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アリカ、装備の手入れとアイテム作り

……ガヤガヤ…ザワ…


アリカは騒がしい広場から抜けて、街の鍛冶屋に向かって歩いている、


「騒がしいなぁ……どうしよ鍛冶屋にも人がいっぱい居るなぁ…」


アリカは人が沢山いる鍛冶屋を見つめて考える。

うーん、武器の手入れをしようと思ったけど、この人集りの中であの黄金の武器の手入れは悪目立ちしそうだなぁ…

アリカはどうしようかなと考える、そんなアリカに話しかけてくるプレイヤーが居た。


「君、どうしてそんな悩んでるの?」


えっと?誰だろ?まぁいいか…


「えっと…武器の手入れをしようとしたんだけど鍛冶屋に人が沢山居てどうしようかな、と」


「それなら生産施設に行ったらいいんじゃない?」


「生産施設?」


「えっとね、生産施設っていうのは産業ギルドが貸し出してる生産専用の小部屋なんだ、本当だったら借りるのにお金が要るんだけど、このマップにはNPCが居ないからタダで借りれると思うよ」


へぇ…そんな施設があるんだ、


「そうなんですね、教えてくれてありがとうございます。」


「全然大丈夫さ、場所は…地図の此処にあるよ、」


「どうも親切にありがとうございます」


「いいよ全然それじゃ!僕はもう行くから」


「はいさようなら…」


親切なプレイヤーだなぁ…さっそく行ってみようかな、

アリカは鍛冶屋から離れて地図に書いてある生産施設に向かって歩く、


「ここかな?」


アリカは周りの建物より少し大きい建物を見つける、中に入ると無人のカウンターを見つけた、

本来なら此処でお金を払って部屋を借りるのかな?

アリカはカウンター横の扉を開けて奥に行く、そこは廊下になっていて扉が均等に並んでいた、アリカは扉の一つに入る、中は少し狭いが作業は出来そうな広さと机と椅子だけが置かれた部屋だった。


「さっそく作業をやろっと…」


アリカは作業用の道具をアイテムボックスから取り出し、机に置いて考える。

今回のイベントのモンスター達はウェーブ毎に強くなって数も増える、今は倒せるけどウルフとかが集団で出て来たらまずいなぁ…殲滅は出来なくても集団にダメージを与えるアイテムを作ろうかな?


「そうだなぁ…」


アリカはポーションの空ビンをアイテムボックスから取り出し、油、酒を混ぜて蓋をしてその瓶に少し火がついた布を巻く、

完成っと名前は…そうだな試作型火炎瓶にしよう、完成はお世辞にも良いとは言えないしなぁ…


『試作型火炎瓶』

攻撃力:??

瓶に油と酒を入れて即興で作った火炎瓶、まだ試作段階でダメージが安定しない弱点がある。


一応使えるかな?あとは剣と短剣の耐久値を回復させておこう。


ガチャ!カチャ…


ふぅ…これであらかた準備は終わりかな?あとは時間来るのを待つだけだね、



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