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アリカ、商業ギルドのギルドマスターと会う

「商業ギルドねぇ…」


へぇ、冒険者ギルド以外にもギルドってあったんだ、商業ギルドってなんだろ?

アリカは好奇心に身を任せ商業ギルドの中に入る、そして奥に有る受付に話しかける、


「すみません」


「なんでしょうか?」


「この商業ギルドってどんな施設なんですか?」


「はい商業ギルドでは、物品の売買、物品の委託販売、オークション、露店の許可などが有ります」


へぇ…主に商売関連の施設なのか、何か売れるかな?


「えっと食品の販売は、可能でしょうか?」


「可能ですよ」


可能なんだ、よし砂糖でも売ろうかな、


「じゃあコレを」


「コレは?何ですか?」


「砂糖です」


「………え?も、もう一度お願いします」


なんだろ?聞き逃しかな?


「砂糖ですよ」


「(絶句)…しょ、少々お待ちください……」


受付の人が急いで2階の扉に駆け込む、

え?なんだろ砂糖はダメなのかな?

そんな事を考えながら待っていると、受付の人が来た、


「ギルドマスターがお呼びです」


ギルドマスター?なんか大事になっちゃったなぁ…

アリカは、受付に連れられ奥の部屋に通される、


「突然呼んですまない、私はギルドマスターのガンケルだ」


「えっと、私はアリカです」


私を出迎えたのは、強面の男性だった、


「結論から言う、君が砂糖を持っているのか?」


「えっとはい、有りますよ砂糖」


「では、見せてもらえるかね?」


私は、砂糖を袋に入れて机の上に置く、ギルドマスターは、砂糖の袋に長いスプーンを入れてかき混ぜる、そして砂糖を掬って護衛の一人に呼びかける、


「よし、食べてみてくれ」


「は!」


ジャリ!ジャリ!


「!……甘い…です…」


「本当か!」


ギルドマスターもスプーンで掬い食べる


「!?……甘い」


ギルドマスターの顔が驚愕に染まる、


「すまなかった」


ギルドマスターが頭を下げる、

え!?何で?


「えっと、大丈夫ですよ」


私は、そう言葉を返す、


「すまない君が砂糖なんて高級品を買い取って欲しいと頼んで来た時には、偽物を売ろうとする馬鹿か、私を暗殺しようとする暗殺者なのか、疑っていたんだ、」


へぇ、そんな事を考えてたんだ、スプーンで混ぜたのは、上の粉だけ砂糖にして騙すのを見破る為かな?で、護衛の人に食べさせたのは、毒殺されないためかな?

そんな事を考えているアリカを他所にギルドマスターは言葉を続ける、


「砂糖を買い取りたいのだが、幾つ売って貰える?出来れば、定期的に買い取りたいのだが出来るか?」


「えっと一カ月に一度で大丈夫ならこれくらいなら、」


私は、机に袋(米袋サイズ)いっぱいの砂糖を置く、


「わかった買い取ろう」


そうして私は、砂糖を売り、商業ギルドを後にする、


「一気に大金持ちになっちゃったなぁ…」


そう言いながら路地裏に入る、


「止まりな!」


路地裏を進んでいると急に呼び止められる、


「こいつか?」


「間違いねぇ…ギルドマスターに呼ばれて何か売った奴だ、」


「ほぉ…それはそれは…是非あやかりたいねぇ…」


囲まれたか、数は…大体5人か、


「お前、金と商品を置いてけ、そしたら命だけは取らないでやる」


こいつら盗賊か?なんで街の中に居るんだよ、


「お断りします」


「へぇ…そりゃ残念、命だけは助けたのになぁ?」


「よし、殺せ!」


盗賊Aが突撃してくる、

遅いなぁ…リーダーっぽい奴だけ残して後は殺すか

私は、盗賊Aの攻撃を避け首を刈り取る、


「ガァ!?」


「まず一人」


次、盗賊B、

私は盗賊Bに火魔法を放つ


「ぎゃぁああああ!?」


盗賊Bが燃え盛る


「次」


盗賊Cの後ろに回り心臓をロングソードで刺す、


「ぐばぁ!?」


盗賊Cは、口からポリゴンを出しながら倒れる、


「次…逃げようとしてる?」


私は、逃げようとしてる盗賊Dにアイテムボックスから斧を取り出して投げる、


「げぱぁ!?」 


盗賊Dの頭が割れる、

私は、盗賊リーダーに向き直る、


「お、おい!俺は『百足の足跡』の一員なんだぞ!いいのか!?殺しても、俺を殺すと報復にあうぞ!?」


盗賊リーダーは、そうやって声を荒げる、


「へぇ…百足の足跡ねぇ…そこは、何処にある?」


「い、いわねぇよ…」


私は、盗賊リーダーの片腕を切り落とす、


「ぐぎゃぁああああ!?」


「もう一度聞くアジトは、何処だ?」

 

「わ、わかった!!、ち 地図が有る!、それを渡すから、い いの、命だけは…」


私は、盗賊リーダーから、地図を貰う、


「じゃあ君は用済み」


「な、なんで!?ちゃんと地図は、渡したじゃないか!?」


「?私は、許すと言ったか?」


「あ、あぁぁ…」


私は、盗賊リーダーの首を刎ねる、


《スキル《投擲》を獲得しました。》

《称号《恐怖を与える者》を獲得しました。》


それにしても、百足の足跡ねぇ……


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