラナイ○○○(ピー)ヲ、モッテイル。シンジラレナイ」

「女性がそんな軽く○○○(ピー)なんて言ったら駄目ですよ。力に関しては少し魔術を使ってズルをしていますので。コイツの大きさはまぁ…………」


 自分のモノの大きさなんて正直どうしようもありません。

 しかし、鬼族に匹敵するとなれば体の大きさから考うるに相当大きめなんですかね?

 だとすると、これを受け入れるフィズさんって…………いや、考えるのは止めにしましょう。

 そもそもそんな事を考えている場合では無い。


「でも、正真正銘ヒト族です。異世界人ではありますが」

「ソレモ、ゴクウニ、キイタ。ホントウナノカ?」

「ヒト族なのも異世界人なのも全部本当です。考えてもみて下さい。ヒト族の国以外でヒト族を自称して何のメリッ…………得がありますか?」

「…………ナイナ」

「でしょう?ドワーフとでも言っておいた方が無難です」

「ソノホウガ、ナットクデキル」

「それもそれで何だかなぁ……って気分ですが、今は良いでしょう」

「イ、イタイ!」


 おっと、いけない。

 つい体重を掛けてしまいましたか、失敬失敬。


「ちゃんとした証拠を出せ。と言われると難しいですが、わざわざヒト族を騙る必要が無い場面でヒト族と名乗っているんです。信用していただけませんか?」

「…………ワカッタ。ヒトナノハシンジル」

「ありがとうございます。それで?僕に何の用ですか?」


 体がドワーフだのナニが鬼だの言われ、全く話が進展しませんでしたが、漸く進みそうです。

 この鬼族の女性が飲み込みが早めで助かりました。


 いや、普通に考えればだいぶ掛かりましたけどね?

 ゴクウさんみたいに一度ぶっ飛ばさなきゃいけない程では無かったので早く感じただけかもしれません。





 そんな事より自分で話を振っておいてなんですが、このまま話を聞かなきゃいけません?


 鬼族とは言え女性の関節を決めたまま。






 しかもフ○○ンで…………。

 主人公、前話の最後からこの話の最後迄ずっと全裸で話が進んでおります。




 私事なんですが、言わせて下さい。


 何が悲しくて自分の誕生日の投稿に主人公がフ○○ンの話を投稿しなきゃいけないんだよ。


 え?自分が悪い?

 そうなんですけど。そうなんですけどねっ!?

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