表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/69

アリカ、イベントのポイントを交換する。

「〜♪」


アリカは鼻歌を歌いながら当ても無く街を歩いていた、


「〜♪ッ!、そういえば、イベントのポイント交換をしてない」


アリカは道の横にある公共のベンチに座って交換リストを見る。


「気になるのは、コレかなぁ…」


     

―――――――――――――

―――――――――――――


・ハウス購入権利書(大):5000pt


・スキルの(ランダム):1000pt


・鍛治場セット:2000pt


・裁縫セット:2000pt


鉱石(ランダム):(50pt)×20個=1000pt


・???の卵:5000pt


―――――――――――――

―――――――――――――


「余ったポイントは全部適当な消耗品に変えよ」


アリカはポイントで交換した物を見てみる、


『ハウス購入権利書(大)』

この権利書はプレイヤーの多大な活躍を称して街の豪邸を買う権利を約束する物。


「商業ギルドで家を買えるのかな?えーと次、」


『鍛治場セット』

自分の家に設置できて、そこで鍛治ができるようになる。

『裁縫セット』

裁縫のスキルで作られる物が良い出来になる。


「便利だなぁ…次、」


『???の卵』

貴方の行動で生まれる物が変わる不思議な卵。


「へぇ〜何が生まれるんだろ?後は…鉱石の結果だね」


『鉱石』

・宝石×5個

・銀×5個

・魔鉱鉄×3

・古代の化石×1

・金×4個

・ミスリル×2個


「うぇ!?」


ミスリル!?めっちゃレアそうな物が当たった!?

アリカは驚きの余り変な声を漏らす。


「やばそうなのゲットしたなぁ…」


アリカは今だにレアな物をゲットした実感が湧かないまま商業ギルドに向かう。



「よし、着いた」


アリカは商業ギルドの扉を開けて受付に向かう。


「こんにちはアリカ様、本日はどのようなご用件で?」


「あぁ、実はこんな物を手に入れてね『ここ(商業ギルド)』で使えるかなって」


アリカはアイテムボックスから『ハウス購入権利書(大)』を取り出す。


「っ!?それは、こちらへどうぞ!!」


受付はアリカを誘導しながらギルドマスターの部屋に案内する。


ガチャ


「失礼します!」


「えっと、お邪魔します。」


中に入るとギルドマスターのガンケルが書類と睨めっこしていた、


「ようアリカ、砂糖の納品か?」


「まぁそれもあるけど本題はこれ」


アリカはアイテムボックスから『ハウス購入権利書(大)』をガンケルに見せる。


「お前!?こりゃハウス購入権利書じゃあねぇか!?しかも(大)!?お前どんな手柄を立てやがった?」


ガンケルが驚きながら聞いてくる、


「え、えっと…ゴブリンジェネラルとゴブリンキングの討伐ポイントで選べたよ」


アリカはガンケルの気迫に押されながらも答える。


「おま、!?ゴブリンジェネラルとゴブリンキングの討伐ぅ!?どっちも災害級のモンスターじゃあねえか!?」


「災害級?」


「あぁ、災害級ってのはな、街一つを滅ぼせる階級のモンスターってこった、ジェネラルとキングは稀に誕生するヤバいモンスターだからな、生まれたらゴブリンが増え続けて街を襲うから災害級に指定されている。」


へぇ…そんな風になってるんだ、


「まぁ、そんかヤバいモンスターも討伐したんだからハウス購入権利書(大)も当然貰えるわな」


「そんな凄い物なのソレ?」


アリカはハウス購入権利書を指差して問う、


「あったりめぇだ!!貴族じゃあねぇお前に豪邸を買う権利が貰えるんだぞ!」


「そうなんだ?」


凄いなぁ豪邸が買える物なんだあの紙、

アリカはギョッとした様子で紙を見る、


「で、豪邸を買うのか?お前なら砂糖売った金があるから買えるだろ?」


ガンケルは豪邸のリストを見せてくる、


「この豪邸だけ少しゴールドが足りないなぁ…」


「当たり前だ、この豪邸は領主館と同じ大きさで他の豪邸よりデカいからな、当然値段は高い」


アリカは少し考えて何か思いついた様にアイテムボックスから金鉱石を取り出す。


「おいおい?金鉱石は精錬しねぇと売れねえぞ?」


「《抽出》《分離》っとコレで売れる?」


アリカが作り出したのは一つの純金の塊だった。


「お前…確かにこれなら売れるが加工費は貰うぞ?」


「うん、でもこれで買えるよね?」


「いやまだちょっと足りねぇぞ」


「そうなの?じゃあはい」


アリカはガンケルに宝石を渡す、


「お前宝石まで持ってるのか…」


「丁度ね手に入ったんだ」


「そうか……」


ガンケルは呆れた様に呟く、


「これで買えるよね?」


「あぁ買えるぞ、受付係!ちょっとコイツを購入した豪邸に案内してやれ!!」


「は、はい!」


ガンケルは受付に豪邸へ案内するよう頼む、


「じゃ、またね」


「あぁ、そういやコレ持ってけ」


「?」


ガンケルから貰った物は黒いカードの様な物だった


「ソレが有れば他の街の商業ギルドで良くしてもらえる筈だ」


「そうなの?ありがと」


「気にすんな、お前との取引はコッチにも利益があったからな」


私はガンケルに礼を言い、受付嬢について行き商業ギルドを後にする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ