偽りの世界で貴方と踊る1
「〜♪」
ログインした私は、路地裏を通り空き地でゴーレムを組み立てる
「〜ふぅ…完成っと」
私は、テーブルとイスを取り出し、一息つく、
やっぱりゴーレム作りは、大変だなぁ…
紅茶を手に取りアリカは、溜息をつく
「はぁ…」
作ったゴーレムは二体、騎士君と同型だ、
最近、何故か騎士君がボロボロになる事が多くなったから、騎士君の護衛として二体を作った
「命令、二人は騎士君の護衛をして」
そうして私は、ゴーレムに命令する
よし、動作に問題は無いね、
私は、ゴーレムが正常に動作するのを確認したあと空き地を後にする、
「それにしても、なんで騎士君あんなダメージ食らってたんだろ?」
アカリは疑問に思いながら、当てもなく路地裏を進む
「うん?」
路地裏を進むと、霧を纏った何かがそこに居た
なんだろう、あれ?
霧を纏ったソレは、大きさは手のひらサイズで少し発光して、焦ってるように見える、
アリカは、謎の存在が纏う霧に、謎の既視感を感じた
あれは……
「存在隠蔽かなぁ?」
アリカが小さく声にだすと、謎の存在は、アリカに向けて猛スピードで突進してくる、
「あいた!?」
アリカの頭に謎の存在が、ぶつかる
いてて、なんなの?
謎の存在に、目をやると
「妖精…?」
そう、妖精が居たのだ、見た目は小人に薄くて向こう側が見える程の羽を二枚つけた姿をしている、
『ーッ!!』
「うわ!何!?」
妖精が、指を引っ張る、どうやら着いてきて欲しいようだ、
「わ、わかった貴方に着いてこればいいのよね?」
アカリは妖精に指を引っ張られ路地裏を進む、そして、目的地に着いたようだ、
あれは、本?
目的地にあったのは、木箱の上にある地味な本だった
「コレに、触れるの?」
妖精が頷く
よし、触れるか、
アリカが触れると目の前に、クエストボードが出現した、
『シークレットクエスト『偽りの世界で貴方と踊る』を開始しますか?』
しーくれっとくえすと?何か出た!?う〜ん……YESで
アリカはYESに触れる、その途端に本から、黒い煙が出てアリカを包む、
「え、え!?何コレぇ!?」
視界が真っ暗に染まった。