アリカ、火炎瓶を使ってみる。
アリカは焦りながら少し早足で門に向かう、
ちょっとまったりしすぎたなぁ…
そうして門に着くとプレイヤーとモンスターが戦っていた。
「やっぱり始まってたなぁ…」
アリカは隠密、存在隠蔽を使い門の上に登る、そしてアイテムボックスから弓と矢を取り出して構えてモンスターの集団を見る、
「うん?モンスターの種類変わった?」
やっぱりフェーズが進んだからモンスターも強くなったのかな?ゴブリンに皮装備を付けた奴が出てきたなぁ…
アリカは皮装備ゴブリンに矢を放つ、放った矢がゴブリンの頭に当たるとポリゴンに変わる、アリカはポリゴンに変わるのを見ると別のゴブリンに矢を放つ、矢は狙いから少しズレてゴブリンの腕に刺さった、ゴブリンは悶絶するが倒れなかった。
「マジかぁ…皮装備ゴブリンは腕に刺さっても死なないのか、普通の奴だと死ぬのになぁ…やっぱり頑丈になってるのかな?少し面倒だなぁ…」
こうなると弓はこのフェーズで最後かなぁ…矢も無限じゃないし、矢は素材が無いから作れないしNPCから買わないといけないけど、このマップNPC居ないしなぁ…
アリカは矢を放ちながら考える、
ふぅ…やっぱりこれだけ戦場から離れて弓を撃ってるから威力減衰が酷いなぁ…さすが楽はもう出来ないな、仕方ない近接するかぁ…
アリカは弓をアイテムボックスに仕舞いロングソードと短剣を取り出す、
「さて、行くか」
アリカは門から飛び降りモンスターの集団に突撃する、
「ファイヤーボール!からのスラッシュ!!」
アリカはファイヤーボールを普通のゴブリンの顔に放つ、ゴブリンは炎に包まれ悲鳴をあげながらポリゴンに変わる、次にアリカのスラッシュがホーンラビットの角から尻尾にかけて真っ二つに切り裂く、
『グギャ!?グギャグギャ!!』
残った皮装備のゴブリンがアリカに向かって怒りの声を出す、
「怒ってる暇なんて無いよ」
『ギュペ!?』
アリカは皮装備ゴブリンの頭を蹴り飛ばす、ゴブリンの頭が胴体と分かれてポリゴンになる、残った体も少し遅れてポリゴンに変わる。
アリカはポリゴンに変わるのを見て別のモンスターの集団に目をやる、
「さて、さっそく使ってみるか」
アリカはアイテムボックスから試作火炎瓶を五つ取り出してモンスターの集団に投げる、
『グギャアァァ!?』『グギャ!?』『グギャ?』『グギャ!?』『グギャ?』
投げた火炎瓶の一つ目は火を撒き散らしてゴブリンの集団を火ダルマに変える、二つ目は一つ目より火は少し小さく一匹だけ燃やす、三つ目は火は出ず不発だった、四つ目はゴブリンの頭に落ちて炎上する、五つ目は三つ目と同じ不発だった、
「うーん…偶に不発になるし火力が安定しないなぁ…」
アリカは火炎瓶の効果を見てつぶやく、
うーん不発するのか改良が必要だなぁ…火力の安定もしないといけないなぁ…最悪自爆しかねないしなぁ…
「さて改良点も見つかったし終わらせよ」
アリカは残ったゴブリンを倒す、
さて次いくかぁ……




