メイ、街を探索する。
久しぶりで書き方を忘れてしまいました、遅れてすみません......
〜〜メイ視点〜〜
数時間前…
「うぅ……せっかく饕餮さんと同じゲームで遊べるのにぃ……」
メイは両腕をダランとたらし落ち込んだ様子で歩く、
「なんで恥ずかしがって街を見て回るって言っちゃったの私ぃ!!」
メイはハァ…とため息を漏らす。
「言っちゃったのは仕方ない、切り替えよう!」
メイは気持ちを切り替えて街を見て回る、
「うん?」
メイが見つけたのは、色とりどりの小さな屋台の様な物が沢山並んだ大通りだった、周りにはプレイヤーらしき人達が騒がしく見て回っている。
「これは…屋台?」
メイは屋台に売られた商品を見ていく、
「魔物の素材に、ポーションや矢、料理?、ちょっと識別使ってみよう…」
メイが識別スキルを使って商品を見てみると水色くて透けたウインドウが現れる。
『劣化ポーション』《100G》
調合したポーション。間違った方法で調合された為、回復量が下がっている。
『回復薬です。失敗作の為安くなってます。』
「これは…プレイヤーの作ったポーションなんだ…」
メイは視線をあげて回りの屋台を見る。
「これ全部プレイヤーの屋台かぁ…多くない!?」
メイは屋台を見て驚く、
「はえぇ…どれだけあるのかな?」
(見える範囲だけでも80個は有る…しかもまだまだいっぱい有るよ!?)
メイは屋台の商品に識別スキルを使いながら屋台を見て回る。
『劣化ブロンズソード』《250G》
攻撃力:30
耐久値:45
初心者が作った下手くそなブロンズソード、ないよりかはマシ程度。
『初めて作ったブロンズソードです。』
「これを作ったのは初心者なんだぁ…私と同じニ陣のプレイヤーかな?」
『炭』《1G》
黒焦げた何か
『私は野菜炒めを作ってた筈……』
「えっと…野菜炒め?」
屋台に売られていたのは、木の皿に置かれた真っ黒いダークマターだった。
『天才的?なTシャツ』《500G》
真っ黒なTシャツに文字が縫われた天才的(自称)なデザインのTシャツ
『何故!?この天才的なデザインのTシャツを誰も買わん!?』
「えっと…天才的?」
メイが見つけたのTシャツのデザインは、白色のTシャツに英語で『天国にようこそ』と書かれたダサいデザインだった。
『パンケーキ…?』《450G》
ウネウネと動くタコの様な触手の生えたパンケーキ?
『美味しい料理です!』
「明らかにパンケーキでもないし料理ですらないよね!?」
メイは売り物にツッコミながら商品を見ていく、
「はぁ…なんか見てるだけで疲れるよ……ん?」
メイが、ため息を吐きながら歩いていると屋台に並んだある商品を見つける。
『麻痺毒入り瓶【微】』《100G》
体に入ると少し痺れる。
『実験の失敗作です。』
「麻痺毒?」
メイは初めて見る品を見つけて足を止める。
「安いし気になっちゃったから買ってみよ!」
メイは麻痺毒入り瓶を買ってアイテムボックスから取り出して中を見てみる。
「透明感のある黄色なんだ麻痺毒って、ちょっとハチミツみたいだなぁ…」
メイは右手の指で少量だけ麻痺毒を掬い舐めてみる、
「うべぇ…やっぱり甘く無いや……口の中が麻酔した時の感覚がするぅ……」
『スキル《毒耐性1》を獲得しました。』
『スキル《毒適合》を獲得しました。』
「うわっ!?なんでスキル覚えたの!?」
メイは突然のスキル獲得に驚きながらも獲得したスキルの効果を確認する。
「毒耐性の効果は『毒に耐性を得る』で、毒適合のスキルは……」
《毒適合》
効果:接種した毒に適合すると、その毒に完全耐性を獲得し、毒魔法に適合した毒を追加する。
「わぁ…多分強そう?」
つまり毒を接種したら、その毒を自由に使えるようになるんだよね、
「………よし!!さっそく屋台で毒探しをしよう!!」
そうしてメイは屋台を見て毒探しをする事にした…
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〜〜数時間後〜〜
「ぎぼぢわるい……」
(まさか毒適合のスキルが毒に適合するまで毒の効果を受けなくちゃならないなんて……おぇっ)
「解毒薬を使っちゃったら適合出来ないから耐えるしかないし……」
ピロン♪
『称号《毒を好んで喰らう者》を獲得しました。』
『スキル《毒適合》が毒に適合しました。』
「やった!!けど、もう毒耐性がレベル5まで上がっちゃったよ……」
メイはステータスを開いて獲得した毒を見ていく、
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適合した毒一覧
・麻痺毒【微】
・ジャガイモ毒
・トリカブト毒
・蛇毒【出血】
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「気分悪い……もう無理ぃログアウトしよう………」
そうしてログアウトした。
久しぶりに書いたからか凄く疲れた....




