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アリカ、他の街に進む

最近、全くアイデアが浮かばなくて続きが書けない、かなり先のアイデアは結構有るけど、そこまで行く道中のアイデアが思い浮かばない。

私はログインして妖精達にクッキーをあげる、


「さて、兄さんはどこ行ったのかなぁ……たしか『蠱郡の森』って場所だったはず……」


さて、どうやって調べようか……場所の名前からして、ここら辺では聞いたことがない場所だしなぁ……探すにしてもどうするか………、


「地図なんて物は無いし…誰かに聞くか?」


『蠱郡の森』について知ってそうで私の知り合いって誰か居たかな?………あ、


「商業ギルドのギルドマスターのガンケルな知ってるかな?」


商業ギルドの纏め役だから周辺地域の場所や名前くらい知ってるかもだし、さっそく聞きに行くか。


「ちょっと出掛けてくるね」


私はクッキーに夢中の妖精達に声をかけて屋敷を後にする。



スキルの隠蔽を解いて商業ギルドに入った私は、受付の人に話しかける。


「ねぇ」


「あれ?アリカさん今月の砂糖の納品ですか?けど今月の砂糖の納品したはずですよね?」


「ちょっとギルドマスターに話したい事があってね」


「そうなんですか?分かりました」


そうして受付と話し、二階のギルドマスターの部屋に向かう。


「ガンケル?ちょっといい?」


「ん?なんだアリカか、今日は何のようだ?」


「ちょっと聞きたい場所があって」


「聞きたい場所だぁ?」


「うん、『蠱郡の森』って場所なんだけど…」


「………なんでお前さん『蠱郡の森』の名前を知ってるんだ」


「それは……」


私は兄さんの事、兄さんがボロい店で買った道具の事、ソレを使って兄さんが『蠱郡の森』に転移してしまった事を話した。


「ハァ………ったくクソジジイめ、あのボロ店まだやってんのか」


「ガンケルは、あの店について知ってるの?」


「あぁ……あのクソジジイは先代商業ギルドのギルドマスターで俺の祖父だ、」


「そうなんだ!?」


驚いた、まさかボロ店の店主がガンケルのお爺さんだったんだ!?


「あの店はなぁ、ジジイが趣味で集めた使い道の無い、もしくは使い方が不明な発掘品を売ってる店なんだ」


「へぇ…」


「ハァ……お前さんの兄が転移したのがクソジジイの魔導具が原因ならウチにも責任がある、ちょっと待ってろ」


そう言ってガンケルは椅子から立ち上がり本棚をガサゴソと漁ると何か古い木箱を持ってきた、木箱を開けると中には丸められて紐で結んだ紙が入っていた。


「これは……地図?」


「そうだ、少し古いが地形が変わったわけじゃねえから大体今の街と同じ筈だ」


「これ’’スクショ(撮影),,して良い?」


「スクショが何かしらねぇが、地図を傷つけなければ良いぞ」


私は地図をスクショして記録し、改めて地図で『蠱郡の森』の場所を確認する。


「蠱郡の森は西門を通って次の街の更に次の街の近くか……かなり遠いなぁ……よし、ありがとうガンケル」


私はガンケルにお礼を言って後にしようとすると、


「待ちなアリカ、コレを持っていけ」


ガンケルが何かを手渡してくる。


「これは……カード?」


「それは通行証だ、ソレがねえと西門を通れねぇからな」


「良いの?」


「おう、俺もお前さんとの取引でかなり儲けさせて貰ったからな」


「そう、じゃあ私からもお礼」


私はアイテムボックスの中から砂糖袋を20袋取り出して地面に置く。


「おいおいこりゃ……」


「全部砂糖だよ。取引を中断するから、そのお詫びも兼ねて、ね?」


そうして私はギルドマスターの部屋を後にする。


「じゃあまたいつか」


「あぁ…またいつか」


そうして私は商業ギルドを後にした。

なんか良いアイデア浮かばないかなぁ......

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