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アリカ、森での激闘と人形作製

「ログイン」


さて、まずは昨日覚えた能力を見ていくか、まず『テイム』から。

『テイム、人類種以外と契約できる。まず[服従]のテイム、相手を屈伏させる事でテイムする自分に有利に契約てきる。次に[信頼]のテイム、自分と相手と対等な関係で契約する、お互いに命令権が無い。最後に[対価]のテイム、自分が相手に何かしらの対価を支払い力を行使する契約、相手によっては滅多に力を貸さない事もある。』

へぇテイムってこんな感じなんだ、よし次『調合1』

『調合、物体同士を組み合わせて、薬品などにする。』

よし!コレでポーションが作れるはず。

次『ゴーレム魔法』

『ゴーレム魔法、物体にゴーレムの核になるエネルギー源を入れて魔法を刻み、生み出されたゴーレムを使役する魔法、体の素材は基本なんでもいい。』

なるほど、これは面白そうだ、

どんなゴーレムをつくろうかな?…よし次いこう。

次『錬金術1』

『錬金術、物体を錬金して別の物体へ変化させる、対価にした物体から関係が遠い物ほど対価が大きくなる、逆に対価にした物に近い物ほど対価も小さくなる。レベルが上がると対価を出来るだけ少なく出来る。』

へぇ…便利そうなスキルだなぁ…よし最後に『付与』

『付与、使用者の力を生物、非生物とわず付与できる。』

えっと、多分?強いのかな?これで全部かな、

う〜ん、少し所持金が減ってきているなぁ。よしギルドで依頼を受けてお金稼ぎに行こう。


「さて、まずコレとコレを受けよう」


受けた依頼は、薬草採取とホーンラビットの討伐。薬草採取は大量に採取して調合スキルのレベル上げの為に、ホーンラビットは解体スキルの検証に、ちなみにホーンラビットは始まりの草原の少し奥に生息しているらしい、そして草原の先には森が広がっているそうだ。

よしさっそく行こう。

北門を通り草原の奥に歩きながら識別スキルを使い薬草を採取していく、途中『採取』のスキルが獲得できた,効果はスキルを使い採取した物の品質を上げる効果だった。あと隠密スキルと存在隠蔽を同時に使いレベル上げをしながら歩く、そうしているうちに目的地に着いた、


「さてと、ホーンラビットは居るかなぁ」


そうしていると目の前に一匹ウサギが現れた、大きさは黒ウサギと変わらないが見た目は白い毛に白い角、黒ウサギを白くしただけ見える姿。

だが、その姿からは黒ウサギの様な知性が感じられない。


『キュイ!』


「う〜ん、攻撃方法は同じだけど速度が遅いうえに、奴みたいに知性も感じない。うん、とっとと解体スキルを試そう」


そうして金角黒兎の短剣をかまえホーンラビットに向けて解体スキルを使いそしてもう一つスキルを使う。


「解体!からの黄金の一撃(ゴールデンスマッシュ)!!」


私は黄金の光を纏いホーンラビットに突進する、黄金を纏った短剣を受けたホーンラビットは、辺りに血を撒き散らしながら風船の様に弾けた。


『ギュッ』


「うわぁ……やりすぎた、コレじゃあ素材も剥げない」 

私は残った角だけ拾い次のホーンラビットを探した。

そして見つけたホーンラビットを一撃で倒して解体をした、そしたらウサギの体から宝石?みたいのを発見した。

それに識別を使って見てみたら、

『魔石』ランクD

『魔物の体内で魔力が結晶化した物。』

魔力はプレイヤーのMPと同じ物らしい、これは少し使えるかもしれない、と思った。

そして他にホーンラビットを10匹ほど狩った。

う〜ん、使えそうなのは、ホーンラビットの角、ホーンラビットの毛皮、ホーンラビットの肉、ホーンラビットの肝、ホーンラビットの前歯、ホーンラビットの骨、魔石くらいかなぁ…よし街に戻ろう。



そうして街に戻りギルドに依頼品を提出したあと鍛冶屋から工房を借り、練習で鍛治スキルのレベルを上げて、親方から鉄鉱石を幾つか買い取った、買った鉄を使い試作を重ねて作ったのがコレだ。

『鉄の斧』

攻撃力40

耐久値130

『木の伐採に特化した斧、そのため攻撃に使うと攻撃力が半減する。』

そう、斧だ、コレを使って、草原の奥の森の木を採取する、それが目当てだ。さっそく行こうとしたが念の為、調合でポーションを作っておく、そうして出来る限りの準備を整える。


「よし今、出来る限りの準備は終わったあとは森に出発する前ギルドで森について調べるかぁ……」


そうして、ギルドに寄り森の情報を調べる。

どうやら森に生息している魔物は、フォレストウルフ、フォレストスネーク、フォレストスパイダー、トレント、などが居るらしい……






そして草原を抜け森、正式名称は[魔獣の樹海]と言うらしい、その入り口に到着する。そうして森に入り、そこら辺の木に向かって斧を振るう。

木が倒れる向きを考えながら、振る、振る、振る。

そしてミシミシと音を立てて木が倒れた。


《スキル《伐採》を獲得しました。》


倒れた木をアイテムボックスに仕舞い次の木に先程手に入れた伐採スキルを使いながら切ってみる。

少しだけ木を切るのが楽になった。

そうして木を20本ほど集め、

そして帰ろうとした途端、足音がした。

人にしては早すぎる足音、私は左手に斧、右手に短剣を構えた。

そして、背の高い草の影からフォレストウルフが飛び出してきた。

見た目は体毛が緑色の迷彩柄の狼、口から涎を垂らし鋭い牙を覗かせる。


「念の為、準備しといてよかった。」


『グルルゥ!!』


フォレストウルフが唸り声をあげながら飛びかかってくる。私は、冷静に横に避け識別スキルを使う。

『フォレストウルフ』

HP:100

MP:60

『魔獣の樹海に生息しる魔物、高い俊敏性と迷彩能力を持つ』

へぇ…HPが100か、かなり多いなぁ…

私はフォレストウルフに向かって短剣を振るう、が避けられた。フォレストウルフは、私の周囲を回りながら隙を窺っている。

コイツ黒ウサギと同じく知恵を持っている、なるほど……強いな。


『グルゥガァ!!』


フォレストウルフが噛みつこうとする。私は地面を転がってギリギリ避け、解体スキルを発動する。


「ぐっ、ギリギリィ成功ぅ!」


『グルゥ…』


フォレストウルフが面白く無さげで鳴く。


『ガルガァ!!』


フォレストウルフがまた噛みつこうとして来る、私はそれに合わせて短剣を振るった。



が、短剣が空を切った。

フォレストウルフがフェイントで噛み付くフリをしたのだ。

私が短剣を空振る隙を逃さずフォレストウルフはカウンターを決める。


「がはっ!?…」


『グルゥ♪』


フォレストウルフが上機嫌に鳴く。

私は、フォレストウルフの体当たりをモロに受け、地面を転がる。

いっ…つぅ、まさかフェイントまでするなんて思わなかったな、コイツ黒ウサギより賢いなぁ…。

視界のゲージが僅か数ミリになる。

クソッもう残りHP1だなぁ、どうする?

考えろぉ……考えろぉ……!!





よし!思いついた!!


「《背水の陣》!」


そうして私は、短剣を構える。そして、フォレストウルフに振りかぶった。が、回避された。

避けたフォレストウルフは勝機!と、噛み砕こうと、飛びついた。








ガキン!



と、音が鳴った。


『!?』


フォレストウルフは、驚愕した、口に感じたのは、肉の柔らかい感触では無かったからだ。

なぜ?と思った、フォレストウルフは自身の噛んだ物を見る

それは【斧】だった。


()()には、向かないけど防御くらいならできる。」


そうして私は攻撃する。


「おかえし」 


私は、斧に喰らいつくフォレストウルフの首に短剣を振るった。

フォレストウルフの首が宙を舞い、辺りに鮮血が飛び散る。


《スキル《短剣術》を獲得しました。》

《スキル《カウンター》を獲得しました。》


私はポーションを飲んでHPを回復し、フォレストウルフを解体する。えぇっと、フォレストウルフの毛皮、フォレストウルフの牙、フォレストウルフの肉、フォレストウルフの骨、フォレストウルフの爪、Cランク魔石、が手に入った。それを、アイテムボックスに仕舞い、森を抜け草原を歩きながら薬草を採取し街に戻った。


私は街に戻り、服屋から幾つか、布、糸、ボタンなどを買って、途中見つけた店から筆やバケツ、絵の具を何種類か買い取った。


「さて……何処かいい場所はないかなぁ…」


私は、そう言い路地裏を探索する。

そうして少し開けた場所を見つけた。

そこは、何も無いただの空き地だった。

アリカは、人がいない事を確認して、作業を始めることにした。

アイテムボックスから、木を取り出して丸太に加工する。途中《木材加工》のスキルが手に入った、効果は、木材を好きな形に加工できる。と言う効果らしいアリカはタイミングがいいなぁと、思いさっそく使用した。木材を粘土みたいにできる、コレならもっと完成度が上げられる!

そう確信して作る。形を整え、微調整し、スキルを付与し、服を作り、最後に、Dランク魔石を嵌めて完成した。


『ウッドゴーレム』

名前:テスターくん

HP:60

MP:0

種族:ゴーレム種

スキル:隠密5、採取、識別8

持ち物:大きい袋

木材で作られた試作人形ゴーレム、人間の出来る事なら大体出来る作業用ゴーレム。主人によって幾つかスキルを付与されている。


うん付与したスキルもちゃんと機動しいるみたい。

私は霧を纏うゴーレムを見る。

見た目は、マネキンみたいで少し不気味な姿をしている。コレに長袖の服と長ズボン、皮手袋、皮の長靴、付与スキルで付けた、【存在隠蔽】の効果付きのローブ、顔は、包帯でぐるぐる巻きにして肌の色が見えない様にして、無表情の模様を描いた仮面を付ける、

コレで完成。

うん…まぁ…めちゃくちゃ怪しい見た目だけど、マネキン姿よりはマシかなぁ…隠密スキルと存在隠蔽ローブが有るから多分バレないはず。

このゴーレムは命令したことを忠実に守る用に作った

私はさっそく命令を下す


「始まりの草原で姿を隠しながら薬草を採取して、何か邪魔が入ったら全力で逃げなさい。袋に薬草が溜まってきたら隠れながら私の所に来なさい。」


よし。ちゃんと起動した。動作に問題は無い様だ。

私はしばらく待ち色々作業をしているとゴーレムが帰ってきた。

ちゃんと袋一杯に薬草が入っていた。


「よし特に問題は無いな、実験は成功、ゴーレムは引き継ぎ命令を続行っと。」


時間も経って時間制限アラームも鳴っているし、ログアウトするか。



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